J1 第08節 vs 広島戦プレビュー リーグ戦ここまでたった4得点の仙台が、リーグ戦ここまでまさかの3得点の広島とのアウェイ戦に挑む。大量失点の続く仙台だが、その失点は敢えて気にせず、あくまでも攻撃重視で臨みたい。例え広島といえど、降格圏に低迷する相手にすら得点できないようでは「明日は我が身」だ。

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大量失点が続き、リーグ戦3連敗中の仙台だが、今節の対戦相手の広島は、リーグ戦7戦中で、未だに僅か1勝。しかも、ここまでの総得点も僅かに3と、往年の強さが蔭を潜めている状況が、とても信じられない。

そんな苦境を強いられている広島は、当然のように、現在17位と降格圏に低迷中。今季、広島がこんなに苦しいシーズンの入りをするとは、誰にも予想出来なかったに違いない。

リーグ戦で3連敗中の仙台 vs リーグ戦で未だに1勝の広島のマッチアップは、お互いに「浮上のきっかけ」となる勝ち点3を目指す、熾烈極まる戦いになる事が予想される。共に、得点力の低迷が問題視されるも、仙台としては更に、失点の多さも懸念材料。点が取れないうえ、点を取られ過ぎている状況では「勝てる要素」がどこにあるのか、それを見付けるのは、決して容易ではない。

まず仙台としては、どうしても気になる「失点の多さ」を、どうにかケアしなければならない。ここについては、ボランチ富田の先発復帰により、前節・鹿島戦の後半のようなディフェンス・コントロールの復活を期待したい。そして攻撃陣については、公式戦2戦連続得点中のFWクリスランの先発は必須と観たうえで、敢えて、若手の茂木や佐々木の継続的先発起用に期待したい。最低でもどちらか片方は、今節の先発陣に加えたいところである。

なぜか?

従来の仙台の戦い方は、あまりにも、リーグ戦での若手の起用に消極的過ぎである。大事なリーグ戦の一戦に、経験ある中堅やベテランを起用して「堅い試合」に持ち込み、ロースコアードな試合展開を狙い、最小得点差での勝利に期待する側面の色合いが強く、そのため、有望な若手選手が出て来ても、カップ戦などで経験を積ませるぐらいしかやってこなかった。

もちろん、リーグ戦に出られるだけのフィジカルやテクニカル、そしてメンタルを全て持ち合わせているかというと、必ずしも、全面的な肯定は出来ない。例えば佐々木は、フィジカル面については、J1で戦い続けるにはまだまだ物足りない。もっと肉体強化が必要だ。でないと、ボディコンタクトでいちいち「当たり負け」してしまい、球際の競り合いに勝てない。

だが佐々木の場合は、従来の仙台の攻撃陣には観られない、攻撃のセンスとアイデアに溢れている。前節、敗れはしたものの、鹿島戦では、クリスランとの連携や、ドリブルでの仕掛けなど、随所に見所を創り出した。一言でいえば、「観ていて面白いサッカー」である。

「勝てるサッカー」と「面白いサッカー」が、必ずしも連動するとは限らないが、少なくとも今の仙台には、「大量失点+低迷得点」という苦境から脱するための、何らかのカンフル剤が必要な状況にある。

そのカンフル剤には、もはやベテランの域に入っている、梁や石原では、もう成りようがないのだ。

ここまで、優勝争いに参画するだけの強豪との連戦で3連敗と苦しい状況の仙台だが、攻撃陣には、光が見え始めている。その「光の芽」を、いま、摘むべきではないのだ。

考えるべきは、「失点を気にする」のではなく、「得点を狙う」姿勢の継続だ。

前節に、やっと、失点したあとに得点を挙げる事ができた。今季ここまでの仙台の公式戦では、失点した試合は、尽く無得点に終わっていた。その「殻」を、やっと破る事ができたのだ。

得点さえ取れるようになれば、万が一失点してしまっても「取り返せばいい」と考える事が出来る。つまり、メンタル面の問題なのである。

筆者は、「失点の多さ」は「得点の少なさの裏返し」と考えている。つまり、得点が少ない事が、失点の多さの原因である、と観ている。なぜなら、得点出来ないという自信の無さが、攻守に渡るプレーへの積極性を欠き、ミスから招いた失点が、自信喪失に拍車を掛けるからである。

毎試合のように得点が取れるようになれば、仮に失点するシーンがあっても、「取り返せばいい」というメンタルを保持する事ができる。そこがモチベーションとなり、結果として、失点を減らせるような堅守に繋がる、と思っているのである。

失点が多い状況だからといって、1-0を狙うような、堅いゲームプランを選択しないで欲しい。

実は筆者は、少し前までは、「1-0で良いから、手段を問わない、面白くないサッカーを、相手の力量を見越した、リアクションサッカーを」という考えでいた。少し前のブログでも書いたので、覚えておられる諸氏も居ると思う。

しかし、クリスランや茂木、そして佐々木らフレッシュな攻撃陣の躍動ぶりを観て、考えが変わった。

今の仙台は、失点の多さを気にするよりも、得点の少なさに注目し、あくまでも、今の攻撃陣の流れを踏襲した選手起用をするべきである。

そのために、今季は3-4-3という、攻撃偏重にし易い、最近の潮流の布陣に変更したはずなのだ。ここでまた「失点が多いから」と言って、従来の4-4-2に、安易に戻るような事だけは、して欲しくないのだ。

広島には、仙台の「肉」を切らせれば良いじゃないか。
その替わり仙台は、広島の「骨」を断たせて貰おう-。

今の広島を、決して、楽に戦える相手とは思っていない。ゴール、そして勝利に飢えた野獣と化して、仙台に襲いかかってくるだろう。だがそれは、仙台とて同じ事だ。アウェイの地ながら、必ずしも対戦成績で相性の良くない広島といえど、相手の血肉を喰らうぐらいのつもりで臨まないと、やられるのはこちらである。

そのためにも仙台は、決して「光の芽」を摘む事なく、トップリーグの厳しい戦いの場で、実戦を積みながら、これを磨き上げていきたい。

仙台は、どこかの某Jチームのように、世代交代で失敗する訳にはいかないのだ。現状なら、まだ「チャレンジ」できる。喉から手が出るほど勝ち点は欲しいが、今は、勝ち点を積み上げる事以上に、大事なものがある。仙台は、多少荒削りでも、若手の成長を促して世代交代を推し進めていくしか、生き残る道はないのだ。

それを、今やらずに、いつやると言うのだ?

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