J1 前期 第16節(通年16節) vs 甲府戦プレビュー 狙うは、リーグ4連勝でもなく上位進出でもなく、あくまでも「目の前の1勝」そして「残留争いへの決別」。相手が勝利に飢えているからこそ、難しい試合になる。DF渡部出場停止の危機を、総合力で乗り切れるかが問われる一戦。

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残り2節となった、今年の1stステージ。ここへ来てリーグ戦3連勝と、波に乗りかけている仙台だが、まだまだ油断も予断も許さない立ち位置にいる。

8戦未勝利の苦境から「脱した」と思っている諸氏も多いと思うが、そう思っているときほど危ないものだ。今節は、守備の要のDF渡部が出場停止。今季の仙台の出場停止は、10節の川崎戦でDF石川が出場停止(9節の鳥栖戦で警告2枚の影響)を受けて以来となる。

あの8戦未勝利の苦境から、3連勝を含む4勝1分1敗と、戦績は見事に建て直した。順位も10位へと浮上し、そして視野には、今節最大で7位浮上という「にんじん」が見え隠れしている状況にある。(数字的な可能性としては5位まであるが、得失点差的にまず無いだろう)しかし、だからと言って、この先も「安定して勝てる」と言えるのか。否。勝負は刻の運だ。そのときそのときの「90分」で、ドラマがある。

現在、勝ち点15で14位に甘んじている甲府は、仙台と同じく、8戦未勝利を経てようやく勝利の味を思い出したばかりのチームだ。ここから甲府が、勝ち点ラッシュの波に乗る可能性だって、充分にある。

忘れてやしないか。甲府には、あのFWクリスティアーノが居る。そう、昨年末の天皇杯の柏レイソル戦にて、ハットトリックを決められてPK戦に持ち込まれた、忌まわしきあの選手だ。

今年の甲府は、失点が多い。だから今の順位に居る。だが、甲府は前節の福岡戦で、1-0ながら、無失点で9試合ぶりの勝利を挙げた。ここから、本調子を取り戻して再び勝ち点を重ね始める可能性を否定できない。

なぜなら、まさに少し前の仙台が、そういうチームだったからだ。

仙台も、8戦未勝利の時期は、失点が止まらなかった。しかし、ホームの福岡戦で2-0で勝利すると、そこから、まるで人が変わったかのように、1試合での平均得点が上がり、無失点試合での勝利も増えた。

まさに、今現在の甲府から、「当時の仙台の臭い」がプンプンするのである。

思い出したいのは、仙台の直近の5試合にて、唯一の敗戦を喫した、ホームの大宮戦。8戦未勝利を経て、ホームの福岡戦でようやく9戦ぶりの勝利を挙げ、さぁ再び前を向こうとしていた矢先に、逆に、無得点での敗戦を喫している。もし、あの試合で勝利して5連勝に達していたとしたら、実は今頃、大宮を抜いて6位へ浮上し、勝ち点23で、広島・ガンバ大阪と横一線という状況だったはずなのだ。

如何に、「一つ勝ったあとの次の試合が大事」かが良く判るデータだ。そして今節、まさに甲府が、いまそういう状況に置かれている。

もし、甲府が今年も残留を果たすとすれば、ここから猛追を見せる可能性もある。徹底的な守備堅めで失点のリスクを抑え、少ないカウンターから勝機を伺う「生き残り作戦」は、FWクリスティアーノが居るからこそ現実味を帯びる。

仙台としては、そんな甲府の餌食になる訳には、絶対にいかないのだ。

忘れろ、リーグ3連勝という「過去」を。
思い出せ、今節はチームトップタイの3得点を挙げている、DF渡部が不在である事を。
そして何より、相手の甲府は、一つの敗戦で降格圏に転落する可能性という危機感を、ヒシヒシと背負って乗り込んでくる事を。

一見、このまま何の支障もなく勝ち点3を積み上げてくれそうな空気感が漂っているようにも思えるが、実際にはそんな事は全くない。むしろ、「勝てそうな空気感の中で、苦戦を強いられ、そして敗戦を喫する」というイメージのほうを、筆者は強く感じるのである。

こういうシチュエーションで、いったい、何度、甲府に煮え湯を飲まされてきた事だろう。だが、今節は、そうは問屋が卸さない。

「リーグ戦4連勝へ」や「勝てば最大7位まで躍進」などの状況に、惑わされるな。

仙台が、目指すべきは、まだまだ、あくまでも「目の前の1勝」そして「残留争いへの決別」だ。今は、1勝の積み重ねが、たまたま3つ続いただけだ。

おそらく甲府は、仙台以上の運動量を捻出し、そして、少ないカウンターの機会をモノにしようと、虎視眈々と狙ってくるはずだ。当然、DF渡部の出場停止という材料も、仙台攻略の貴重な情報として利用してくるに違いない。

危機感を持て、仙台。

私たちは、まだ完全に、残留争いから決別できている訳では、決してないのだ。

そして、「それ」を達成するために、1stステージの残り2試合は、非常に重要な戦いの場となる。

2ndステージで「上位」を争いたいなら、まず、1stステージで、残留争いとの決別を。

そこが、私たちの、現在の目標だ。

そのために、あくまでも目指すは「目の前の1勝」なのだ。

誰か一人のヒーローが、仙台を牽引している訳じゃない。あくまでも、全員の力で、総合力で勝ち点3を掴むしかないんだ。DF渡部の出場停止の穴は、全員でカバーする。

それが、仙台のサッカーのはずだ。

総合力で、勝つぞ、甲府に-。

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