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仙台0-0セ大阪 得点は奪えずも、セレッソ封殺で納得の「引き分け上等」

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セレッソ戦は、今季2度目のスコアレスであった。しかし、前回のスコアレス(6/25・ホーム熊本戦)とは、内容は全く違い、大いに見せ場のある、高水準なスコアレスだったと感じる。

 

みなさんの目には、この試合はどう映っただろうか。記録面から言えば、これでホーム3戦連続で無得点であり、ストレスが溜まる一方の御方も多い事だろう。

しかし、この試合に限って言えば、「よくぞあの攻撃を凌ぎきった」と、選手を誉めるしかない。確かに、幾度となくチャンスはあったものの、全体を総じて言えば、6:4、いや、7:3くらいで、セレッソの猛攻を耐えなければならなかった状況であった。

 

 今節、MF関口をFW起用するという「サプライズ」をピッチ内に持ち込んだ仙台だったが、

セレッソ側にも実はサプライズが用意されていた。MF香川の、FW起用である。これには流石に驚いた。ただ、実際には、「4-2-3-1」の2列目の「3」の位置でのプレーだったようであるが。

 

試合の内容はと言えば、まず目に付いたのは、セレッソ攻撃陣のパスワークの精度の高さ。仙台もパスワークは決して引けをとらないつもりでいたが、セレッソのそれは、0.5次元ほど、仙台の上を行っていたように感じられた。繋がるセレッソのパス、それに翻弄される仙台守備陣。だが、「絶対に点はやらない」という林の執念はじめ、全員で、最後の一線だけは越えさせないという気迫を以て、セレッソの攻撃を組織で跳ね返していく。

相手に主導権を握られ続ける試合展開に、一時は、90分のどこかのタイミングで失点を覚悟したほどだったが、運もあり、スコアは0-0のまま、後半の途中交代の時間帯へとシフトして行く。

 

そして、流れが変わりだす。後半17分に、初スタメンの飛弾を中原に変えると、反抗の狼煙とも言うべきロングミドルを中原がお見舞い。これにはスアジアム中が沸いたが、流石に田村の水戸戦のような歓喜が生まれるには至らなかった。そこからの猛攻において、どこかで1点を取れていれば、、、、とは思ったが、セレッソも敗戦で順位を抜かれたくはない以上、最悪でもドロー終結は、クルピ監督の想定の範囲内だったのかもしれない。

 

FW起用された関口、そして初スタメンの飛弾に注目が集まった試合であったが、結局、得点が生まれる事はなかった。ただ、このオプション、今後も充分に活用できそうな雰囲気は出していたと思う。今節は、セレッソのパスワークに翻弄され、「飛弾の仕事場」であるアタッキングサードでの突破は、影を潜めた。しかし、随所で守備にも走り回る姿があり、決して「突破だけの選手」でない事を証明してみせた。(但し、必要とあらば最終ラインまで下がって守備する関口の運動量を超えられるものではないが)

 

今節、セレッソに引き分けで済んだのは、FWも含めた「組織的な守備」が功を奏した事に他ならない。関口や飛弾の「セールスポイント」を見る機会は、今節はあまりなかった。だが、逆を言えば、関口と飛弾のスピードがなかったら、完全に走り負ける展開になっていたと思われる。また、飛弾がこれだけトップチームで長く試合をするのは初めての事で、連携の空気を感じきれないところもあっただろう。良いものは持っているので、あとは90分走れるだけの体力が備われば、万が一、関口不在の際でも、遜色ないプレーが見られるだろう。(いや、それでも関口にはまだ及ばないか・・・)

そういえば、あとから思えば、非常に涼しい気候だったように感じた。夏の暑さよ、どこへ?そう思って記録を見てみたら、22.9℃との事。なるほど、あれだけ選手が走り回れたのには、ちゃんと理由があった訳だ。

結果的には、セレッソの攻撃を封殺したものの、守備に翻弄され、こちらの攻撃の良いところはあまり出せずじまい。こういう展開なら、スコアレスドローも仕方なしか。しかし、ホーム熊本戦や、同じくホーム愛媛戦とは違い、セレッソの攻撃的なパスワークを封じ、また、数は少なかったながらもきちんと決定機を作り、ゴールの予感を漂わせてくれたところには、これまでと違う「チームの成長」を感じとる事ができた。

また、この試合のスコアレスドローという結果は、セレッソとの勝ち点差が拡がるのを防いだという意味で、勝ち点3級の価値はあると見ている。負ければ、勝ち点差4になるところだったのである。仙台が1試合消化が少ないとは言え、ここで勝ち点差が4に拡がるのは、決して受け入れる事はできなかった。

 

逆に、セレッソとしては、仙台との勝ち点差を拡げる事が出来なかった事で、さらに危機感を強めてくるだろう。この日、結局、ジェルマーノはベンチにも入らなかった。また、噂の新外国人もどこへやら。それでも、あんな凄いパスワークで攻め立てられるセレッソは、確かに「地力」がある。しかし、出場停止明けのアレーが意外にも出来が悪かった事や、横浜FMから移籍してきた乾をいきなり連戦起用せざるを得ないなど、決して層が厚い訳でもない事が、だんだんと判ってきた。ジェルマーノが復帰すれば、また勢いを取り戻す事はあるかもしれない。しかし、プレビューでも書かせて貰った通り、セレッソは「好調の不調の波が激しいチーム」であるため、どこかでまた「ストン」と不調に陥るタイミングはあるものと考えている。

そしてセレッソには、次節、広島戦という試練が待ち受けている。その次の28節がお休みになる事を考えると、今後の27節・28節で、昇格争いのライバルたちに、大きく水を空けられてしまう可能性は充分にある。

逆に仙台は、ここで迎える「草津戦・岐阜戦」で、何としてでも勝ち点でセレッソを捉え、そして抜き去る必要がある。実はセレッソは、28節のお休みのタイミングで、和歌山でキャンプを張るとの事。夏場を前に調整の機会があり、なんとも羨ましい限りではあるが、この時期は、例え消化試合数の関係であったとしても、順位を落とすのは痛いはず。仙台としては、今節、セレッソに勝ち点を離されなかった事を好材料として受け止め、ここからの2連戦で、是非ともセレッソの上の順位に抜き出る必要がある。また、逆を言えば、このチャンスを置いて、セレッソを抜くタイミングはそうそうないかもしれない。

 

セレッソから削り取った勝ち点2。セレッソから奪い取った勝ち点1。

これに意味を持たせるには、次節からの27節草津戦・28節岐阜戦で、なんとしてでも連勝が必要である。ここで、消化試合数の関係を確認しておくが、27節は鳥栖がお休みで、28節は前述の通りセレッソがお休みとなる。この2チームを抜き去るには、絶好のタイミングではないか。

 

暑い夏場を迎える中、富田・飛弾と言った若手陣の台頭は、喜ばしい限りである。彼らの力で、まず、7月の残りを連勝で締めくくりたい。ここを凌ぎ切り、そして、新たな戦力をうまく融合して、暑い夏場を乗り切ろう。

 




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