第26節vsFC東京戦プレビュー 日本代表・関口が “合流”。代表で「感じたもの」を、早速リーグ戦で活かせるか。また、”古巣対戦” となる赤嶺は、あくまでも「仙台の一員」として、勝利を目指す覚悟。降格圏まで、僅かに4差。決して気の抜けない戦いが続く、一ヶ月半ぶりのユアスタでの一戦。

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実に、一ヶ月半ぶりのユアスタである。

アウェイが続いた事や、前回ホームが宮スタだった事(仙台カップとの絡みもある)、そして天皇杯とナビスコ杯の敗退により、先週は試合が無かった事を総合した結果として、ユアスタでの試合が、実に一ヶ月半ぶりとなった。


この間、芝の養生も進捗した事だろう。今年の夏の猛暑で傷んだ芝が、どのくらい復活しているのか、今から楽しみである。

今節の対戦相手は、FC東京。FW赤嶺の古巣でもあり、そして現在、神戸と共に降格圏の入り口である16位付近を彷徨う、”迷える強豪” である。

だが、そのFC東京との勝ち点差は、僅かに3。敗れれば、得失点差で順位を抜かれてしまい、一気に危険水域に足を踏み入れる事になる。なんとしてでも勝利が必要な一戦だ。

この試合の見所としては、もちろん「関口の”初代表”後のリーグ戦」という色合いと共に、今季・期限付き移籍加入中のFW赤嶺の「古巣対決」という味付けもある。仙台の屋台骨を支える両サイドハーフは、今や、”代表選手” で締められているのだ。仙台のサポーターをやっていて、こんな日を迎える刻がいつか来るだろうとは思っていたが、この年・この時期に、突如として大願成就。梁や関口を、入団初年度から見てきた諸氏としても、感慨深いところがあるだろう。

FW赤嶺については、「古巣が今や降格圏を彷徨う危機」となってしまい、複雑な心境で今節を迎える事だろう。だがもちろん、絶好調の彼を、先発から外す理由はどこにもない。「今は仙台の選手。だから、全力でFC東京を倒しに行く」とのコメントは、実に頼もしい限りである。

更には、仙台出身のDF・今野泰幸の「ザックJAPAN代表選出後の地元凱旋試合」という意味合いもあり、故郷で、無様な負け方だけはしたくはないはず。アルゼンチン戦・韓国戦の2戦をゼロ封とした “実績” を自信とし、降格圏からの一日も早い脱出を期して、アウェイながらも死にものぐるいで、守備に、そして攻撃に獅子奮迅の戦いを挑んでくるものと思われる。

さて、この試合をテクニカルな側面でみてみると、直近の5試合の結果比較では、仙台の3勝2敗に、FC東京の1勝1分3敗。しかも、FC東京のこの1勝分は、現在最下位に沈む湘南から奪ったものであり、(湘南には申し訳ないが)必ずしも戦力復調の兆しの材料には成らない可能性もある。(同様に、天皇杯3回戦でJ2・北九州にも勝利を収めているが、これも論外か)

一応、直近の公式戦2試合(リーグ湘南戦・天皇杯北九州戦)を、無失点勝利としてはいるものの、相手がJ1中位以上の相手ではない事により、FC東京も「自信は取り戻しつつはあるものの、やはり順位で上位の相手を倒さなければ始まらない」と、己の置かれた現実を直視し、過去の公式戦2戦の “無失点連勝” は、忘れて臨んでくるものと思われる。

対して、我らがベガルタ仙台だが、「中断期間中」は3日間の福島キャンプと、練習試合22試合を消化。このうち、MCLソニー仙台戦(ダイナヒルズ)は見学に行ったものの、なんと逆転負けを喫してしまった。お互い、前日に試合(ソニー仙台は天皇杯3回戦vsC大阪戦、ベガルタ仙台は練習試合vs福島U戦)があったとは言え、ベガルタはソニー仙台に逆転を喰らっての 1-2 敗戦。福島キャンプの「集大成」と言うには、少々ほろ苦い結果となってしまった。(ソニー仙台には、天皇杯2回戦でも敗れており、対・ソニ仙戦2戦は連敗という結果に。情けなし。)

