J1 第09節 vs 清水戦プレビュー ルヴァンカップでのマッチアップに続く「清水連戦」は、公式戦2戦連続3得点と息を吹き返した感もある攻撃陣の真価が問われる一戦。共にベストメンバーをぶつけるリーグ戦で勝ってこそ、真の勝ち鬨を挙げられるというもの。

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先日のルヴァンカップ・ホーム清水戦は、先制点を許しながらも、そこから3得点の猛攻を見せ、今季初の公式戦逆転勝利。右サイドを起点にした、小気味よいパス交換から、最後は三田が利き足の左で豪快に蹴り込み同点に追い付くと、その三田が蹴ったフリーキックのファー性のセンタリングを、高卒2年目のティーンエイジャー・DF椎橋慧也が身体を投げ出し、豪快なヘディングを決めて追加点。そしてダメ押しは、新ホットラインを形成しつつあるFWクリスランとMF佐々木匠の息の合ったコンビネーションから、クリスランの今季公式戦3得点目が決まり、試合を決定付けた。

ルヴァンカップの醍醐味でもある、若手選手の活躍と台頭。従来の仙台では、それを味わえる事はほとんど無かったが、今年は違った。この一戦でも、19歳コンビの佐々木と椎橋がそれぞれ活躍。特に佐々木は、これでカップ戦1G2Aの大活躍で、更にゴールやアシストを重ねられれば、ニューヒーロー賞の獲得も、夢ではないかもしれない。

だがまずは、目の前の一戦に集中しよう。カップ戦に続き、今度はリーグでの対戦となる清水戦。お互いにリーグ戦を見据えた選手起用としているため、同じ清水戦でも、今度はベストメンバー同士をぶつけ合う、ガチンコ勝負の様相。カップ戦では、清水側に負傷者や退場者などのアクシデントが続いた事もあり、彼らのホームでの開催となるリーグ戦では、仇討ち級の逆襲を企てているに違いない。仙台としては、要注意である。

ただ、その仙台としては、決して焦る必要のない試合の展開を見越し、冷静なゲームコントロールを心掛けたい。何といっても、リーグ広島戦から見られるようになった「先制を許しても、そこから逆転できる」雰囲気を感じられるようになった事は、何よりの好材料である。浦和戦で喰らった「大量失点+無得点」という苦境から、少しずつ状況が好転し、失点も7→4→3と徐々に減少。対する得点も、カップ戦を含めて0→1→3→3と回復基調にある。これは、少し前から筆者が目測してきた「失点の多さは得点の少なさの裏返し」の証左。やはり、得点出来るとプレーに自信が湧き、失点も減る傾向となるのである。

しかしそれは、メンタル面の影響も大きい部分でもある。ひとたびまた失点を重ねれば、また無得点の試合が増える、マイナス性のスパイラルに陥る可能性を否定できない。せっかくここまで築いてきた雰囲気を壊さないよう、この一戦でも、まず得点を挙げる事を意識したい。

仙台としては、やはり、ここしばらく続いている、1トップのFWクリスランとシャドーに入るMF佐々木匠とのコンビネーションが、攻撃の軸になるだろうか。そこに、ボランチ三田の積極的な攻撃参加がアクセントとなり、仙台の攻撃の厚みを増している。その中でも目を見張るのは、FWクリスランのトップスピードの速さだ。シャドーの佐々木が、相手の裏へ狙って出すパスに、オフサイドに掛からず悠々と追い付き、一気に得点機を創ってみせる。あまりにもトップスピードに到達する時間が短いため、相手守備陣の最終ラインとの「駆け引き」にもほとんど苦労する事がない。仙台には珍しい俊足系フォワードであり、良いパサーが居ると、それだけで、攻撃時の輝きはその光量が倍増する。

清水側も、カップ戦での仙台の3得点目の様なシーン(センターサークル付近で佐々木が奪ったボールを、そのままクリスランへスルーパスしてゴール)を、このリーグ戦でも警戒してくるだろう。そしてそこには、元・仙台のGK六反勇治や、DF角田誠らが守備の軸として立ちはだかっている。しかし仙台側も、元・清水のDF平岡が、この古巣戦を楽しみにしている。

また、先日のルヴァンカップにも先発出場したDF二見と、仙台のDF永戸の存在にも注目したい。彼らは共に、Jリーグでも数少ないロングスロー職人であり、仙台としては「新旧ロングスロワー対決」という側面もある。単なるサイドからのスローインが、アタッキングサードでは、一気に得点機会へと昇華するのである。それぞれの選手が先発してくるかどうかは微妙なところではあるが、最低でもベンチ入りはしてくるものと思われ、試合の流れによっては、彼らを状況打開の一手として投入してくる可能性もある。

仙台・清水共に、リーグ戦では苦しい戦いを強いられているが、それぞれが強力なフォワードを擁しており、清水は鄭大世を、そして仙台はクリスランを、攻撃の軸として、試合を創る展開を模索するだろう。そこには、決して「13位 vs 11位」という中位同士の足の引っ張り合いとは一線を画する、見所溢れる攻守が待っている事に期待したい。

リーグ戦ではここ4試合で勝利がなく、4月の試合もこれが最後となる。来る5月戦線に向け、リーグ戦で久々の勝利を挙げ、現地組サポーターに、勝利の凱歌をアイスタで轟かせて来て欲しい。

試合当日は、全国的に好天が予想され、するのも見るのもサッカー日和だ。ゴールデンウィークの公式戦3試合のうち2試合がアウェイと、少々勿体ない気もする試合日程ではあるが、試合の映像を通してでも構わないから、勝って、気持ちよく連休を迎えたいものである。

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