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歌を忘れたカナリヤ・・・という訳でもないが、すっかり勝ち方を忘れたベガルタ。今季強豪の連戦だったとは言え、広島戦・山形戦を1分1敗では、あまりにも厳しすぎる。
巻き返しが不可能とまでは言わないが、状況が「今のまま」なら、かなり早い時期に、自動昇格の望みは、ほぼ消滅するだとう。3位・鳥栖にすら、自力での到達が不可能な状況である。
果たして、「挽回の目」はまだあるのか。
■守備プレビュー
安定しない守備陣。ここ4試合、毎試合のように1失点以上しており、無失点試合は5節前のアウェイ・草津戦まで遡る。
岡山・累積警告による出場停止を消化。体調にもよるだろうが、できればスタメン復帰、最低でもサブメンバー帯同は期待したい。
というか、正直、もう千葉の代役CBは、見たくない。木谷も復調し、一柳もようやく使えるようになってきたと言うのに、それでも千葉をCBで起用し続ける監督の真意が判らない。結果が伴えば誰も文句は言わないだろうが、どうしても「失点に絡む」プレーの印象が拭えず、最近は悪いイメージしかない。あくまで、千葉のCB起用は「ピンチヒッター」であり、スタメンでの起用ありき、を基本線にしてはいけないはずだ。
もし、ほんの少しでも情が絡んでの起用なら、監督失格である。プロである以上、スタメンは実力と戦略でのみ選ぶべし。
■攻撃プレビュー
「開花」しないナジソン、この試合で持ち味を発揮できるか!?
広島戦・山形戦の2試合を、中島と組んだものの、2人とも結果は出せず。徳島戦は、平瀬・ナジソンの2トップが濃厚と見る。
それにしても、どうなんだろう?加入直後のナジソンからは「廻りを活かすプレー」の空気が感じ取れており、チームへのフィットは早いと思った。しかしそれ以前に、「そもそもブラジル人なのだから、日本人にはない強引さでゴールを執拗に狙う姿勢は、少しくらいはあるだろう」という、暗黙の期待がベースになっていたはずである。ところが、まだ2試合だけとは言え、あまりナジソンからそのような印象を感じ取れない。むしろナジソンは、「早くチームに馴染む様に」と、意図的に周囲を使う動きを意識しているようにすら感じられなくもない。
だが、今、求められているのは「決定力の改善」のはずだ。あらゆる意味で、他のチームへの「脅威」となって貰わねば、加入した意味などどこにもない。
チームとして得点さえ獲れれば、そして勝利できれば良い事は、当然理解できる。別にゴールがナジソンでなくても、チームが勝てればそれで良い。しかし、せっかく加入したナジソンを「効果的に」利用しなければ、単なる途中加入で終わってしまう。
韓国での実績を引っさげ、鳴り物入りで入団したのだから、どこも警戒しているはずだ。その心理を突き、ナジソン=ベガルタの新たなる脅威という認識を植え付ける事ができなければ、ナジソンが加入した意味など、どこにもない。むしろ、そうやってナジソンに注意を引き付けておいて、実は日本人選手がガンガン得点を取る、という得点パターンの構築をするべきではないのか?
そのためには、まず「ナジソンの得点力に気を付けろ!」と他チームに思わせる必要がある。つまり、まずは「ナジソン自身の得点」が必要になるのである。
■戦況の予想
一部の紙面では既に語られているが、アウェイ・徳島戦への相性は良い。
しかし、この一戦だけは、今までとは状況が違う。仙台としては、この試合は絶対に落とせない試合であり、その意味でプレッシャーが圧し掛かっている。もう引き分けすら、敗戦と同じである事は、筆者でなくてもご理解頂けているだろう。
2位・山形との勝ち点差が8。
3位・鳥栖との勝ち点差が4。
勝ち点で並ぶ湘南がお休みの時に引き離す事に失敗し、もたついていたセレッソに、とうとう追い付かれた。
だが、現在の仙台に、「勝ち点差」を語る資格は無い。6戦も勝ち星から見放されている状況で、1勝する事にこれだけ苦労するとは思わなかった。「勝てているチーム」なら、「ここで勝てば順位を抜ける!」とか言っても説得力はあるが、これだけ勝てないと、「次勝てば・・・」という言葉にすら、虚空なものを感じてしまう。
今朝(8/23)の河北の紙面を見て、「ようやく目が覚めたか」と思えた。由紀彦が、平瀬が、憎まれ役を買ってでもチームを戦う集団にすると言ってくれた。そして、もう「堅守速攻は必要ない」と言わんばかりに、徹底的に走るサッカーを取り戻し、今節も引いて守る事が予想される徳島の守備を想定し、これを崩す攻撃の練習に重点を置いているとの事。
この意識が、あと一ヶ月早く欲しかった。だが、ここまで勝ててない状況にならなければ、こうはならなかっただろう。
この試合、間違いなく「攻める仙台」「守る徳島」という構図の試合展開になるだろう。だがそれで、勝てるという保証はどこにもない。問題は、「相手は最下位の徳島だから、いくらなんでも勝てるだろう」という、慢心を一切捨て切れるかどうかにある。己の慢心に打ち勝てなければ、仮に相手がJ2最下位であっても、勝つ事は難しいだろう。過去の対戦成績など、無関係である。
そして、もう一つ気になるのは、サブメンバーの選定も含めた「ベンチワーク」だ。
勝つ試合では、それなりに納得の行くベンチワークを見られるが、負けた試合・ドローの試合などでは、尽くベンチワークが納得できない。結果論で言っているのではなく、「勝負を仕掛ける采配をして欲しいときに、必要なメンバーが居なかったり、居ても投入するタイミングが遅かったりする」事にある。
高さで勝負するべき相手に、中原が居なかったり、スピード勝負の方が有利と思われる相手に、飛弾が居なかったり。
試合の流れも絡む事であり、決して「外野」が望むような選手投入がなされる訳ではない事は判っているが、そもそも「試合以前の問題」として、相手をちゃんと毎試合研究しているのだろうか?と思いたくもなる選手起用・試合の采配が、少なくない。
どの試合のどのシーンが、という仔細こそ言及はしないが、どうにも「まずは自分たちのサッカーを貫いて・・・」という言葉の裏には、「相手の研究などしなくても・・・」という意図が隠れているような気がしてならない。まさか、杞憂であると思いたいが。
相手は、間違いなくこちらを研究し、対策を打ってくるだろう。こちらは6戦勝ち無しだが、相手は11戦勝ち無しである。勝利への嘱望は、徳島の方がより強いはずだ。だが、仙台としては、それ以上の勝利への執念をみせなければ、勝ち切る事は難しいだろう。
本当に勝てないチームは、たとえ相手が最下位であっても勝てないものだ。逆に「勝てるチーム」は、相手が首位であっても勝てるものだ。
目の前の1戦に対し、持てる力を最大限発揮して勝ち切る。今の仙台に求められているものは、「まず一勝」。仮にまだまだ、数字的には可能性があると言っても、また3位の入れ替え戦は狙えると言っても、全ては「勝利を以って勝ち点3を積み上げる」という結果を伴わなければ、いくら数字上の可能性を語っても、説得力は無い。
この試合に勝てなければ、今季の昇格はもう諦めるぐらいの覚悟でなければ、恐らく勝利はできないだろう。その位の「背水の陣」の気概を求める。
「まだ試合数がある」とか思っている時点で、既に負けたも同然だ。これが最終戦のつもりで戦え、仙台。
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