こんな状況で、果たして「本番」は大丈夫なのか?という不安に掻き立てられ続けてきた今週ではあるが、あくまでもターゲットは「リーグ戦」。むしろ、そのリーグ戦に向けて、練習試合で「課題が露呈した」と考えれば、それを修正する事もまた可能である訳で、ある意味、「練習試合の目的」は達成したと言えよう。

今節、ポイントとなりそうなのが、センターバック・DF渡辺広大の累積による出場停止と、日本代表帰りの関口の「復帰」。DF渡辺広大の代役は、久しぶりにエリゼウの先発が見込まれる。ただ、先日の練習試合・福島U戦の前半では、少々不安定な守備を見せてしまっていたとの事。(筆者はこの試合を生で見ていないので、聞き及ぶ話の範囲を逸脱しないが)後半にようやく修正できたらしく、結果的に無失点は達成しているものの、若干の「試合勘の薄れ」は、要警戒な材料となるかもしれない。

そして、今節もっとも注目なのが、関口の「チーム復帰」か。日本代表として、アルゼンチン戦のピッチに途中出場を果たした事により、全国的な注目度がバツグンに上昇。一ヶ月半ぶりのユアスタ開催とも相まって、久しぶりに満員級のユアスタを拝顔できるのでは?との期待も寄せている。

そう思って、クラブ公式HPをチラと覗いてみたところ、当日チケット販売の案内がリリースされていた。これによれば、1,500枚程度の当日券の状況。「満員級」とまでは行かないものの、最低でも15,000を超えるサポーターが押し寄せる、注目の一戦となるだろう。

残り試合数を考えれば、毎節が常に「重要な一戦」ではあるのだが、この試合は特に、下位との直接対決であるため、勝つのと負けるのとでは、雲泥の開きがある。

一応、順位でこそ仙台は、FC東京の上に付けてはいるが、それは決して実力差によるものではないと見る。「本来、FC東京はこんな順位に居るべきチームではない」との指揮官のコメントにもあるように、昨年のナビスコカップのチャンピオンでもある「強豪」をホームに迎え、決して油断はならない相手との対峙となる。

FW赤嶺こそ、現在は仙台が借り上げているが、大黒・石川・リカルジーニョ・徳永・中村北斗に今野泰幸と、決してJ1の上位陣に引けを取らない面子が揃っている。(むしろ、どうしてこの面子で、今の順位に居るのかが不思議な位なのだが)

仙台としては、ホーム対戦ではあるものの、アウェイでの戦い方のような堅実さを以て、試合がもし 0-0 で進行しても、決して焦れない「メンタル面の強さ」で、90分を乗り切る必要がある。一番大事な事は、相手に勝ち点3を与えない事であり。「勝利を貪欲に狙いすぎて、結果的に勝ち点3を相手に与えてしまった」は、時期的にもはや通用しない。

だが、あまり気負いする事なく、自然体で、この試合には臨みたい。なんと言っても前節は、絶好調の首位・名古屋を相手に、前半をリードで折り返すところまで行けているのだ。相手に力負けしての逆転敗戦とは成ったが、リーグ戦の相手の全部が全部、名古屋のような「首位街道まっしぐら」のチームではない。

不調のどん底に喘ぐチームであれば、尚更、手を抜いたりするなどは失礼極まりない。全力で叩き伏せ、実力で降格圏から遠ざかるポジションを勝ち取ってこそ、真の「J1に居るべきチーム」と言えるようになるのではないか。

まだまだ、仙台の「J1の歴史」は浅い。が、これからみなさんと一緒に、仙台のJ1での歴史を目撃し続けられるかと思うと、むしろ「J1でのチーム史に立ち会える」事に、喜びと誇りさえ感じるところもある。

仙台は、絶対に、J1で生き残る。

そう信じて、今節も応援に駆け付けるのみ、である。

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