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仙台0-1愛媛 ホーム初敗戦は「完敗」で、大ブーイングも納得

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試合前、見慣れないタオマフ?を掲げる男性サポーターさんの存在に気が付く。

「如何にもチームカラー」で、ぜんぜんミスマッチじゃなかったのだが、よ~くみると・・・・。

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こう言う「イタズラ心」、大好きです(^^

 

さて、本題にへ突入。

夏場の様相を漂わせる週末ナイター開催は、0-1敗戦。大事な後半戦の入りの試合だと言うのに、なんという有様だろう。

 

思えば、6/15の山形戦以降、「無得点→3得点→無得点→4得点」と、不安定な得点力の「バイオリズム」への懸念をプレビューで書いたが、よもや本当に無得点で敗戦を喫する事になるとは・・・。

だが、問題は「得点力」にあらず。今朝(7/6)の各紙・及びみなさんの掲示板へ寄せられたご意見にもある通り、噛み合わない攻撃・走れない選手・ミス続発で、と  ても本来のベガルタのサッカーからは、ほど遠い内容のものであった。攻撃以前に、何かが物足りない。それはもう、間違いのない事だろう。

残念ながら、今節の試合は、愛媛のほうがよっぽど愉しく、かつ攻撃も守備も機能していた。見ていて愉しい試合をしていたのは、愛媛の方であった。特に、前線からのボールへのプレッシャー・圧力は、次節対戦する鳥栖の十八番でもある。あれを「いなす」事ができないようであれば、鳥栖戦も厳しい戦い、、、、いや、また完敗を喫してもおかしくはない。

最近の試合を見ている限り、仙台の本来の順位は、6位~7位程度のものだろう。

どうして、こんな試合をしてしまうようになったのか。あの「4連勝」は、いったいなんだったのだろうか。
非常に気になる要素として、守備の機能不全があげられると思っている。

冒頭に書いた、得点力の波にも繋がる事ではあるのだが、サッカーは、当然ながら「守備から攻撃に移る」スポーツである。良い攻撃をするためには、まず、良い守備をしなければならない。その守備に、最近、大きな綻びを見せている。

最近の失点を見てみると、6/15山形戦以降、許したゴールは、ほとんどが流れの中からのものであり、セットプレーやPKなどは皆無である。つまり、守備を崩されてのものばかりで、アンラッキーな失点と呼べるものはない。むしろ、失点にこそ繋がらなかったら、ホーム熊本戦で、3度の猛攻を受け、全てがラッキーなバー・ポスト直撃で事無きを得ていた事。どこかで失点していてもおかしくはなかったが、あれを修正できないツケが、今節の田中の中央突破からの失点に繋がっていると言っても過言では無い。

それに加えて、仙台の得点はどうか?辛勝した水戸戦を思い返せば判るのだが、4得点中、3点がセットプレーからのものである。(1本はPKだが、流れからの得点ではないという意味で、セットプレー扱いとする)残った1本は、田村のスーパーゴールであり、あんなのは何年かに1本出るか出ないかのものなので、「おまけ」に近いものである。

そこで、最近の試合を振り返って見ると、流れからの得点を得ての勝利は、水戸戦を除き、6/21アウェイ徳島戦・6/11ホーム横浜FC戦・そしてそれ以前では、5/18ホーム山形戦まで遡らなければならなくなる。つまり、しっかりと流れの中からの得点を以て勝利できている試合は、4連勝していた頃と比べて激減しており、それがこの現状を招いている理由だろう。

では、なぜ、流れからの得点を挙げる事ができなくなったのか。

理由は、案外難しくない。愛媛戦に、その理由の半分以上が網羅されている。大きな理由としては、「守備から攻撃への移行スピードが、明らかに落ちている事」だ。

せっかくボールを奪っても、前線に走り込む選手が少なく、上がりを待って攻撃しなければならない状況に陥っているのが、最近は目に付く。「攻撃が遅い!」と、試合を見ていて、何度思った事だろうか。絶好調の梁と関口は、もう別格の存在で、特に関口はボールを持った時の上がりのスピードが、もはやJ1級のそれに近い。ところが、廻りの選手がその「空気」を読み切れず、せっかくの攻撃のチャンスを、ギアチャンジの遅さで逸し、相手の守備陣が全て揃ってしまってから、周辺でボールを廻して、策に窮する事態を招いている。

