鹿島戦レポート/LCPS第1戦湘南戦プレビュー 鹿島の出鼻をくじく、電光石火の先制点。そして試合の行方をほぼ決定付けた追加点。強者と呼ばれるチームに、絶対的に必要な「連敗しない強さ」が備わってきた仙台。関口の獲得、そして阿部の復帰が、「15連戦の最終戦」の勝利に大きく貢献。ルヴァンPSでも活躍に期待。

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得点者:

2′ 石原直樹(仙台)
65′ 板倉滉(仙台)
85′ 鈴木優磨(鹿島)

ここのところ、試合開始から間もない時間帯での先制点が続くようになった仙台。この日もやはり、石原の頭によるゴールが見事に決まり、試合開始直後の鹿島の出鼻をくじいてみせた。

前半1分。いつもの逆のエンド、つまり、前半は自分たちのサポーターに向かって攻める側に付いた仙台は、シーズン途中から復帰加入の関口が左サイドからボールを持ち込み、右足によるインスイングで、ボールをゴールのニアに供給。そこへ石原が飛び込み、頭でドンピシャリ合わせ、鹿島GKの見送った目線とゴールポストの間を縫うようにして、電光石火の先制点が決まった。

前半2分。鹿島0-1仙台。

試合後のインタビューによれば、事前に、関口と石原で「申し合わせ」をしていたそうだ。だからと言って、あそこまでキッチリ合わせられるものだろうか?ベテラン選手とは、きっと、そういう生き物なのだろう。

ところで、みなさんもお気付きと思うが、実は最近の仙台は、前半の早い時間帯に得点が産まれるケースが多くなってきた。リーグ戦の第9節までは、前半15分までの得点が全く無かったが、第10節のC大阪戦にて、蜂須賀が前半10分に決めたゴールを皮切りに、13節から3試合連続で、前半10分・前半3分・前半12分という時間帯で決まっている。

ただ、第10節のC大阪戦、そして第14節の広島戦では、残念ながらそこから逆転負けを喫していた。どちらの試合にも共通して言える懸念は、「先制点のあと、なかなか2点目を奪えないうちに失点する」というものだった。

だがとうとう、その懸念も、この鹿島戦で払拭してみせた。追い付こうと攻撃の圧をじわじわと掛けてくる鹿島に対して、統率の取れた守備網が、鹿島の圧を跳ね返し続ける。そして迎えた後半のCKの場面で、関口の蹴り込んだボールが、ニアの大岩の頭を経由し、最後は板倉の頭によって、鹿島のゴールネットが揺れた。

後半20分。鹿島0-2仙台。

中断期間に行われるワールドカップへ向け、国内のJリーグから選ばれた10人のうち、3人も鹿島から選出された。そのうち2人の選手が、この試合にも出場している。そんな現役代表級の選手の居る鹿島を相手に、まさかの2点差を付けて、試合の終盤に差し掛かろうとしている仙台だった。

だが、流石に鹿島とて、そのまま黙っている訳ではなかった。あと5分とアディショナルタイムを残すところとなった、後半40分。自陣で鹿島にパスを繋がれ、最後は、後半の頭から投入されてきた鈴木優磨にゴールを割られてしまった。

後半40分。鹿島1-2仙台。

従来なら、ここでメンタルが崩れ、立て続けに失点していた仙台。だがこの日は、1点差となりモチベーションが復活した鹿島を相手にしても、最後まで同点ゴールを許さなかった。しかもそれを、敵地・カシマスタジアムでやってのけたところが凄い。いったい、どれだけのサポーターの声援が後押しになった事だろう。映像で試合を観ていても、仙台の応援歌が響き渡っていた。音声だけを聞いていれば、どちらのホームかが判らないくらいであった。

試合後の各種リザルトの数値をみても、仙台は、鹿島の全てを上回っていた。決して、鹿島が不調という訳ではなかったはず。ACLでの勝ち抜けを決めた後だっただけに、リーグ戦でも3連勝を賭けて、鼻息は荒かったはずである。連戦の疲労という意味では、こちらもミッドウィークにルヴァンカップを戦っており、しかも、こちらはミッドウィークもウィークエンドも、どちらもアウェイだった。この一戦に臨む条件としては、むしろ、仙台のほうが負があったくらいである。

決して「手負い」でもなんでもない、万全の鹿島を相手に、しかも敵地で、これだけの内容を伴った勝利を収めた事は、今後に向けて最大級の自信を手に入れたと言えるだろう。この一戦で、15連戦が終わるのが勿体ないくらいである。

ただ、1週を置いただけで、すぐにまた連戦がやってくる。ルヴァンカップの予選グループステージ突破を決めた事で、天皇杯と合わせ、また1週間で3試合の日程との戦いとなった仙台。しかし、15連戦での労苦を思えば、この程度は造作もない事だろう。

仙台に復帰加入した関口に加えて、負傷離脱していた阿部も戦線に復帰。その阿部の、強引なまでのフィジカルの強さと突破力は、この一戦でも見せてくれた通りだ。あわや、奥埜による「幻の3得点目」を演出したあの突破力は、間違いなく、ルヴァンカップ・プレーオフステージや天皇杯でも見られる事だろう。

毎年、天皇杯の初戦は、相手に苦しめられる仙台であるが、今年はおそらく、私たちの「望む通り」の結果が見られる事に期待している。ルヴァンカップを中心に活躍してきた選手たちが、おそらく天皇杯で起用されるだろう。そして、リーグ戦を中心に活躍してきた選手たちが、おそらくルヴァンカップで起用される。

リーグ戦は中断期間に入るが、その間にも、目の離せないイベントは続く事だろう。とりあえずは、ルヴァンカップの2試合と、その間に開催される天皇杯で、いま少し、仙台の成長ぶりを拝顔したいものである。

そろそろ、復帰加入後に大車輪の活躍を見せる関口に、ご褒美のゴールが訪れても良い頃ではないだろうか-。

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