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いよいよ、後半戦スタート!昇格圏再浮上なるか?
■守備プレビュー
細川、初スタメンか。
河北の予想では、左SBの田ノ上に代わり、今季初、細川がスタメン出場する見込みと報じている。
細川は、先日のサテライト大宮戦(6/29・石巻)でもSBで出場し、セットプレーから1得点。本職の守備でも、サテライト戦ではチーム全体の「ファーストディフェンス」の意識を体現し、主力級の多かった大宮攻撃陣を1得点に抑えた。(因みに、やはりSBでの出場であった。CBは木谷と渡辺。)
サテライトで、結果を出した or 好調をアピールした選手が、トップの試合に出られるという「事例」が、着々と増えてきている。非常に良い傾向である。逆に、ケガや不調などで外れた選手に対しても、大いなるモチベーションとなるだろう。「頑張れば、またスタメンで使って貰える」という期待が持てるからだ。
細川と言えば、本職のCB以外にも、ボランチやSBもこなせるように「教育」されてきた経緯もあり、試合中のポジション変更時にも重要な駒になる可能性は高い。いわゆる「ポリバレント性」というヤツである。(同様の事例では、千葉がたまにCBを努める事もあるが、細川はそれに加えてSBまでこなしている。)
今回は左SBのポジションだが、試合の流れによっては、CB・或いはボランチの位置に入る可能性もあるだろう。また、この試合から再び1週間で3連戦(愛媛-鳥栖-C大阪)となり、選手層の厚さが気になるところであったが、ここで細川が台頭してくれれば、複数ポジションをこなせる選手としては、2人分・3人分をカバーできる事になる。ここは一つ、攻守に渡って活躍し、是非ともスタメン定着のアピールをして欲しい。
もちろん、試合には勝って貢献しなければならない。これを逃したら、もう本当に後がないかもしれないのだ。今後は、試合を消化するにつれ、昇格争いがどんどん佳境に入ってくる。トップの試合でサブメンバーを試す機会は自ずと少なくなってくる。そうなる前に、首脳陣の眼鏡に適う活躍を見せなければ、今年もまたトップで活躍できずに終わってしまう事に成りかねない。
そして、徳島戦以降、3試合連続でスタメン出場を続けた一柳も、今節のスタメン出場が濃厚である。水戸戦の後半では、一瞬のマークミスから反撃の1点を許してしまったものの、ここ3戦を通して見れば、以前にも増して安定してきた印象があり、ここ本人としても、スタメン定着の正念場になるだろう。細川と並び、この世代(細川24歳、一柳23歳)がスタメン級の活躍をしてくれる事は、今のベガルタにとって、非常に重要な意味を持つ。
理由は、「スタメンの平均年齢の高さ」である。現在のベガルタの主力には、ベテランと呼ばれる選手が多く、特に「FW平瀬/ボランチ千葉・永井/CB岡山」が現在の布陣の屋台骨を担っているが、連戦やケガなどにより離脱を余儀なくされた際、一気に不安を増長させてしまう要因ともなっている。特に、これから本格的な夏場を控え、サブメンバーの台頭は、昇格争いに留まるためにも急務である。
そこへ、この時期になっての一柳と細川のスタメン起用である。今季、彼らがベガルタの戦歴で「名を残す」ためには、この時期を逃す事はできない。是非とも、攻守に渡る活躍を期待する。
■攻撃プレビュー
田中、2戦連続でのFWスタメン起用が濃厚。
水戸戦では得点こそならなかったが、それでも2点目のPK奪取に繋がる動きは秀逸であった。水戸の守備の甘さがあった時間帯ではあったが、左サイドの梁からのパスを受けた瞬間、水戸DF平松の動きを見切り、パスを受けた右足で瞬時にボールをゴール方向へ出し、そこに向かって猛ダッシュ。平松が「あっ!」と思った時には、既に田中はPAに向かって走り出していた。その後、MF中村が田中を止めに行ったが、ファウル覚悟で止めるしかなかった。結局、田中の動き出しの速さの方が勝り、しっかりとエリア内で転倒を誘い、PKを獲得。
起き上がる際の田中の「してやったり顔」が、自信に溢れたプレーの結果であった事を物語っている。
水戸守備陣が、なぜ「あのプレーの時だけ田中のマークを外していたのか」は判らない。田中に対しては、当然マークの意識は持っていたはずだ。しかし、仮にしっかりとマークされていたとしても、田中に「あの動き」をされては、守備側としてはたまったものではない。如何に、田中の「判断力とスピード」が破壊力を持っているか、それが顕著に判るプレーであった。普通、あそこではポストプレーを意識し、「次に、どこへ、誰に繋ぐか」を考えるものであるが、、、いや、考えたのだろう。その結果「パスを出せる場所も味方も居ない」と判断し、思い切った個人プレーに切り替えたのではないか。その柔軟な発想と、それを実行に移す力は、FWに求められる「決定力」に繋がる、重要な要素である。
いずれにせよ、田中は2試合連続スタメン出場を勝ち取るだろう。彼が活躍すればするほど、中島の奮起にも繋がる。現状、「平瀬におんぶにだっこ」のFW陣が、若手の活躍と奮起で、誰が出ても点が取れる期待を膨らませて欲しい。
