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第41節vsC大阪戦プレビュー 満身創痍の総力戦。菅井強行出場、ナジソン欠場濃厚とケガ人続出も、負けは許されない一戦

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今週、オフィシャルにて、菅井・ナジソンが全治2週間のケガがリリース。チームの屋台骨を支えてきた2人に加え、平瀬がぎっくり腰、田ノ上も足に違和感を覚えるなど、チーム全体に負傷者が続出して来た仙台。しかし、それでもこの試合だけには、負ける訳にはいかない-。

今週の練習では、菅井の代役を想定し、DF一柳にクロスの練習をさせていたようだ。単純に考えて田ノ上かと想像していたが、その田ノ上も足に違和感とあっては、どれだけ菅井の代役になるかは未知数である。

だが、この状況を受け、菅井の強行出場濃厚というニュースが飛び込んできた。

無理はしないで欲しい。この強行出場が祟って、また長期離脱になどなったら、それこそ目も当てられない。
ただ、この試合を制しなくては、昇格争いには生き残れない。それが判っているからこそ、多少の無理は覚悟で出場を決意するものと思われる。

今節の相手は、他のどこでもない。あのセレッソ大阪なのだ。今季、まだ一度も勝てていない、スピードのある攻撃力を有する、あのチームである。19歳ながらも日本代表に抜擢され、仙台戦後から代表を中心とした過密日程が始まる、あの香川も出場してくるだろう。

その香川とマッチアップするポジションとして、右SBには、菅井級の選手をどうしても置きたかった。もし菅井が出場するなら、ポテンシャルにおいて心配はないだろう。だが、明らかにコンディションの面では不安が残る。それでも菅井を起用するのは、「替えが効かない」という期待の裏返しでもある。

また、直前になって、ナジソンのケガも公に。8月の加入後、獅子奮迅の働きを見せていたが、連戦の疲れもあり、ここで休ませなければならなくなった。おそらく、欠場濃厚だろう。

だが、ここであの男が活きてくるか。FW中島。天皇杯も含め、ここのところ得点という結果を出し続けてきているが、愛媛戦は出場時間も短く、また守備に追われた事もあり、リーグ戦久しぶりの得点とはならなかったものの、一時の不調は脱しているはずである。今節、ナジソンの代役としてスタメン濃厚だが、本人には代役のつもりは毛頭ないだろう。元々、仙台の主力FWの座は彼の手中にあり、極度の不振からベンチにすら入れない日々が続いたが、ここへ来て急伸。残り試合を考えると、ここでどうしても本人に結果が欲しいところである。

また、今節、ナジソンに代えて中島という選択肢は、相手がセレッソ大阪である事を考えると、ある意味で正解なのかもしれない。その理由は、「中島の守備」にある。

持ち前のスピードを活かし、ピッチを上下に走り回るその運動量は、ピーク時は関口に勝るとも劣らない。その運動量を以て、ボールロスト時の彼の守備に対する運動量は、ナジソンや平瀬のそれとは比べものにならない。その守備への貢献を前線から実践してくれれば、如何にセレッソの攻撃陣が好調と言えど、楽にはシュートは撃たせないだろう。

また、セレッソが苦肉の策で敷いてきている3バックに対しても、中島の飛び出しはかなり有益であると見る。前回対戦していなかったナジソンをセレッソにぶつけて見たかったが、中島でも充分に・・・いや、もしかしたら中島の方が実は効力があるのではないだろうか。

もちろん、彼自身も、得点を以てチームを勝利に導きたいはずだ。是非とも、強引にシュートを撃つ姿勢を取り戻して欲しい。

今節、対戦相手となるセレッソ大阪は、ここしばらくの連続複数失点を受け、3バックの大博打を打ってきた。このリーグ終盤に、なんたる決断かと思ったが、とりあえず、天皇杯と鳥栖戦では結果が出ている。

だが、鳥栖-セレッソ大阪の対戦VTRを見て思った。「セレッソが鳥栖に勝てたのは、3バックのせいではない。香川と乾の個人技に過ぎない」-。

この試合の得点者は、香川と乾(共に2点)。二十歳以下の若い選手が、2シャドーとして揃って得点。ポジショニングしている位置からすれば、当然、得点できる機会は高いだろう。

この試合、ポイントは「如何に香川と乾に仕事をさせないか」であると見る。この2人にボールが入った時のセレッソの攻撃に向けた動きは、非常に驚異だ。何人も流動的にスペースへ走り込み、スキあらばシュートを撃ってくる。その圧力は、おそらく愛媛FCのそれとは段違いだろう。

愛媛戦はなんとか凌げたが、セレッソ戦はおそらくそうはならない。特に香川は、この試合直後に代表遠征を控えており、チームを勝利に導いてから出発したいと、意気込んでくるだろう。いつにも増して非常に危険な存在となっている事は明らかである。

