第21節vs湘南戦プレビュー 前節、ようやく降格圏脱出の目処が立つ勝利を掴んだ仙台。今節ホームに迎えるは、同じく降格圏に沈み、喘ぐ湘南。勝利を掴むのは、2トップの連携が機能に始めたフェル・赤嶺を擁する仙台か、それとも、仙台キラー・阿部吉朗を擁する湘南か。仙台としては、勝てば降格圏脱出が確定する一戦。

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前節、実に4ヶ月半ぶりのリーグ戦勝利を挙げ、ようやく降格圏脱出の目処が立った仙台。対戦相手だった大宮は決して不調という訳ではなく、戦前は厳しい予測筋の矢面に立たされていたが、蓋を開けてみれば、前半3分に相手の出鼻を挫くフェルナンジーニョの先制点を挙げ、その後も90分間に渡って主導権を握り続けるという、「とても14戦勝ち無しとは思えない試合内容だった(スカパー解説者・談)」サポーターにとっては願ってもない勝ち方で、これまでの溜飲を下げた格好となった。

ただ、諸氏ご存じの通り、14戦を勝ち無しで推移してしまった結果、僅か1勝では降格圏を脱出できない位置まで下がってしまっていたため、前節の大宮戦の勝利を以てしても、16位・降格圏は脱出できず。

それでも、サッカーの神様は、まだ仙台にチャンスを与えてくれるかのような、前節の他会場の結果となった。

仙台よりも順位で下に付ける、湘南と京都の敗戦はもちろんの事、勝ち点で少し差を付けられていたはずの、順位で直上に居た神戸・FC東京が、なんとそれぞれ引き分け・負けという結果に。

そして、その神戸(15位)とFC東京(14位)が、今節に直接の激突となり、加えて仙台(16位)と湘南(17位)という、見事なまでの「残留争い直接対決」の構図が、今節に成立した。

勝ち点的にも、仙台は、神戸とFC東京の 20 に肉薄する、18 まで上昇。このため、仙台は勝利すれば、神戸とFC東京のどちらかを最低限抜く事ができ、15位浮上が実現する。

加えて言えば、これは少々「とらたぬ」ではあるのだが、仙台は湘南に4点差を付けて勝利すれば、神戸-FC東京がドローで終わる事により、14位にまで浮上できるのだ。

更に付け加えれば、現在13位の大宮との勝ち点差は3。その大宮は今節、現在絶好調のセレッソ大阪をアウェイで相手にしなければならないため、もし大宮がセレッソに敗戦ともなれば、得失点差的に、仙台は大宮の上にも行ける事に。

今節に勝利を収める事によって、なんと13位まで、一気にジャンプアップできる可能性が出て来ているのである。(繰り返すが、湘南に4点差を付けての勝利が必要である)

もちろん、こんな「とらたぬ」など、何の意味も持たない事は、重々承知の上だ。だが、たった1勝しただけで、こんなに愉しい皮算用が出来る状況に至ったのである。これを愉しまずして、いったいどこで勝ち点計算を愉しめというのか。これこそ、「外野の特権」に他ならない。

さて、さんざんに「皮算用」を愉しんだところで、現実に話を戻そう。いや、決して今節の13位浮上が不可能と言っている訳ではないのだが。

浦和戦・大宮戦の2戦で勝ち点4を挙げ、まずまずの成績で、埼玉アウェイ連戦を乗り切った仙台。実践してきたサッカーがようやく実を結び、残留争いの首の皮一枚のところで、辛うじて可能性を充分に残している。ここで、また同じ泥沼に嵌りたくはない。

せっかく掴んだ「再浮上のきっかけ」である。どうしてもこのチャンスをモノにし、降格圏脱出を現実のものとしたい。

そんな意気込みで臨む今節を前にした、木曜日の紅白戦では、少しだけ心配なイベントが発生した。フェルナンジーニョが右足の靱帯を痛め、練習を途中で切り上げたという話が飛び込んで来ている。ようやく赤嶺との連携がとれ始めたこのタイミングでのこの状況は、少々厳しいと感じるところはあるが、ここで彼に無理をして欲しくない、確固たる理由がある。

諸氏もお気付きと思う。そう、この湘南戦から、なんと2週間で5試合という、超・過密日程なのである。

8/28(sat) 19:00 home 湘南戦(リーグ戦)
~中3日~
9/01(wed) 19:00 away 磐田戦(ナビスコ杯決勝T)
~中3日~
9/05(sun) 19:00 home 天皇杯2回戦
~中2日~
9/08(wed) 19:00 home 磐田戦(ナビスコ杯決勝T)
~中2日~
9/11(sat) 19:00 away 鹿島戦(リーグ戦)

6月のナビスコカップ予選で決勝トーナメント進出を決定した時点で、この時期の連戦を迎える事は、もう既に判っていた事ではあるが、よりにもよって、残留争いのこんな大事な時期に、この連戦を迎える事になるとは、夢にも思わなかった。

ただでさえ、これだけの厳しい過密日程なのに、現在チーム得点王のフェルナンジーニョを欠く訳には行かない。そこで、湘南戦が大事な一戦である事は重々承知の上で、敢えて、フェルナンジーニョを湘南戦では先発から外す可能性もあるかもしれない。

