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早いもので、長いリーグ戦も半分の21試合を消化した。3クール制という変則的な日程の関係で、各チームとの対戦数・消化試合数に違いが生じているため、一概に比較することは難しいものの、半分も日程を消化すれば、各チームの状況も見えてくる。
そんな中、仙台の成績は勝ち点37の4位。これをどうみるかが問題なのだが、ポイントとなるのは、上下の順位との勝ち点差である。
上を見れば、大躍進の山形(仙台+4)と予想外の不調セレッソ(仙台+1)。山形は、ホームで広島を撃破し、波に乗る勢いだ。セレッソは、昇格本命視されながらも勝ち点を伸ばせず、既に8敗を記録も、その分を勝利数で埋めており、辛うじて上位を維持している。だが、これ以上負けが込むようだと、案外厳しいかもしれない。
下を見れば、なんとなんと、草津と鳥栖(共に仙台-1)が同勝ち点で背後に迫っている状況。特に草津は、今季初の連勝を達成したと思ったら、その後の広島戦の敗戦以降は6勝1分と急伸。昇格候補に値するべき成績である。
また、3位~6位までが、勝ち点2差に引き締めており、完全団子レースである。ただ、2位・山形~6位・鳥栖までの間では、仙台だけが消化試合数が1試合少ないため、その分、若干ながら優位性が残っているか。
純国産選手構成でスタートした事が大々的に報じられた仙台だが、蓋を開けてみれば、外国籍選手よりも、日本人選手の活躍で上位に進出できているチームのほうが多い。フッキ級の選手がいない今季J2では、決して外国籍選手の存在が絶対的ではないのだろう。その証拠に、未だリーグ得点王であるアンデルソン率いる横浜FCの状況を見れば、明らかである。
現在の「4位」という成績は、決して確定的なものではない。第23節・水戸戦で、もし敗北を喫していれば、7位に転落していた事を考えると、薄氷の順位である事を再認識させられる。そして、一度落ちた順位を復活させるには、相当な努力が必要になるだろう。
よって、敢えて現在の「4位」という順位を、「低迷」としておこう。但し、十分に「躍進」できる可能性は残っている。今後は、たったの1試合で、その後の展開がガラリと変わる事になるだろう。大事なのは、自動昇格圏内である2位に、決して大きく水を開けられないようにする事だ。Jリーグはマラソンに例えられることがよくあるが、まさにその通りだと思う。上位に喰らい付いていれば、必ずどこかで「脱落者」が出る。その最大のポイントは、「夏場」だ。
例年、暑い夏場は、どこも勝ち点を伸ばせずに苦しむ。首位・広島や、2位・山形だって、例外ではないはずだ。レースの途中で、休憩し、木陰で休みたくなるかもしれないが、そんな事をすれば、その時点でレース放棄も同然である。決して、休む訳には行かない、過酷なレース。それがJ2である。
もし、「兎」のように、ぴょんぴょんと勝ち点を伸ばせたとしても、どこかで「お昼寝」を始めてしまっては、元も子もない。重要なのは、「亀」に徹し、確実に勝ち点を積み上げることだ。(多少は足早でないと困るが(苦笑))
レースも折り返しを迎え、だんだんと脱落者がはっきりしてくる。よく耳にする言葉に、「数字上の可能性云々」があるが、それを口にした時点で、望みは無くなったも同然だろう。
辛いとは思うが、歯を食いしばって、堪えて欲しい。いや、一緒に辛さを乗り越えよう。そして昇格を果たしたとき、辛かった時期を肴にして、振り返ろうじゃないか。だが、今は前だけを向いて、折り返しの一歩を踏み出そう。
その一歩は、ベガルタ仙台の昇格を望む、全ての人たちの一歩と同義である。