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第39節vs甲府戦プレビュー 再び、前へ。立ちはだかる甲斐の壁の、厚さや如何に

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昇格のためには、立ち止まっても前に足を出す勇気が必要。

前節、水戸に初敗戦を喫し、連勝を4で止めてしまった仙台。だが、大混戦の昇格争いから脱落した訳ではない。残り7試合を如何にしっかりと戦うかで、まだまだ可能性は充分に残っている。

今節、対戦する甲府とは、今季1勝1分で負けがないものの、前回対戦では、新加入のサーレスとマラニョンに豪快なヘッドで得点を決められ、惜しくも引き分けに終わっている。だた、甲府の3トップの一角を担っていた、絶好調FW大西が今節は出場停止であり、若干ながら仙台に追い風となっている。

だが、甲府は順位こそ7位と苦しい位置にはいるが、前節の湘南戦で10戦ぶりの敗戦を喫する前は5勝4分でポイント19と、勝ち点を順調に伸ばしており、勢いはある。大西一人が抜けた穴の大きさがどの程度のものかにもよるが、決して侮れない相手である事は間違いない。何の策も弄せず、ただ「自分たちのサッカー」だけを拠り所として臨めば、相手の好き放題にさせてしまう可能性がある。

絶対に勝利の必要な今節、それだけは避けたい。

気になる「甲府対策」についてであるが、今節、珍しく具体的な練習の内容が、各紙で報道された。なんと、甲府と同じ「4-3-3」をオプションとして携えるというものである。

面白い。確かに、今季のJ2で、4-3-3を敷くチームは甲府だけであり、甲府から見れば、今季、同じ布陣で戦う経験自体が皆無だろう。

また、「オプション」というところにもミソがある。そういう情報が公になった事で、甲府側も当然、これに対するケアは考えてくるだろうが、その裏を掻き、蓋を開けてみれば「いつもの4-4-2」なんていう事もあるかもしれない。つまりは「情報戦」である。

初めから、4-3-3で臨むかもしれないし、或いは90分を通して、4-4-2で臨み、4-3-3は使わないかもしれない。

どちらを選択するにしても、甲府へ与える「情報がもたらす影響」という意味では、及第点である。こういう情報なら、願ってもない事だ。

ただ、4-3-3なんて、やった事もないんじゃないか?という諸氏もいらっしゃるとは思うが、一応キャンプでもテストした事はある。

そして、4-3-3布陣の礎となる「3ボランチ」は、実は今季、既に実戦で使っている。

8月10日、第30節。ホーム広島戦。

ドロー街道のまっただ中で迎えたこの一戦。結果は1-1の、またしてもドローではあったが、広島の攻撃陣を寿人の1失点に留め、CK崩れからの菅井の同点弾を呼び込んだ、あの一戦である。

この時、仙台が敷いた布陣が、「4-3-1-2」であったのを覚えているだろうか。富田-千葉-斉藤で組んだユニットは、攻撃力という点ではやや精彩を欠いたものの、守備では充分に威力を発揮し、広島のブ厚い中盤を尽くブロックした。

この時、既に仙台の「3ボランチ」の効能については、一定の結論が出ていたと言っても過言はないだろう。この時の「処方箋」を、正に今節、ひっぱり出す時が来たのかもしれない。

今節、サブも含め、メンバーは大きく変わらないと予想。もし3ボランチを敷くなら、永井-千葉-斉藤のベテラン3人の起用が濃厚である。

だが、それでも安心とは言い難い。前回の戦いでは、僅か2分間でサーレスとマラニョンの2人に逆転を許し、その後のマラニョンの警告2枚退場に救われた面も否めない。特にマラニョンは、前半だけで1ゴール1アシストと大活躍しておきながら、試合の半分も消化しないうちに退場を喫し、悔しい思いをしている事だろう。奇しくも、今節も甲府のホーム。勝ちきれなかった仙台を相手に、同じ場所で、同じ過ちは繰り返さないと誓って臨んでくるはずだ。

