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甲府2-2仙台 大荒れな展開も結局ドロー

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現地参戦された方はもちろん、映像を通して見ている方も、目まぐるしく変化する前半には、非常にストレスを感じる試合だっただろう。

ラッキーなPK獲得で久しぶりの先制点を上げたかと思えば、予想外の磯崎負傷退場があり、その後の展開で僅か2分間での逆転を許し、そしてまさかの甲府マラニョン退場を経て、前半ロスタイムに中島の4ヶ月ぶりのゴールで再びイーブンに戻す展開。

非常に内容の濃い(良い、とまでは言わない)展開に、手に汗と、首から提げたタオルマフラーを握り締める方は少なくなかったに違いない。

驚いたのは、試合開始2時間前。前日までに新加入のボランチ斉藤をスタメン起用との報道もあり、非常に期待していたのだが、蓋を開けてみれば永井先発。初めは監督の意図が理解できなかったが、試合が始まってみれば、その疑問は自ずと解決した。

この試合、永井始め、積極的に仕掛けさせる展開を、監督は狙っていたのだ。前半我慢、後半勝負と読んでいた筆者の期待は、(良い意味で)見事に裏切られた。

試合後の監督コメント、及び前半の試合内容を見る限り、ここ数試合で実践してきた「堅守速攻型」は鳴りを潜め、仙台のいつものムービングサッカーを選択していた。流石に、これには驚いた。

結果としては、またしてもドロー終劇となってしまった。しかし、3戦連続でドローである事・アウェイである事を考慮し、かつ、相手が前目の攻撃では定評のある甲府である事を考えたとき、「守備から入る事」に、果たして妥当性があるのか?という疑問を持ち、夏場の、しかも盆地特有の蒸し暑さの中、敢えて積極的に仕掛ける、仙台のいつものムービングサッカーを選択した事は、決して間違いな選択ではなかったはずだ。

その効果は、すぐに現れる。前半9分にラッキーなPKを獲得。得点はPKだったが、積極的に仕掛けていったからこそのPK獲得であり、別な形で得点が入っていてもおかしくはなかっただろう。

しかし、仙台に先制点を許した甲府は、新加入のマラニョンとサーレスにボールを集め、追撃の姿勢を強めた。その結果、この2人の能力であっという間に試合をひっくり返されてしまった。ブラジル人の能力の高さと言ってしまえばそれまでではあるが、2失点とも競り合いの地点には千葉がおり、結局競り負けてゴールを許す事になってしまった。2失点を喰らった時点では、既に木谷が投入されており、ある程度は守備固めに期待していたものの、2失点とも千葉が絡んでいた事を考えると、やはりCBは早く本職2枚の構成に戻したい。

だが、運は仙台に味方する。マラニョンが前半のうちに2枚目の警告を貰い、早々に退場。数的有利となり、勢い付いた仙台は、前半ロスタイムに中島の4ヶ月ぶりのゴールで、後半に十分な望みを託す展開を勝ち得た。

結局、得点の入らなかった後半においても、積極的にゴールを狙う展開を崩さず、最後まで諦めずにボールを追った。試合終了後、両チームの選手がピッチ上にへたり込んでしまったシーンを見ても、如何にこの試合が、運動量を求められる壮絶な展開だったかが伺える。

後半、途中投入され、仙台デビューを飾ったボランチ斉藤があまりにも良い動きだっただけに、尚更勝てなかった事が非常に悔まれる。右CK付近から、かなり距離のあるスローインを受けた際に放ったダイレクトボレーなどは、スピード・狙った位置(それ以前にシュートを撃つという選択判断の良さも)が非常に秀逸であり、相手GKは辛くも手に当てて枠を外すのが精一杯だった。GKがほんの少し気を抜いていれば、GKの手を突き飛ばしてボールが枠内に行ってたかもしれない。あんなプレーのできる選手は、最近の仙台では殆ど記憶に無い。

勝ち切れなかった事や、僅か2分間で2失点もしてしまった事など、反省点は少なくないだろう。しかし、夏場であっても、堅守速攻のみならず、仙台の武器であるムービングサッカーを上手に活用する采配を見せた事で、戦い方の選択肢が広がった事は間違いない。

岐阜戦のレポートで「甲府戦は安易に堅守速攻型を選択するようであれば、甲府の攻撃の餌食に」と表した下りを記載していた。まさかこのブログを監督が読んでいるとは思えないが、今回の戦い方を見る限り、安易に堅守速攻型を選択した訳では無かったため、筆者としては「願ったり叶ったり」の展開ではあった。

あわよくば、それが勝利という結果に繋がってくれれば、尚良かったのではあるが・・・。

この結果を以って、またしても4連続のドローとなってしまったが、地道に勝ち点を積み上げている事や、順位の近い廻りのチームである鳥栖やセレッソが敗戦した事を考えると、今季においての「負け数の少なさ」というものが、以外に効いている事に驚かされる。

だが、地道に勝ち点1を積み重ねる事に意味があるのは、それを勝ち点3に繋いだ時だけである。1勝を挙げた時、それまでの引き分け3試合を含めて「2勝分の価値」が得られるが、逆に敗戦となれば、3引き分けで積み重ねた勝ち点3を失ってしまう事になる。

ただ、次節からの2連戦。今季最大の敵と戦わなければならない。首位・広島戦、2位・山形戦。

今節までの4引き分けを受け、山形戦はともかく(舐めてかかる訳ではないが)、次節の広島戦が非常に重要度の高い試合になってしまった。通常であれば、広島戦での勝ち点3を「皮算用」するのに難しいものを覚えるが、それに挑戦しなくてはならない。

関口の出場停止は痛いが、ナジソンのお披露目になるであろう事や、とうとう得点を挙げた中島のスタメン去就、斉藤の次節スタメンへの期待など、見所満載の一戦になる事は間違いない。

なかなか勝ちきれないが、負けてもいない、仙台。だが恐らく、この試合だけは、ドローだけは無いような気がする。激戦の末、決着は付くと予想。

まずは、しっかりと休養し、良い準備を。




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