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これが、勝ち切る力のないチームの結末-。
何のための先制点なのか。何のためのサブメンバーなのか。何のための采配なのか。
全ては、勝利という目的のためであり、それ以外の理由はどこにもないはずである。
それなのに、このチームは、折角奪取した先制点を活かす事ができず、またもドローとなってしまった。もう、呆れてモノも言えない。
80分までは、ほぼ完璧に試合を運んでいた。追加点こそ、これを奪えないという課題は未解決となったが、それであれば、1点を守り切るという選択で、残りの時間を、よりセーフティに過ごすべきであったはずだ。
2点目を取れなかったのは、止むを得ない。それが今の仙台の「実力」である。だが、であるからこそ、虎の子の1点を守り切る意識は、どこよりも高く持たなければならないはずだ。
それを・・・それを・・・詰まらないFKを富田が与えてしまった事により、素晴らしいFKをアンドレジーニョに決められてしまい、万事休す。
また、後半ロスタイムの、本当に本当のラストプレーで、折角関口がベストな折り返しのクロスを入れてくれたというのに、キャプテン・梁がこれを「宇宙開発」してしまう始末。
「相手にチャンスを与えない」「相手から奪ったチャンスは必ずモノにする」
こういった、基本中の基本が出来ないチームは、例えJ1に上がったところで、すぐに落ちてくるだけだ。
そもそも、6戦も勝てていない+80分まで、1点リードで来ている、あとは確実に逃げ切るだけという状況下において、途中出場する選手に、どれだけプレッシャーがかかるのか、監督は考えたことがあるのか!?
今季、富田は、明らかに成長株だ。こういった場面でも、使ってみたいのは判らないでもない。
しかし、あのシチュエーションにおける富田の投入は、明らかに間違いである。1点を死守しなければならない場面で、他に投入できる選手がいなかったのであれば仕方ないが、岡山を帯同させておいたのだから、あの場面は誰が見ても、岡山を投入する他に、選択肢はないはずだ。
何のために、千葉をCBに据え置いた!?ボランチの交代であれば、千葉をボランチに上げ、岡山をCBに置き、ベテラン2枚をゴール前に配置して、より「完璧」な防御を敷くべきだったはずだ。
富田の投入を疑問に思ったが、それでも勝利できるなら、目を瞑ろうと思った。しかし、結果はそこを起点にしての失点。1-1ドロー。
富田が、FKを与えたシーンをビデオで再確認してみた。
ドリブルで突破しようとするアンドレジーニョの足元のボールに、富田はうかつにも後ろから足を伸ばしてしまった。もちろん、ボールに届いてカットできればよかったが、同時に、FKを与える危険性もあった。それに気が付いたアンドレジーニョ。「チャンス」と思い、いかにも「この足に引っ掛けられました」と言わんばかりに、前のめりに転倒。笛が鳴るという保証は無かった。しかし、笛は鳴った。
この時点で、失点したも同然であった。もちろん、FKが決まらなければ、そのまま勝ち切れていただろう。しかし、この失点をもたらすに至った采配の問題は残る。試合全体の状況、6戦勝ち切れていない状況、交代要員の選択肢で、岡山と富田の居る状況を総合判断した時、誰しもが「守り切るなら、ここは経験のある岡山の投入」と考えたはずだ。
なのに、監督は富田を投入し、そしてその采配は「裏目」に出てしまった。確かにFKを与えたのは富田であるが、だからと言って冨田に「全責任がある」訳ではない。プロとして、1個人としては、あそこでFKを与えた事に対しては、もちろん責められるべきであるが、問題はそんな単純な事ではない。この試合に限らず、訳の判らない「迷采配」を繰り返している、新人監督にこそ、その全責任がある。
ここまで7戦、勝利を収められないでいる。確かに、個々の内容を見れば、それぞれの選手の動きに問題があったり、ピッチ上でミスを犯してしまった事も、要因としてはあるだろう。しかし、ここまで勝利がないと、采配ミスの影響がないとは言い切れない。
残り12試合。2位・山形との差は8のまま。3位・鳥栖が敗戦したため、3位との差は3に縮まった。ここまで7戦、勝利がない状況を考えると、実質、もう2位を狙うのは「無理」だろう。数字上の可能性から言えば、まだまだ十分に可能性はある。だがしかし、ここまで勝ててない状況を見る限り、今後、順調に勝ち星を増やせるという保証は、どこにもない。つまり、2位狙いは、「皮算用」すらできない状況なのだ。
それでも山形は、このまま素直に勝ち星を伸ばせるとは思っていないので、どこかでチャンスが巡って来る可能性はあるだろう。しかし、仙台が現在おかれている状況を考えたとき、「山形との勝ち点差」を口に出して説明するのも、今はおこがましい。
もし、それを監督が平気で語ろうものなら、失笑の的となるだろう。あまりにも現実を直視しなさ過ぎるからだ。
3位を狙ったとして、J1の16位のチームがどこになるかは、まだまだ混沌としている。こちらもはっきり言って、楽に勝てるチームなど来ないだろう。 横浜FM? ジュビロ磐田? ちょっと前まではとても入れ替え戦に廻ってくるようなチームとは思えないところが、今年は来そうである。3位になったからと言って、入れ替え戦で勝てる保証など、どこにもない。
だがそれでも、現実的に残った選択肢として、まずは3位定着を目指さなければならない。それが「現実」である。だが、近年は4位に甘んじる事が多かったが、今年はそれすらも厳しいだろう。それでも、ここで諦める訳にはいかない時期でもあるので、まずは、一歩一歩。
次節がお休みになるため、ザスパ草津・セレッソ大阪に抜かれ、7位からリーグを再開する事になる可能性は高い。そう考えると、3位すら厳しい事が良く判る。それなのに、リップトークで「2位を目指して・・・」などという言葉は、もう聞きたくもない。
判っている事をやっているだけでは、勝利は手に入らない。勝利するために足りないものを、探して補完する必要がある。
何が足りないのか?それはどうすれば手に入るのか?
チームは、今日から4連休に入るが、この4日間のお休みは、決して、悠長に過ごす事など出来ないはずだ。試合は、90分ではない。前節の試合が終わった直後から始まっている。このお休みとて、「試合の最中」である。そう考えれば、「どうすれば勝てるのか」を、普段から考えるようになるだろう。
2週間後、ホーム福岡戦。
この試合に勝てないようであれば、恐らく、3位狙いすら「遠い現実」となっている事だろう。
少しでも、希望の糸が繋がっている事を信じて。
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