長崎戦プレビュー 「公式戦」としては初の対戦カード。奥埜の修行の地・長崎からのJ1初参戦チームを迎え撃つ仙台は、今度こそ1試合複数得点を挙げての勝利を奪いたい。

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仙台地方の桜の開花予想日直前のタイミングで迎える、第5節の長崎戦。今季、ここまで公式戦無敗とは言え、この時期は、例年の様に「1点病」に羅患する。そしてその傾向は、やはり今年も変わらなかった。

ただ、その「症状」の緩和に、例年以上の堅い守備が貢献しているのも、また事実である。「自分たちの特徴を出す戦い方」のほかに、「相手の良さを消す戦い方」が出来る様になってきた事は、戦術のバリエーションの幅を広げる意味でも嬉しい限りだ。

4節までを消化しての4位堅持は、「スタートダッシュ」というには少し烏滸がましい感が否めないものの、マラソンで言うところの「第1走者グループ」には、充分に加わっている。ここから、ズルズルと順位を落としていかないよう、毎試合、しっかりと戦う姿を拝みたいものである。

さて、今節に対峙する長崎とは、公式戦では初の対戦カードではあるが、実は、2014年2月のキャンプ時に、練習試合で顔合わせはしている。勿論、当時とはお互いにメンバー構成も大きく変わっている事もあり、内容的に参考にはならない。だが、仙台のサポーターとして忘れてはならないのは、今や仙台の「顔」として不動のレギュラーに成長した、奥埜の「修行の地」という縁。2013年のシーズン途中から2014年いっぱいまで、同クラブに奥埜をレンタルで貸し出し、J2の舞台での試合経験を積ませる事が出来たからこそ、今の奥埜の活躍がある、と言っても過言はないはずだ。

そんな長崎との対戦を、奥埜は誰よりも楽しみにしているだろう。前述した、2014年2月のキャンプでの練習試合を組めたのも、奥埜のレンタルが縁になっている事は言うまでもない。
だが、試合が始まれば、倒さねばならない敵である事には変わりがない。彼らは彼らで、今季はリーグ戦では未だ未勝利が続くも、ルヴァン・カップの予選第2節で湘南を相手に勝利を挙げており、「公式戦・初日」という意味では、仙台は1歩、遅れを取っている。そのうえ長崎は、今季ここまでの公式戦6試合のうち、なんと3試合で2得点を挙げているのだ。

仙台が、今季未だ成し遂げていない「1試合複数得点」を、長崎は既に達成している。順位こそ、リーグ戦では16位と沈んだ位置ではあるが、まだまだ4試合を消化したばかりのシーズン序盤。1試合を勝てば、順位など一気に浮上する事を思えば、彼らに悲壮感はないだろう。むしろ、仙台を相手に伸び伸びとした攻撃的なプレーを仕掛けてきて、仙台の出鼻を挫いてやるくらいの感覚で居るかもしれない。

以前から、「初物」にはあまり強さを発揮できないでいる仙台ではあるが、果たして、迎える今節のこの対戦カードで、仙台は出鼻を挫かれるのか。それとも、今度こそ1試合複数得点を挙げての勝利を得られるのか。

ところで「長崎」と言えば、社長はあのジャパネットたかた元社長の髙田明氏が務めている事は、周知の通りである。詳細は割愛するが、経営が窮地に陥っていた昨年の長崎を救い、周囲の「冷めた見解(=長崎はJ1昇格どころかクラブの存続すら危うい)」を一蹴してみせた手腕は、お見事としか言いようがない。ジャパネットという、日本屈指の通販ブランドをバックボーンにした同クラブからは、他クラブのサポーターとしても、今後の成り行きから目を離せない。

出来れば、彼らには早くJ1リーグ戦での1勝を挙げて貰いたいが、それは次節以降でのお話。今節は、仙台が勝ち点3を頂くべく、奥埜を始めとする先発陣の躍動と、的確なベンチワークに期待したい。

肌寒い時期が、もう少しで過ぎようとしている昨今。ここから先は、カップ戦のグループステージも含めての過密日程がしばらく続き、サポーターとしても忙しい時期に突入する。毎年思うが、この時期の出来如何で、シーズン順位の「立ち処」が、概ね判断できてしまうものだ。それを今年は、良い意味で、裏切ってみせて欲しい。

J1・1年目の新参クラブに、J1・9年目の先輩クラブの意地と矜持を以てぶつかりたい。決して「胸を貸す」という様な思い上がりをするのではなく、J1の舞台で積み重ねてきたものをピッチの上で表現してくれれば良いのだ。
今度こそ、前半のうちに1点は獲れるのか。
今度こそ、複数得点での勝利を挙げられるのか。

その「答え合わせ」は、3月31日当日、現地ユアスタにて-。

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