そのフェルナンジーニョの部分を除けば、他のメンバーは、大宮戦をベースで臨む事になると思われる。ただ、もし可能であれば、引き続きフェルナンジーニョは先発最有力候補。得点ランキングの上位進出も掛かるだけに、是非とも、今節もフェルナンジーニョの勇姿を拝見したい。

大変に厳しい連戦ではあるが、今季の仙台にとって一番大事なのは、やはりリーグ戦。次節が鹿島戦である事を考えると、今節の湘南戦は、どうしても勝っておかなければならない相手だ。また、勝たなければ、次にいつ降格圏脱出のチャンスが訪れるか判らない。

一戦必勝の気概で、まずは後の事を考えず、目の前の敵を打ち破りたい。

厳しい日程ではあるが、これも、ナビスコカップ予選を勝ち抜いたチームだけに与えられる試練。J1昇格の初年度に、このように3大会でのチャンスを与えられる事など、なかなか経験出来ない。この経験を来年も出来るように、まずは、湘南戦での勝利が必須となる。

ただ、敵もそう甘くはないだろう。

見出しにも書いたが、湘南には、あの仙台キラー・阿部吉朗が在籍。昨年のJ2での3戦中も2得点を決められており、今季の第1クールでのアウェイ対戦でも、やはり彼に決められて、敗戦を喫している。他にも注意すべき、田原や中村などの選手は居るものの、やはり仙台サポーターとしては、「また今回も阿部に・・・?」と危惧している諸氏は、決して少なくないのではないだろうか。

勝利にこそ見放されてはいるが、湘南も、決して弱いチームではない。反町氏の攻撃的なサッカーは、昨年の就任時から充分な時間を以て浸透しており、あの清水から3点を奪うなど(この試合は6失点の大敗だったが)、今季新加入のエメルソンも含めて、充分に驚異的な存在である。

勝てないながらも、攻撃的なサッカーを趣向し、1勝を期するその姿勢は、14戦を勝ち無しとしてきた、仙台とも通じるものがある。彼らのサッカーも、いつの日か報われる日は来るはずだ。

だが、その日は、今節では無い。湘南には申し訳ないが、仙台は、斉藤大介という安定感バツグンのボランチを中盤の底に据え、湘南の攻撃を無失点で凌ぐ準備は出来ている。もし仮に1失点したとしても、フェルナンジーニョと赤嶺の2トップに加え、何度も惜しいシュートを放っている関口、そして言わずと知れた大黒柱・梁が、湘南の守備陣を、他のチームと同様に、尽く切り裂いてくれるはずだ。

どんな相手でも、仙台は今は勝たなければならないし、勝てるだけの準備と、そして自信を取り戻しているはずである。

筆者が着目したい、この試合の勝利のポイント。それは「如何に2点を先行し、きっちり試合をコントロールするか」である。

14戦を勝ち無しとしていた頃は、1-0でも良いから泥臭く勝って欲しい、と願っていた。だが、元々の仙台の攻撃力は、嵌れば1得点では済まない能力を持っている。ただ、8月1日の川崎戦のように、仮に2点を先行しても、その後のゲームコントロールが稚拙なのでは、例え相手が湘南であっても、逆転敗戦は有り得る事。

そう、本当に大事なのは、川崎戦で学んだ「先制点、その後に-」の部分なのだ。

例えどんなに実力差があろうと、100%の勝利は有り得ないのがサッカーである。そのパーセンテージを高く保ち続けるために、常に相手のウィークポイントを研究し、突き、そして自身のウィークポイントは出来るだけ表沙汰にならないようにカバーする努力が必要になる。

そういう視点から、現在の仙台をみた場合、もう既に諸氏ご存じの通り、「如何にリードを守りきるのか」の部分が、それに相当するのである。そこさえきちんと出来るようになれば、例え相手が優勝争いをしているような強豪チームであっても、勝てる可能性は充分にある。

折しも、湘南戦のあとは、ナビスコカップと天皇杯を挟み、鹿島戦が控えている。今季の初対戦では、宮スタで仙台が2-1と勝利を収めており、鹿島はリベンジを期して仙台を迎えるはず。その舞台で、鹿島にもう一度「煮え湯」を飲ませるためには、全体的にオーガナイズされた、攻撃と守備が絶対に必要になる。

その鹿島戦、そしてそこへと続く、ナビスコカップ決勝トーナメントと天皇杯を気持ちよく迎えるためにも、この湘南戦は、今季のリーグ戦34試合の中で、最も重要な一戦と位置付けたい。

9月も、もう少し残暑は続くとの長期予報ではあるが、この苦しい時期を、今、乗り越えないと、仙台に一足早い「厳冬」が訪れる事にも成りかねない。

そんな苦境を味わいたくなければ、今、ここで、勝っておくしかないのだ。

そして、仙台が今節の勝利を手にするためには、1人でも多くの声援が必要になる。

さぁ、ぜひ貴方も湘南戦へ。
オーラを唄い、一緒に、降格圏脱出の感動に浸ろうではないか-。

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