この2人に仕事をさせないためには、やはり「この2人にボールを入れさせない」事に尽きる。だが、2シャドーであるため、どうしてもどちらかにはボールは入ってしまうだろう。

となると、どうすれば2人を止められるのか?
その答えは、鳥栖-セレッソ戦のVTRに隠れていたように思われる。

この試合のセレッソの得点シーンに限らず、香川と乾は、執拗に中盤のサイドから前線へ一気に駆け上がるシーンが多かった。トップスピードでボールを受け取り、そのままゴールを急襲するのである。

鳥栖は、香川と乾のスピードの前に為す術がなかった。彼らを止められず、失点を繰り返すしか出来なかったのである。

チームは違うが、同じ布陣(3-6-1)を敷く広島の場合は、各選手が精度の高い高速パス廻しでゴールを襲うのに対し、セレッソの場合は、香川と乾を走らせて、手数を掛けずに一気にゴールを陥れる「速攻型」に生まれ変わっている。彼らを止めるのは、至難の業である様に思われる。

しかし、仙台としては、それをやってのけなければならない。

そこで、今節前線に入ると思われる中島の効能を考えてみたい。彼は元々、強引なシュートが持ち味のストライカーだ(今でもそうだと思うが・・・)。彼を含め、仙台攻撃陣が前線で暴れている限り、セレッソは守備に追われなければならない。そうなると、香川や乾も例外ではなく、守備に翻弄される事になる。

もちろん、攻撃一辺倒ではカウンターから失点という、最悪の事態を招きかねない。それを防ぐため、カウンターによる飛び出しをブロックする必要がある。

これを実現するためには、「かなり強気で最終ラインを上げ、ピッチを狭くして戦う」必要があると思われる。ケガ人の不安を抱えながらも、守備と攻撃を両立するためには、これしかない。また、布陣が全体的に間延びしてしまっては、空いたスペースを香川と乾に縦横無尽に走られてしまう。

裏に飛び出される危険はあるが、仙台がセレッソに勝つためには、香川と乾のスピードを殺すため、ピッチを狭くして戦うしかない。ピッチを縦に広く使っては、菅井の足がどれだけ持つか判らないし、梁や平瀬も万全ではない。また、仙台の守備陣は決して足が速いとは言えず、ベテラン2枚のCBは、その経験からくる「読み」で勝負するタイプである。この事情も考慮すると、ピッチを広くしてしまっては、彼らの思いのままの試合運びをされてしまう可能性が非常に高い。

この試合、セレッソは、どうしても勝たなければならないため、序盤から積極的に攻め上がってくるだろう。彼らにアタッキングサードへの進入を許せば、シュートの雨霰を呼び込み、失点は時間の問題と考える。だから、そうなる前に、彼らを「ゴールから遠ざける」しかないのである。

尚、この戦い方のヒントとなる試合を、今季、既にこなしている。

5月6日、第12節。アウェイ広島戦。

広島の猛攻を、高い最終ラインで何度もオフサイドブロックに引っかけ、後半ロスタイムの中原の決勝ヘッドで1-0勝利した、あの試合である。

そう、あの広島相手に通用した戦術なのである。確かに、それでもシュートは撃たれ続け、広島に17本もの記録を付けさせてしまった。だが、最終ラインを高くしていた事もあり、危険性の高いものは僅かだった。

この試合は、チームとしても「広島ビッグアーチ初参戦」であり、その地で初勝利をもぎ取った。その時の感動は、今でも忘れていない。(#筆者も現地参戦させて頂いた)

奇しくも、現在のセレッソは、広島と同じ3-6-1布陣を敷き、1トップ2シャドーの構成まで一緒である。あの時の勝ち方を思い出せば、セレッソの攻撃陣を防げないはずはない。

朝晩も寒く、秋風が吹き荒む季節となったが、運良くまだ昇格争いに首を突っ込めている仙台。昇格争いから脱落していくチームがそろそろ出始める中、このような状況の渦中に居られるだけでも幸せではあるが、どうせなら、ライバルを叩いてその可能性を一気に広めたい。

こちらが満身創痍な状況なのは、相手にもスカウティングされている事だろう。

だが、手負いの猛禽類だからこそ、相手の肉を食い引きちぎって倒せる可能性を秘めている。

恐れる必要はどこにもない。相手の主力は、あまりにも若すぎる。一度崩れ始めれば、どこまでも崩壊していく事だろう。そのきっかけを、「先制点」という形で作ってしまえば良いだけの事だ。

予想される、26日の大阪地方の天候は、曇りで22℃の予報。暑すぎず寒すぎず、サッカーをするには丁度良い気候だろう。

この試合さえ終われば、天皇杯を挟み、次のホーム・広島戦まで2週間空く。ケゲ人の休養に充てられるだろう。この期間を充実的に過ごすためにも、昇格に充分な可能性を残してこれを迎えたい。

もちろん、そこに求められている結果は、勝ち点3以外のなにものでもない。




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