「人もボールも動くサッカー」をするためには、まず、人が動かなければならない。しかし、その人が動いてない以上、ボールも動くはずがない。

後半15分に、永井→富田の交代を受け、少しは左右にボールが動く状況にはなったが(逆を言えば、富田はなかなか縦への効果的なパスを出せず、横パスが目立つ傾向もあるのだが)、そもそも、この試合を通して感じる問題点としては、「パスミスの多さ」である。特に、単純な味方→味方への足下のパスだけでなく、「パスの出し手はスペースへボールを出す意識なのに対し、パスの受け手は足下へボールを貰う意識」が強く、これが攻撃の連鎖を簡単に切ってしまう要因になっているように思われる。また、パスが単純に相手に渡ってしまうなどの、集中力の欠如と言われても仕方ない、ガッカリなプレーも、いつも以上に多かった。

つまり、「攻撃の連動性」の意識が、噛み合っていないという事になるのだ。また、その理由としては、動き出しが遅いため相手のプレッシャーを受けやすく、それがパスミスを誘発する事に繋がっている。

これらを改善するには、基本的な要素である「走る事」の必要性を再認識し、ボールを貰えそうな位置にボールが出てくる事を信じて、無駄に走る事が大事である。それをやらず、ボールを確実に受け取れる位置にいる選手だけがボールを受け取っているから、相手にもパスコースを読まれ、これをカットされやすく、安易に逆襲を受ける事に繋がっているのではないか。

こうなってくると、もう、布陣だの戦術だの、という高域度な話では無くなる。もっと底辺のレベルの「ミスをしない、もっと動く」という事を浸透させなければならない。

毎年、暑い夏場には、勝ち点を伸ばせず低迷する事が多いが、今からこの有様では、もっと苦しい本格的な暑さの中では、もっと厳しい結果が待っている。

もしかしたら、選手は「90分」を意識して、ペースを維持しようとしていないか?

もしそうだとしたら、それは大きな間違いである。

サッカーとは、怒濤の走りで相手を上回り、先制点をもぎ取り、そして無くなった体力は精神力で補い、守りきって勝利するものである。勝利の瞬間、立ってられないほどの脱力感があってしかるべきなのだ。

概ね、60~70分くらいからは、足が止まってくるものだ。そうなる前に、先制点を上げるための努力を、汗水垂らしてしておかねば、いつゴールを奪うというのだろうか。

体力などを温存していても、後半ロスタイムに決勝点を上げられるという保証はどこにもない。焦りを生み、ミスを生み、そして虚脱感を生むだけだ。

現在の仙台の武器は、そう多くはない。外国籍選手が居ない中、また個の力が飛び抜けた選手が居ない中、ゴールを奪うためには、難しい事をやろうとする以前に、もっと地道な「人が動く」という事をやらなければならない。それが仙台の、最大の武器でもあり、また唯一の武器でもある。

次節の対戦相手である鳥栖は、今節の愛媛よりも、もっと、前線でのプレッシャーが厳しいチームである。愛媛戦は1失点で済んだが、チームが今の意識のままなら、2失点・3失点はあるだろう。もちろん、ベガルタは無得点である。

現状がどれだけ危機的な状況にあるか、監督は把握しているのか。把握していると信じたいが、メディアの監督インタビューの言葉を聞く限りでは、とても把握できているとは思えない。

監督や選手の意識が変わらない限り、今、噂になっている、ブラジル人選手の補強が実現したとしても、何の足しにもならないだろう。むしろ、既存選手のモチベーションが下がる「逆効果」を招くだけではないのか。

現在の仙台にベストなのは、「確実に1~2点取って、確実に無失点で終わる」サッカーである。いくら得点を取っても、失点したのでは意味がない。毎試合、水戸戦のような撃ち合いをしたいのか?今後も、試合毎に爆発的な得点と無得点を繰り返す試合をしたいのか?

少なくとも、サポーターは、そんな試合を見たいとは、思っていないと思う。

見たいのは、ワクワクするような攻撃。スキの無い守備。そして、連勝への期待。そのベースとなるのは、無駄でも良いから「動く」という基本。それを改善できない限り、例え外国籍選手の助っ人が来ても、何も変わりはしないだろう。




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