磐田3-0仙台 アダイウトンと元仙台の太田に高い決定力を見せ付けられて3失点。攻めては野沢を欠き決定力なく無得点。エースのジェイが出なくても3点を挙げた磐田と、エースが出られないと1点も獲れない仙台との差が出た一戦。1stステージは10位フィニッシュ。

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悔しさの滲む一戦である事は間違いないのだが、個人的には、戦う前から「かなり厳しい結果」を予想してはいた。攻撃の要の野沢と、守備の要の富田をいっぺんに欠く戦線だったのだ。「誰が出ても同じように戦える」事を目標とし、それが徐々に実になりつつある事も判ってはいるが、こういうシチュエーションで、それをきちんと結果に結びつけられなければ意味がない。そして、仙台は、まだ「それ」がきちんと出来るチームでは無い、という事なのだろう。

アダイウトンと太田にやられた、合計3失点は、いずれも、ケウンターを受けて相手の高い決定力から産まれたものだった。敢えて、細かく振り返る事はしない(≒したくない)。攻めては、野沢の代わりに2トップの一角を任された奥埜が、必死に攻めたが、如何せん、野沢と比べると、そのシュートやパスの精度に、まだまだ難を感じる。

そして、この「3失点」に、富田欠場の意味が隠されている。おそらく、こんなカウンターを受ける前に、富田がその「危険な芽」を摘み取ってくれているのだ。過去、あわやカウンターのピンチになりかけた溢れ球に、富田が、何度反応して、そのピンチを水泡に帰してきた事だろう。

富田の周辺の選手は、「富田の守備への信頼」が高いはずだ。だが今節、その富田ではなく、代役で出たのは藤村。当然、周辺の選手も、「今日のボランチは富田じゃない」事は、頭では判っていたはず。だが、実際のプレーの中で、富田ほど守備を期待できないぶん、廻りがもっとサポートするべきだったはずなのだが、結果として、それが出来なかった、という事だろう。

また、野沢欠場の意味においては、富田の欠場以上に大きな意味が隠れていた。フィニッシュのシーンで、野沢ほどの経験量と実績を持つ選手は、仙台には居ない。今年は、その野沢の能力の高さに牽引されて、4連勝を挙げてきたのだ。その野沢の欠場により、代役の奥埜に先発のお鉢が廻っては来たが、決定力の差の部分で、奥埜はやはりまだまだ野沢には敵わない。だが、敵わないのは、むしろ当然の事であり、そんな中でも、奥埜は、こういうチャンスの刻にこそ、結果を求められる選手である。

野沢欠場を受け、今節に「先発指名」されただけあって、主力欠場時のファースト・チョイスである事は間違いない。つまり奥埜は、「先発争いの当落線上」に居るという事になる。そして奥埜は、今節のせっかくのチャンスを、結果に結びつける事が出来なかった。

ここが、仙台が上位に食い込ないでいる、最大の理由なのかもしれない。

試合全体を通して見ると、決して「悪い試合」をした訳ではない事は判る。以前は、主力が一部欠けただけで、あっと言う間に「悪い試合」になってしまっていた。だが、戦い方が整理されてきただけあって、主力が欠けても、それだけでいきなり「悪い試合」にはならなくなってきた。これは、むしろ特筆すべき事である。

ただ、勝負に勝つには、やはりそれだけでは足りない、という事も、併せて確認するに至った今節だった。

1stステージを終わってみれば、結果として10位。昨年の7位フィニッシュには及ばなかった。これが、現在の仙台の立ち位置なのだろう。

ただ、順位の上と下との勝ち点の差は、例年以上に縮んでいる事もまた事実だ。このため、「10位」という数字に、あまり意味はないと思う。大事なのは、やはり、今の戦い方を壊さずに、如何に、主力欠場時の穴を埋めていくか、という「引き出し」を、もっと数多く用意する事にある。

そのためには、今のチームで、今のメンバーで、もっと経験を積み、話し合いを繰り返して、総合力を高めていくしかない。今は、野沢と富田が先発して、やっと「形」になっているが、そこが崩れても、総合的に勝ちきれるチームへと、もっと熟成させていくしかないと思っている。

焦る必要も、慌てる必要もない。まだまだ、シーズンが半分終わったばかりだ。

2ndステージへ突入と言っても、結局は、また1週間後に、普通にリーグ戦を迎えるだけの話。

一朝一夕に、いきなり総合力が向上する訳ではない。4連勝への流れだって、神戸戦や川崎戦でのドローで、少しずつ「空気」が変わってきて、そしてあの連勝に至ったはずであり、決して、いきなり4連勝できたり、複数得点が獲れるようになった訳ではない。

敗戦の悔しさを味わう事は大事だが、この一戦の敗戦一つで、今まで積み重ねてきたものが総崩れした訳では、決してない。

信じよう、チームを。

次節は、1stステージの優勝を、勝ち点1の差で鹿島に掻っ攫われた川崎とのホームゲームだ。彼らの悔しさのほうが、仙台が今節受けた悔しさの何倍も上だ。こっちが「気持ち」を切り換えないと、同じ事の繰り返しになる。

さぁ、転んで衣服についた埃を払って、もう一度、走りだそうじゃないか-。

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