仙台1-0岐阜 「雑音」を振り払う勝ち点3

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大量得点中のチームvs大量失点中のチームの対戦は、両チーム合わせて僅か1点で決着。

しかし、こういった展開になる事は概ね予想できていた。案の定、岐阜は守備の建て直しから入り、しかも攻撃に繋ぐ意識もしっかりと確認してきたようで、今後に繋がる内容であった。

そういったチームを相手に、仙台は、ゲームが落ち着いてしまう前の前半4分、結局これが決勝点となる先制点を挙げ、それを守りきった仙台が勝利を勝ち得る。

非常に難しい試合だった。戦前の状況から、大量得点への期待すらかけられたチームだったが、やはりJ2はそこまで甘くなかった。だが、そんな中でもしっかり勝ち点3を獲得し、昇格争いのラストスパートに成功。他の昇格争いのチームが全て引き分け・負けで勝ち点を伸ばせない中、仙台の一人勝ちで、3位・湘南に勝ち点1差で迫る、4位に再浮上。間違いなく、今、勢いは仙台に傾いている。


試合内容を振り返っても、勝利に値するものと言って良いだろう。結果としてゴールは1本のみだったが、早い時間帯の得点だった事もあり、前半的には仙台が主導権を握っての展開。ただ、岐阜の時間帯では、あわやというシーンもあり、守備に関して全く問題がないとは言えない内容ではあったが、絶好調・GK林が、度重なるピンチからチームを救う。

前半37分、後半21分のシュートを止めたシーンなど、圧巻であった。相手をフリーにさせてしまい、至近距離でのシュートを許すも、それを良く見極め、しっかりとパンチングorキャッチ。今振り返っても、よく止めたものだと感心してしまう。

全体的には、岐阜にあわせるような、「岐阜と互角の展開」を感じる展開で、もしかしたらドロー以下で終わってしまう可能性もなくはなかった。しかし、勝たなければならないチームは、周囲の雑音を撥ね退け、しっかりと結果を出した。

昇格争いをするチームが持つ、オーラとでも言うのだろうか。そういう「雰囲気」が、仙台には漂い始めている。

逆に、昇格を逃すチームというものは、こういう試合を尽く落とすものである。そう考えると、あまりにも大きい1勝であった。

内容を細かく振り返りたいが、中2日ですぐに湘南戦がやってくる。この時期、大事なのは「結果を出し続ける事」であり、結果が出たら、すぐに次の事を考えなければならない。

気が付けば、2位・山形との勝ち点差も4に。試合数を考えると、2位狙いの事もそろそろ話を出しても良いかもしれないが、個人的には、まず3位・湘南との直接対決を制してから考えたいと思っている。

「モーセの奇跡」でもないが、今、仙台の目の前に、間違いなく「J2という荒波の中に、J1への道が見えつつある」状況である。

しかし、その道をはっきりと現して渡るのも、再び海の底に沈めてしまうのも、自分たち次第だ。

今のチームは、昇格を信じるに値する。それだけの勢いと雰囲気を身に付けつつある。

だが、それよりも大事なのは、それを信じて応援するサポーターの意識の方である。敢えて、この問題に、今、触れておくことにする。

今節、「雑音」の中、チームは結果を出した。他のチームが未だ抜け切れない状況の中、これだけの成果を見せているチームに対し、今、来季の話で周囲が騒ぐ事など、何の必要があると言うのか。

もちろん、現監督に不満があり、監督交代を希望する諸氏もいる事だろう。だが、選手同様、監督も「結果で判断される職業」であり、もしこのまま良い流れで昇格を掴み取ってくれれば、手倉森体制の継続への機運は否応なしに高まってくる。だが、そういった話を私たちがするのは、実際に昇格を決めてからでも遅くはないではないか。

今、重要なのは、監督が誰であれ、現監督と選手を信じて応援する事であり、監督への疑念・批判を口にする事ではない。それは、例えネット上の投稿でも、仲間内の雑談であってもである。

そういう「空気」こそ、危険である。例え、そういう会話や書き込みが、実際にチーム関係者の目や耳に届かないと判っているとしても、それを言うべきではない。頭の中でそれを考える事は、個人の自由であり、それを止めて欲しいとは言わないし、そんな権利はない。しかし、同じチームの昇格を願うサポーター同士であるからこそ、チームが好調の時に、「雑音」に聞こえるような話は、聞きたくない。それが本音である。

「言霊」の持つ力は、恐ろしいものだ。

チームの昇格を願う方であれば、「雑音」と取れるようなお話は、なれば避けて頂きたい。我々が信じなくて、誰がチームを信じると言うのだ。

今朝(9/21)の河北の1面に、久しぶりに大きく試合の写真が取り上げられていた。他の時事の影響もあっただろうが、例え勝利の翌日でも、1面に写真が載る事がない時もあっただけに、個人的には嬉しいものを感じる。

こういう小さな事が、以外に大事なのである。新聞の1面に載った写真をきっかけに、ファン・サポーターが、何人か増えるかもしれない。電車の中で、チームの状況の会話を耳にする人もいるかもしれない。チームが不調の時は、不満や愚痴が漏れるのは仕方ないが、好調を維持している時にこそ、それを否定するような話は避けるべきだ。むしろ、好調を宣伝するくらいの気持ちで、周囲との会話を愉しみたいものである。

そういう気持ちや、小さな行為の積み重ねが、長い年月をかけて、ファンやサポーターの数を増やしていく温床となる。

少なくとも、私はそう考えている。

今は、皆で「雑音」出さないように努力し、これを消し去る意識を持とう。

それが、チームの連勝となって、皆に返って来る。

 

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