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第35節vs熊本戦プレビュー スキを見せず、連勝を

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J1昇格物語、第二幕の開演。

気持ちで勝った福岡戦の勢いを活かし、連勝を目指す仙台。7試合勝ち無しの低迷を脱した理由が「偶然」でない事を証明するため、ここで部様な戦い方ではできない。

今節も福岡戦同様、選手は気持ちを前面に出して戦ってくれるものと信じている。

今節の相手となる熊本は、皆さんご存知の通り、今季の2度の対戦とも勝てていない。第一クールのアウェイ対戦では高橋泰に2点を奪われ、第二クールのホーム対戦ではスコアレスを喫し、共にドローに終わっている。

シュート数を見ると、第一クールは仙台16-熊本8、第二クールは仙台15-熊本10。熊本戦に限った話ではないが、常に攻める姿勢は持ち続け、相手ゴールを脅かすところまでは行くのだが、フィニッシュの精度を欠く悪癖のため、尽く決定機を逃し、勝ち切れてこなかった。

今節も、攻める仙台・守る熊本という様相は想像に難くない。ただ、5試合勝てていない熊本が、まず守りから入ってくる事もこれまた想像に難くないため、「難攻不落の熊本城壁」を相手にする事になりそうな一戦である。
ただ、仙台としては、今は「相手よりも自分たちの問題」である事は認識しており、相手がどこであろうと、勝てる時は勝ち、負ける時は負ける、そんな印象が強い。つまり「勝つのも負けるのも(ドローになるのも)自分たち次第」なのである。

福岡戦同様、気持ちを前面に出して、相手を上回るプレーを実践できれば、自ずと勝利は転がり込んでくるはず。今節、第一クール以来の久しぶりの連勝に期待したい。

熊本の最近の数字を見てみよう。5試合勝ちなしの間の成績を見ると、6得点/12失点。33節で甲府に5失点を喰らったのも含め、この5試合は全て失点中。せめてもの慰めだった高橋泰の得点も、この5試合の始めの3試合(30節-32節)で4得点だったのに対し、直近の2試合は無得点に終わっている。

この5試合中、前節の水戸戦を除いては、全て昇格候補と目されるチームとの対戦であった。(横浜FC、福岡、C大阪、甲府)これだけ上位対戦が続いては、未勝利も仕方なかったところと言えるかもしれないが、荒田が絶好調とは言え水戸に0-2で敗戦とあっては、流石に「根本的な守備への不安は無い」とは言えないだろう。

この試合、熊本の守備は、かなり堅く締められると思った方がいい。恐らく、少々低めの最終ライン取りで仙台の攻撃を受け止め、我慢を重ね、数少ないカウンターのチャンスを高橋泰に託すものと考えられる。だが、熊本は結果が出ていないからと言って、攻撃陣が不調という訳ではない。高橋を始め、木島・中山と言ったフィニッシャーは健在で、決してリーグ上位陣に引けを取っていない存在である事に変わりはなく、スキを見せれば、第一クールの対戦同様、あっと言う間に失点を喫す可能性は決して低くない。

仙台としては、前節に引き続き失点への警戒を怠らず、無失点での勝利を目指したい。福岡戦では、前半の20分間で2得点し、試合の流れをほぼ手中にしたが、毎試合毎試合、こう言った望む展開になるとは限らない。むしろ、前述した熊本の守備陣に手こずり、攻撃陣に掻き回される、厳しい展開が待っていると見たほうが良いだろう。

大事なのは、攻守のバランス。それと、時間帯と状況によって、目的をはっきりさせる共通の意識が欲しい。守りが堅く、なかなか流れの中から得点できない時は、セットプレーに活路を見出すアイデアも必要だし、攻撃的に行き過ぎて守備のバランスが疎かになれば、カウンターで失点という展開もある。

その意味でポイントとなるのは、福岡戦で組み合わせられた、ボランチ2枚「千葉-斉藤」ではないだろうか。

千葉が守備面で貢献してくれるため、これまでなかなか攻撃参加が叶わなかった斉藤が、積極的にアタッキングサードに顔を出せるようになった。厚みのある攻撃を展開するためには、フォワードやサイドハーフのみならず、ボランチのどちらか1枚が前線に顔を出せるかが重要になってくる。ただ、ボールロスト時に中盤にスペースを空けないため、上がり過ぎにも注意が必要。この「スペースを空ける事なく、攻撃に参加する」ためのポジション取りが大変難しく、これまでは永井がその役を担って来たが、センターバック陣の主力にケガ人が続出し、千葉をセンターバックで起用せざるを得なかったため、しばらくは富田とのコンビで凌いできた。

だが、それでも結果はなかなか出ず、ボランチの補強が急務だったところに斉藤が加入。また、センターバック人がケガから続々と復帰し、第一クールの4連勝時のメンバーで最終ラインを構成できるようになった事で、斉藤のコンビに千葉を起用する事ができるようになり、福岡戦の内容を見る限り、この組み合わせが現時点ではベストと言う事ができるだろう。

尚、勝利こそならなかったが、8月10日の第30節・ホーム広島戦において、この「千葉-斉藤」の組み合わせで臨み、広島の攻撃陣を1失点で押さえ込んだのは、未だ記憶に新しいところである。この組み合わせで山形戦に臨めれば、あるいは結果は違っていたかもしれないのだが、返すがえすも岡山が累積で山形戦に出られなかったのが悔やまれて仕方ない。

この試合の勝利へのポイントを上げるとすれば、福岡戦同様「先行で2点差以上とする事」ではないかと考えられる。単なる先制点による1点だけでは不足で、2点差以上の開きがなければ、試合を落ち着かせる事はまだ難しいのではないか。本来なら1点あれば充分であるが、福岡戦を無失点で終えた守備陣の奮闘が「ブラフではない」事を再確認するまでは、常に1失点は想定しておかなければならない。

その筆者の懸念を、熊本戦の内容を以って、是非とも払拭して欲しいものである。

今節、この試合に勝利できれば、周辺順位のライバルたちの勝敗に関係なく、再び昇格争いに名乗りを上げられる。3位との差が3ポイントである事・その3位湘南との直接対決を残しているため、「既に名乗りは上げているのではないのか」と言われる諸氏もいるとは思うが、例年稀に見る大混戦の中、連勝で勢いを見せ付ける事によってのみ、名乗りを上げる資格があるものと思っている。

試合会場となる熊本地方の明日(9/13)の天気は、曇り気味であるにも関わらず、最高32℃の予想。キックオフが夕方18:00とは言え、日中の蒸し暑さは残っているだろう。涼しくなり始めた仙台から見れば、盛夏の時期に戻ったかのような印象さえあるかもしれないが、暑さを敵に廻す事なく、上手に付き合って90分を戦い抜いて欲しい。

この試合を獲るか獲らないかで、残り試合の展開に大きく影響してくる。それは、選手・コーチ陣・クラブ関係者に始まり、在仙メディア・全国の仙台サポーターに至るまで、既に共通認識となっている事だろう。

この時期、引き分けは敗戦に等しい。勝利のみが、昇格争いのライバルを退ける、唯一の手段だ。

奇しくも、9月15日(月)には、前回参加を見合わせた熱論!ベガルタが開催される。福岡戦・熊本戦を気持ちよく振り返るためにも、連勝という結果以外は望みたくない。

ここまで来ると、もう「勝ち点という数字の積み重ね」の問題ではない。

Dead or alive.

昇格争いに生き残るか、脱落するか。その瀬戸際である。




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