仙台1-1湘南 仙台は前半優勢に試合を運び、PK獲得から先制点の良い流れも、後半立ち上がりのリスタートから失点。最後まで湘南の豊富な運動量に手を焼き、後半は決定機らしい決定機を創れなかったが、湘南の猛攻を凌いで掴んだ勝ち点1は収穫。残留へ、半歩前進。

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2ndステージ初の連勝を賭けて臨んだ湘南戦は、前半の仙台猛攻から獲ったPKをハモン・ロペスがしっかり決めて先制点を挙げるも、後半早々に与えたコーナーキックから失点してしまい、後半は湘南に勢いを与える展開。前半の良い展開のうちに2点目が獲れていればと悔やまれるが、相手は豊富な運動量を武器に、今季のJ1を暴れ回る湘南。逆転弾を喰らわなかっただけでも御の字で、仙台は貴重な勝ち点1をもぎ取った。

前半、仙台はホームチームらしい気迫を見せ、湘南の暴れん坊を相手に、一歩も引かない逞しさを、ホームのサポーターに示した。普通ならお互いに様子見とするような前半の序盤から、まるで後半の終盤のような仕掛け合いを展開。得点の臭いがプンプンしてきた前半24分、湘南の人数を掛けた守備をものともせず、仙台も人数を掛けて、アタッキングサードでパスワークからチャンスを創り、最後はハモン・ロペスが右サイドを切り込んでシュート。これは湘南GK秋元に弾かれるも、これで得た右コーナーキックのチャンスでのシーンだった。

梁がボールを蹴り入れるやいなや、主審が笛を吹いた。従来なら、こんなに早く吹かれる展開は、大概がオフェンスのファウルで、ゴールキックで試合が再開されるところ。だがこのときの判定は、なんと、ディフェンスである湘南のファウル。MF10菊池大介に警告が提示され、仙台にPKが与えられた。

あとからリプレイの映像を見ると、猛抗議をしてくる湘南の選手に対して、主審がしきりに、両手の拳を握って引くジェスチャーを見せていた。おそらく湘南の菊池が、セットプレーの混戦の中で、仙台の選手を掴むファウルを犯した、という事だったのだろう。

判定そのものは非常に微妙なものだったが、仙台は結果として、前半の良い流れの中からチャンスを獲得した。キッカーは、ハモン・ロペス。彼のシュートから得たコーナーキックで得たPKだ。彼が蹴るのは当然だろう。

これをハモン、自信満々に蹴り込んで決め、仙台が、前半のうちに待望の先制点を挙げた。

前半25分。仙台1-0湘南。

前半はこの先制点を守りきり、なんとか試合を折り返した。

だが、迎えた後半の頭。湘南は、以前に在籍していたFWキリノの獲得発表直後のこの一戦で、この後半の頭から彼を投入してきた。何となく嫌な予感がした中の後半1分。いきなりコーナーキックを与えてしまうと、そのプレーで湘南は、そのボールを素直にゴール前へ放り込まず、トリッキーに、中央のフリーな選手へグラウンダーで繋いだ。そこから撃たれたシュートを一端は弾くも、これを拾われてすぐにまた被シュート。これが決まってしまい、仙台、あっと言う間に同点に追い付かれてしまった。

後半2分。仙台1-1湘南。

仙台としては、またもリスタートからの失点癖を露呈。ただ、溢れ球を拾われての失点でもあり、ある程度は仕方ないところもあったか。これがセットプレーの怖さである。

後半の頭で追い付く事に成功した湘南は、その勢いのまま、仙台を押し込み続ける。仙台は、前半で見せた攻めの勢いを、後半は殆ど示せなかった。後半の仙台のシュート数が僅かに2本という記録が、苦戦を如実に物語っている。

それでも、仙台は守備で存在感を示した。最後まで落ちなかった湘南の運動量に屈せず、全員で守りきり、隙があれば攻め、湘南の攻める勢いを削ぐことに腐心した。そこには、この2ndステージで喫した、2度に渡る3連敗のときのような、守備の緩さは一切見られなかった。相手が、優勝争いをするようなパスワークに長けた強豪チームなら、こちらはそれに翻弄されるところだろうが、この日は、パスワークの技術というよりも、運動量を武器にしてくる湘南が相手。少なくとも、そういうチームへの対抗の術は体得できている、という事なのだろう。

唯一の「可能性」は、後半32分に、ハモン・ロペスに代わって入ったウイルソンの出来如何だった。彼がピッチに入り、雰囲気がガラリと変わった印象は受けたが、長らく試合から遠ざかっていたウイルソンは、イマイチ味方との連携が合わない。パスを出せばチャンスが広がりそうな場面でも、自分でゴリゴリと攻め込み、無理にシュートを撃ったり、ボールを失ってしまうなど、先発復帰にはまだまだ時間が必要な印象だけが残った。あれなら確かに、ハモン・ロペスの先発が続くのも判る気がする。

結局試合は、このまま1-1で終了。後半の立ち上がりの失点がなければ勝てていただけに、勿体ない印象もあるが、2ndステージだけで4勝を挙げている湘南から勝ち点1をもぎ取っただけでもOKとしなければならない、という感想を持った。

湘南はほぼ、今季のJ1残留を手中に収めているだろう。対する仙台は、降格圏のチームの「勝ち点の伸び悩み」に助けられる格好、つまり他力本願で、勝ち点1でも充分に意味のある今節だった。

今季の湘南との対戦成績は、これで2戦2分と決着が付かず。来季、湘南との決着を付けるためにも、仙台としては、何がなんでも残留を早く決めたい。

次節、待ちに待ったみちのくダービー。山形も年間総合順位で最下位と苦しんでいるが、ダービーとなれば話は別だろう。お互いの状況や順位などに関係なく、熱い戦いが繰り広げられるのがダービーの魅力だ。残留争いとは関係なく、山形との一戦には、見応えのある内容と、期待する結果を求めたい。

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