SPIRIT OF SUPPORT は、No.8 の個人ブログサイトです。
20年以上のSE作業から身に付いたPCトラブルサポート経験を礎に、交友関係を中心としたトラブル対応の奮闘記、その他雑感などを投稿していきたいと思います。

以外に多い電源トラブルと、その「予防策」

 [ 2009年6月30日 ]
何台も自作PCを組んで使っていると、ある日突然、PCの電源が入らなくなるトラブルに遭遇する事が、稀にあります。もちろん、利用者には何の心当たりもありません。落下?落雷?衝撃?それとも寿命?

どれも思い当たるフシがない場合は、一度、PCの電源ファンの廻りを確認してみて下さい。

もし、綿ゴミや埃などがビッシリと付着していたとした場合は、その綿ゴミや埃が原因で、電源ユニットが故障してしまった可能性があります。

私も、過去何度も電源ユニットを壊しました。そのほとんどが、ゴミの付着によって電源ユニット内部のショートを引き起こしたものです。実際、故障した瞬間に「プスプス・・・」と薄い白煙を上げたものもあったりしました(=実話)。

特に、PCの周辺に資料やプリンタ用紙など、紙系のものが多い場合には、特に綿ゴミや埃を寄せ付けやすい傾向にあります。

高価な電源ユニットなら、こういった粉塵対策品もあったりしますが、通常はそんな対策など施されていません。このため、PC周辺の埃が少しずつ電源ユニット内部に付着していき、それが故障の原因に繋がるのです。

付着した埃が乾燥していれば、電源ユニット内で万が一火花などが発生すると、そこから「発火」する危険もあり、逆に湿気の多い時期には、水分による回路ショートの可能性もあります。いずれにせよ、電気回路に埃は大敵です。(ましてや、100Vを直接扱う回路なのですから)

人が部屋に住んでいると、そこかしこに埃やゴミが発生します。PC内部もそれと同じで、やはり埃やゴミが蓄積します。それを放置すると、電源ユニット内部にも侵入し、電源ユニットの故障を引き起こす原因になります。

電源ユニットは、一旦故障してしまうと、ほぼ修理は効きません。幸い、自作系PCは電源ユニットを単独で購入・取付できるため、交換してしまえば済む話ではありますが、構造が特殊なメーカー品となると、修理はメーカーに依頼するしか方法がなく、修理代が高額になる場合もあります。丁度よくジャンク品が、Yahoo!オークションに出品されている保証もありません。

では、予防策としてはどうしたら良いのか?

単純な話、PCの蓋を開けて、掃除機でゴミや埃をきれいにしましょう。

PCを購入してから、実際に蓋を一度も開けた事ない人。壊れる前に、中の状態を一度覗いてみませんか?電源ユニットやマザーボードなどに、ビッシリとゴミや埃がこびり付いているのが判ります。

それらを、掃除機やエアスプレーなどで清掃してあげるだけです。長年の蓄積なので、けっこうこびり付きやまとわり付きがあり、案外取れにくいですが、時間のある時に、のんびりと取り除いてあげましょう。

尚、これらをしょっちゅう行う必要はありませんが、せめて、年に1回くらいは実施しましょう。それだけで、電源ユニットの「持ち」は全然違ってくるものです。

但し、掃除をしたからと言って、自然故障の可能性が無くなる訳ではありません。あくまでも「故障の可能性を低くする」ための予防措置。他の要因でも故障する可能性が残る事は、頭の隅に置いて下さい。



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