SPIRIT OF SUPPORT は、No.8 の個人ブログサイトです。
20年以上のSE作業から身に付いたPCトラブルサポート経験を礎に、交友関係を中心としたトラブル対応の奮闘記、その他雑感などを投稿していきたいと思います。

【趣味関連】GSX250S KATANA 始動性改善 奮闘記(5・完)

 [ 2009年9月28日 ]

そういえば、このネタのシリーズをまだ完結させていませんでした。お待ちかねだった方、平にご容赦。

前回(4)では、タンクの燃料コックを交換し、その結果「かなりの改善が見られた」と報告しましたが、まだ「多少の頑張り」を必要とする状況である、ともお話しました。

あちこち、始動性改善のために手を入れてきたカタナですが、ここまでのトライで、一つ気が付いた事があります。それは、「焦ってエンジンをかけようとすると、なかなかかからないが、諦めて一旦、間をおいたりすると、いつの間にかかかりやすくなっている」というものです。

カタナに乗る前は、ほとんどを単気筒のオフロード車で過ごしてきたため、エンジンをかける作業は「キックスタート」が当たり前でした。何台かのバイクを乗り継ぎましたが、セル付きは、カタナが初。このため、「4ストマルチ」のエンジンをかける感覚というものを知りませんでした。自動車のセルのように、スターターを廻せば、いつでも一発でエンジンがかかるものだと、非常に甘い考えを持っていたのです。

最新のバイクは、エンジンの始動性もかなり機構的に改善されているとは思いますが、なにせ20年前が初版のバイクです。最新のものと同じレベルで始動性が良いはずもありません。もっとも、「機構的に始動し易いバイク」も当時はあったと思いますが、カタナ250に関しては、それはどうやら当てはまらなかったようです。

インターネットオークションで購入し、あちこちを修理しながら、始動性の悪いカタナ250の始動性をなんとかしようと、必死になって研究しました。試行錯誤を繰り返し、そして、前述した「諦めて一旦、間をおいたりすると、いつの間にかかかりやすくなっている」という状況に、やっと至ったのです。

必ず、エンジンがかかりやすくなるパターンがあるはずだ・・・・と、「答え」を求めて、あれこれと試してみました。燃料コックを何度か廻してからエンジンをかける、アイドリングの調整ノブを細かくいじる、チョークの開度を工夫する、一度エンジンかけに失敗したあと数分おいてまたトライする、エンジンをお湯で暖めてから始動してみる、、、、、

、、、、、と、ここまで試してみた施策は、全部×。一向に、エンジンをかけやすくなる状況には至りません。ところが、同じような作業を繰り返しているうち、いつの間にか、エンジンがかかりやすくなっているのです。

そして、とある出来事が、「開眼」のヒントとなったのです。

エンジンをかけてみようと、カタナ250のメインキーを「OFFからON」にしたあと、OFFに戻すのをうっかり忘れて、そのまま駐車場のバイクを離れ、部屋に工具を取りに行って戻ってきた時のこと。何気にそのまま、セルスターターを廻すと、いきなりエンジンが「キュルキュルキュル~フォン」と音を立てて、一発始動したではありませんか!?

あれ?なんでだ?さっきまでと何が違うんだ??・・・・・・そうだ、メインキーだ!!

そうなんです。メインキーを「ON」にしてから、すぐにセルを廻さず、ある程度時間をおいてからセルを廻す事で、エンジンがかかりやすくなったのです。その後、どの程度の時間をおけば良いのかを計測してみると、30秒~1分程度で良い事も判ってきました。

この「可能性」に気が付いてから、何度か、同じパターンで試してみました。結果は、ほぼ百発百中。後日、同じパターンで何度も試し直しをしてみましたが、特に状況の変化もなく、安定してエンジンがかけられるようになった事を確認しました。

もちろん、エンジンが冷えている時には、やはりすぐには始動してくれません。ある程度、チョークを引いたり、セルを何度か廻したりする必要はあります。それでも、1回のエンジンをかける操作において、「メインキーをONにしてから、30秒~1分程度おいてセルを廻す」という操作を基本にすると、とても早くエンジンがかけられるようになりました。

本当に、「目から鱗」でした。カタナ250は、メインキーをONにしただけでヘッドライトが点灯するため、バッテリーの消耗を心配するあまり、エンジンが廻っていない状態では、極力、メインキーをOFFにする癖が付いていました。その癖が仇となり、なかなか「開眼」のヒントに辿り着かなかった、という訳です。

この「癖」を掴んでからというもの、バイクでの遠出が怖くなくなりました。(それまでは、本当に遠出が怖かった)

 


このようにして、カタナ250の始動性は、ようやく実運用レベルになったと考えています。古いバイクであるが故に、ある程度の苦労は覚悟していましたが、ここまで始動性で悩む事になるとは夢にも思っていませんでした。

当ブログのアクセス解析情報をみてみると、検索エンジンで、「カタナ 250 始動性」とかいう検索キーワードで、本ブログを訪れる方が結構多い事にも、驚きを隠せません。案外、同じ事で悩んでいる方も多いと思っています。

ただこれは、「私のカタナ250」特有の癖である可能性もあります。しかし、今回まで5回に渡って書いてきた、これらの情報が、あなたのカタナ250の始動性の改善の一端として、少しでもお役に立てれば幸いです。

 



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