この試合、相手はFW大西こそ欠場となるが、やはりサーレスとマラニョンに如何に仕事をさせず、こちらのペースに持ち込むかがポイントとなると思われる。

やはり、「この2人に、如何にボールを入れさせないか」ではないだろうか。

前回対戦では、右サイドからのマラニョンの速いクロスにサーレスがヘッドで反応し、同点弾を奪われた。その2分後、今度はマラニョンにちょっと距離のある位置からヘッドを決められ、あっと言う間に逆転を許した。

つまり、この2人にボールが入ってしまえば、反応し切れないくらいの速度で、ゴールを急襲されるのである。こんな展開を今節もやられたのでは、たまったものではない。

そこで、如何に2人にボールを渡さず、前線で早めにボールを奪うか。また、仮に2人のどちらかにボールが入ったとしても、素早いプレッシングで自由にさせず、甲府のやりたいサッカーをさせないようにするか。

また甲府は、外国人2人でなくとも、両サイドバックの上がりも絡んだ「クローズ」という短く・素早いパス廻しを武器とし、アタッキングサード内での急襲を得意としている。これを防ぐためには、甲府のサイドバックの上がりもブロックする必要があるが、それを目的とする意味でも、3ボランチは効果があるだろう。

ある意味では、甲府から見れば正に「敵は己にあり」の状況となる。

サーレスとマラニョンに仕事をさせず、かつ、甲府の得意とする「クローズ」すら持ち出せない。それは即ち、「相手の良いところを消す」という事に尽きる。

その上で仙台としては、充分にフィットしたナジソンを前線の武器とし、再び甲斐の地で、ゴールを決めなければならない。前回の対戦では、登録手続きの影響で、ナジソンは甲府戦に出場が叶わなかった。あれからちょうど2ヶ月。向こうのマラニョンが悔しい思いをしているのなら、こちらもナジソンが別な悔しさを味わっている。
この試合、完全に状況は五分。順位や得失点の推移に関係なく、サポーターも含め「相手よりもJ1に行きたい気持ちの強い方」が、勝利する事になるだろう。

気になる甲府地方の試合当日の天候は、晴れ。気温も最高で24℃の予報。キックオフ時刻の18:30頃には、既に辺りは暗く、ナイターの様相となっているだろう。

前回の対戦は、暑さの中、堅守速攻など忘れて鋭い出足を見せて先制点に繋げているだけに、涼しくなったこの時期、前半で様子を見る必要などどこにもない。甲府に残された昇格のチャンスは、3位までの勝ち点差8を、残り6試合で埋めなければならないため、甲府はこの試合を含め全勝の勢いがないと、まず今季の昇格の目は無いだろう。必死に食い下がってくるものと思われる。それを受けて立ってしまっては、こちらの勝機は見えてこない。

関口始め、前線での執拗なプレッシングが、甲府に今季の引導を渡す事に繋がるだろう。走る事をサボッては、我々の昇格の目もなくなってしまう。

充分に涼しくなったこの季節、相手に合わせるサッカーなど必要ないし、相手のホームだからと遠慮も要らない。必要なのは、相手をしっかりと研究し、相手の良いところを潰しながら、自分たちの良さを出して、主導権を握り続けるサッカー。それがあと7試合継続できるなら、昇格は間違いない。

試合当日、昼間のうちに、広島-湘南戦(14:00 K/O)がある。広島には、モチベーションを落とす事なく湘南を叩きのめして頂きたいと願うと共に、順位で湘南を抜くチャンスは、我々自身の手で掴み取りたい。

今節、甲府-仙台戦も含め、直接対決が3試合も組まれており、試合結果によっては、2位・湘南から4位・仙台までは、大きく順位が変動する事もあるだろう。

だが、今節が終わった時、2位の位置にいるのは、我らが仙台である事を強く希望する。

そう、ここに願う。




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