SATA内蔵HDDをPC無しで簡単にデュプリケートするツール
先日、某PC雑誌を読んでいて、目を牽かれる記事を発見。
なんと、PC無しで簡単に、SATA内蔵HDDをデュプリケートできるツールがある、というのです。
製品名は「Mr.Clone」、製品紹介はコチラ。
http://www.area-powers.jp/product/adapter/powerkit/ssu2e-g1.html
従来、内蔵HDDのコピーやデュプリケート作業と言えば、PCの側面パネルを開けてHDDを複数台接続して、Ghost などの特殊なHDDコピーツールを使って行うもの、というイメージがありましたが、この製品は、そのPCやコピーツールの機能を単体で実現してしまったものと言えます。
またこの製品は、普段は「USB外付けHDDのインターフェース機器」としても機能するとの事。
HDDのコピー作業なんて滅多に行う事ではないのですが、「いざ」という際に限って、コピー作業に使えるPCが別用途で塞がっていたりするもの。また、2.5インチのSATAハードディスクも接続できるため、ノートPCのHDD換装時にも役に立ちそうです。
ただ、簡易にHDDをコピーできる反面、機能的には難点も。
・コピー先HDDの容量は、コピー元HDDと同じかそれ以上のものである必要あり。
・不良セクタがあるとコピーできない。
・単純に「セクタ単位での丸ごとコピー」であるため、通常のコピーツールによる「ファイル単位でのコピー」によって期待される「ファイルのフラグメンテーションの解消」は期待できない。
とまぁ、手軽な反面、使い勝手の面において、妥協しなければならない部分もあります。
それでも、数多くSATAハードディスクを抱えている人にとっては、案外と重宝する可能性も。過去のHDD換装などによって浮いた、低容量なHDDの有効活用策として、「外付けHDDメディア」として利用している人は多いと思いますが、その「外付けHDD」の内容を、PC無しで簡単にコピーもできる訳ですから、人によっては「神ツール」に成り得るかもしれませんね。
ところで、個人的にこのツールに期待している事が。それは、WindowsServer2008を格納したSATAハードディスクのデュプリケートが出来ないか?というものです。
実は、WindowsServer2008をインストールしたHDDには、Ghostなどで簡単にコピーできない領域・情報が存在するらしく、コピーした先のHDDを使っても、WindowsServer2008をOS起動する事ができません。(Windows7環境は問題ないのですが)
もちろん、WindowsServer2008に対応したHDDコピーツールは存在するのですが、如何せん企業向けで高価なものばかり。とても零細企業レベルでは手が出せません。(仕事の関係で最近はWindowsServer2008を利用する事が増えてきており、環境バックアップの必要性や開発環境の整備の観点からも、WindowsServer2008環境のHDD丸ごとバックアップは、私にとって必要なタスクなのです)
その点、この製品なら「単純なセクタコピー」なので、もしかしたら、WindowsServer2008のHDD環境を、何の問題もなく、丸ごとコピーしてくれるのでは?と期待している次第です。
機会があれば、是非とも購入して評価してみたいものです。
■地域ランキングに参加しています、ご協力をお願いします。 にほんブログ村 |
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: SATA内蔵HDDをPC無しで簡単にデュプリケートするツール
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://achtsendai.xii.jp/mt/mt-tb.cgi/249