そしてその平瀬であるが、水戸戦で痛めた右ひざの状態が思わしくないらしい。今週の練習でも、別メニュー調整したりと、愛媛戦へのスタメン出場に不安を残している。非常に気がかりな状況ではあるが、序盤からの試合の流れを掴むためにも、現状では、平瀬スタメンは外せない。しかし、ここから再び3連戦である事を考えると、あまり無理な負担を強いることも得策ではない。
もしかしたら、少し前までの永井のように、時間限定でのスタメン出場となる可能性も考えられる。もしそうなれば、中原に責任がのし掛かってくる。不調の中島・復調の平瀬以外では、唯一、今季FWスタメンの経験数の多い中原が、平瀬のバックアップをきちんと実践してくれれば良いだけの事であるが、果たして今節はどうか。ここ数試合、続けてサブメンバーに名を連ねているだけに、コーチ陣の信頼も厚いだろう。平瀬の右ひざに何かあれば、即、中原の出番である。仙台では比較的在籍年数が長くなってきており、新規加入組には負けたくないだろう。今節もベンチスタートの可能性は高いが、スタメン同様、「出れば絶対決める」だけの意気込みを体現してくれる事に期待している。
■戦況の予想
今節、対峙する愛媛には、過去3戦において、勝利できていない。第一クールでの前回対戦時も、前半の梁の得点で先制したものの、試合終了間際の失点により、勝ち点2を失い、引き分けに終わっている。その悔しさを晴らす、絶好の機会でもある。
対する愛媛側としては、仙台相手に、ここ3戦負けがないという事で、自信を持って乗り込んでくるだろう。特に、昨年の第三クール・第四クールは共に仙台相手に連勝しており、イメージは悪くなく乗り込んでくると思われる。しかし、今季の愛媛は、決して状態は良くない。ここまで5勝6分10敗と、負け数が勝ち数の倍に達しており、今季の水戸や草津のように「強い」という印象は無い。そこへ、先月下旬の宮原の負傷離脱である。
だが、相手の主力に離脱選手があると、以外に仙台は勝ちきれない癖も併せ持つ。ここは一つ、相手の事はあまり意識せず、「倒すべき相手の中の一つ」と考え、試合の主導権を握り続ける事を意識したい。
しかしながら、今節も、厳しい展開を強いられるだろう。水戸戦の前半で、FK、PK、流れの中からスーパーゴールと、あれよあれよという間に3得点し、あとはオウンゴールでも決まっていれば、野球で言うところの「サイクルヒット」ならぬ、「サイクルゴール」を達成するところであったが、その流れを、後半完全に失う「試合コントロールの拙さ」を露呈。今節は、この部分が改善されるかどうかに注目が集まるが、筆者が気になっている点は、むしろ「前回ホーム・熊本戦の再来」である。
仙台の最近は、試合毎の波・前半後半の波が大きい。全くの無得点で山形に破られたかと思えば、徳島戦では3得点。それを継続できるのかと思えば、熊本戦では無得点。それを払拭するかのように、水戸戦では前半で3得点するも、後半は防戦一方で、3点リードしながら一時は敗戦の序曲すら聞こえてくるような、危うさを見せている。
そう、無得点→3得点→無得点→4得点という「バイオリズム」の波で来ているのだ。という事は、今節は無得点の番という事になってしまう。
それに付け加えて、愛媛はここ3試合で5失点している事、攻撃の要である宮原をケガが欠く事から、守備的に闘ってくる可能性もある。
ボールポゼッションはある程度予想できるが、愛媛の守りをかいくぐり、先制点を奪う事ができるか。しかも、先制点を奪ってからの方が、より厳しい戦いになるだろう。ほんの少しの気の緩みから、ミスなどを招いての失点が非常に怖い。そこは、水戸戦の後半の展開を確実に「糧」としている事に、期待したい。
リーグ前半戦のデータを見ていて、気が付いた事がある。それは、退場者の有無である。今季、J2リーグで退場者を出して居ないのは、仙台と愛媛だけ。警告数に目を向けても、仙台31枚(4位)、愛媛33枚(6位)と、比較的警告の少ないプレーどうしの対戦となる。こうした点を見ると、ある程度はフェアプレーに期待できる好試合になる事も、若干ながら予想したい。
しかし、最後に求められるのは、やはり勝ち点3。だが、水戸戦のような勝ち点3の取り方では頂けない。形はともかく、「完勝」をめざし、スキの無い試合を見せて欲しい。
この試合より、7月に突入する。ナイトゲームではあるが、暑さも敵となる可能性は高い。より一層、ミスの無い試合・集中した試合にする必要がある。
攻撃だけではダメ、守備だけでもダメ。完勝するには、「ゲームのバランス」をコントロールする事が重要だ。後半戦の入口であり、また3連戦の入口でもあるこの試合、求められるものは、「次に繋がる勝利」である。
もう、心臓に悪い試合は見たくないものだ。だが、サッカーの神様は、きっと悪戯をするだろう。願わくば、試合の勝敗に影響の無いところでの悪戯であって欲しいものであるが。
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