
にほんブログ村
天皇杯3回戦を挟み、リーグ戦が再開。残り6試合は、恐らく田村抜きで戦わなければならないが、リーグ終盤が総力戦になる事は、始めから判っていたはず。今週は、磯崎・田ノ上がしのぎを削っていたが、果たして「当確」は?
そして、気になるFW先発争いの行方は?
河北紙面によれば、左SBは磯崎濃厚。そしてFW先発は、中原-ナジソンとの事。平瀬が猛烈な勢いで怪我から復帰し、スタメン先発をアピールしていたが、やはりここは大事を取るのか。それとも、ギリギリで平瀬が来るのか。そして、ここのところ練習試合やサテライト、天皇杯で連続得点中の中島のベンチ入りはあるのか。
FWは、ナジソンとの組み合わせの関係で、高さのある中原か平瀬のどちらかだろう。(個人的には、中島-ナジソンも見てみたいと思っているが)仮にそうなら、平瀬と中島をベンチに入れて欲しい。得点の欲しい終盤、足が止まってきたあたりでこの2枚を同時投入などでも面白いかもしれない。代わりに、DFの控えなどは無用である。
表題でも書いたが、今節対戦する愛媛には、過去4戦勝てていない。勝った試合と言えば、昨年の6月23日、ホームでの対戦まで遡る。その後は0-3敗戦(愛媛陸上)・0-1敗戦(ユアスタ)・1-1引分(ニンスタ)・0-1敗戦(ユアスタ)と、1分3敗。無得点負けが3試合もあり、どれだけ苦手チームになってしまったかが良く判る。
昨年も、リーグ後半で愛媛戦の2敗が大きく響き、ギリギリのところで昇格を逃してしまっている。今年こそ昨年の雪辱を晴らし、2位争いに再台頭しなければならない。
4連勝の時の勢いが少々鳴りを潜めてはいるものの、得点は取れており、またBチーム主体で戦った天皇杯でも中島・田ノ上が得点を挙げている。点を取れる雰囲気は持続しており、その流れをそのまま愛媛戦に持ち込みたい。
また、4試合連続得点中のキャプテン・梁も、内転筋の怪我こそ完治していないものの、今週の紅白戦でも得点を決めているようで、結果でキャプテンシーを見せたい模様。今節、5試合連続得点の期待もかかる。
ここで、対戦相手となる愛媛の状況を、数字から見てみたい。
前節は1-0で草津から勝利を挙げ、天皇杯でも佐川急便SCを2-1で下し、公式戦連勝中。良い流れを以て、再び仙台に乗り込んでくるものと考えられる。
しかし、リーグ戦の過去5試合を見ると、決して好調という訳ではなさそうだ。前節の草津戦こそ1-0で勝利したが、そこまでの4試合は1分3連敗。広島相手の4失点は仕方なしかもしれないが、翌節の徳島戦では0-5大敗。そこからのテコ入れで、前節草津戦は1-0でやっと勝利を得たものの、雨中でピッチ状態が最悪のコンディションの中、草津の後藤涼が最大の決定機をボールコントロールできずにゴールを逸し、ピンチを免れるなど、運に左右された面も大きい。
確かに、徳島戦で5失点大敗を喫してからの、組織的な動きは再整備されてきている様子があるが、J2の技術レベル全体が向上してきている昨今、天皇杯でのアップセットが今年は限定的だった事からも判るように、天皇杯の結果はあまり参考にならないだろう。相手は同じJ2ではなく、あくまでもJFLである。リーグ戦の流れは、あくまでも草津戦までであり、天皇杯で勝ったからリーグ戦にもその勢いを持ち込めるとは、思わないほうが良いだろう。但し、内容は重要である。一つのゴールから生まれる「覚醒」が、天皇杯で無いとは限らないからだ。
しかし、天皇杯を抜きにして、愛媛のリーグ戦の状況を見てみると、、、。
愛媛の過去5試合を見ると、1勝1分3連敗・4得点12失点。直前の草津戦こそ1-0勝利だったが、ピッチコンディションを考えると、無失点は「ブラフ」の可能性もある。(事実、天皇杯3回戦・佐川急便SC戦でも1失点している)
得点が少なく、失点も多い。過去5試合のその現状を、前節の草津戦・天皇杯佐川急便SC戦で克服できているのか?できているとすれば、守備の再整備から入っている事だろう。
しかし、それでは得点の少なさを克服した事にはならない。失点についてはある程度ケアしてくるだろうが、得点力については、恐らく「手つかず」の状況にある。唯一、怖いと思えるのはFW内村だけで、他の選手にはあまり驚異を感じない。仙台としては、如何に内村に仕事をさせないかが勝負どころになると思われる。
この試合のポイントは、如何に先制点を上げるかではないだろうか。愛媛の過去のデータを見ると、失点を喫しながらの勝利は、なんと16節・5月25日の甲府戦まで遡る事になる。その後は5勝しかしておらず、2-0勝利が1回、1-0勝利が実に4回に及ぶ。
つまり、愛媛は勝つためには、無失点で終えないと厳しい状況である。愛媛から見れば、「失点≒勝利無し」という類似方程式が成立し、勝利を勝ち取るため、まずはやはり守備から入ってくる事が予想される。実は愛媛は、前半での失点が異常に多い。リーグ戦ここまでの「前半だけで24失点」は、リーグ4位タイの多さ。仙台の前半失点が13点である事を考えると、如何に愛媛が前半の失点が多いかが判る。
ただ、結果が出ていないからと言って、愛媛の持ち味の一つである「運動量」が落ちている訳ではない。ボールをこちらがホールドしている状況でも、執拗なプレッシングでミスを誘う動きは健在。こちらのミスに付け込み、そのからのカウンターで得点を狙ってくる可能性は充分にある。
もし愛媛が得点を狙うとすれば、できるだけ仙台の「穴」を探して、そこを突きたいはずだ。そしてその穴は、恐らく仙台の「左SBの裏」に見出しているに違いない。田村の負傷離脱の情報は、当然、愛媛もスカウティング済みのはずで、そこを研究しないはずはない。そこをケアするため、守備のスペシャリスト・磯崎先発は正解と考えられる。ただ、磯崎は攻撃の際の上がりに難があり、そこがどの程度改善されているかがポイントになる。
前述の事から、仙台が愛媛に勝つためには、
・必ず先制点を挙げる(それも早い時間帯、できれば前半)
・内村のケアを怠らない
・左SBの裏に注意
得点は、誰がとっても構わない。一番可能性が高いのは、やはり梁だろうか。仙台の攻撃力を考えれば、愛媛はそれほどポジションを高く取ってくるとは思えず、人数を掛けて守備固めをしてくる可能性はある。そうなると、なかなかパスを繋いでボールをエリア内に持ち込むのは難しいかもしれない。そんな時は、セットプレーに活路を見出すべく、積極的に仕掛ける事が肝要だ。エリア内で倒されればPK獲得、エリア外でもFKのチャンス。もしくはボールを少々遠目からでもどんどんシュートを撃っていけば、弾いた球がゴールラインを割り、CKを奪える。
気を付けたいのは、イケイケサッカーで攻め上がり過ぎ、裏を取られてあっさり失点というパターン。攻撃に人数は掛けたいが、ボールロストした際のケアも怠れない。ロストした際の戻りの速さも問われ、特に内村には必ずマークの受け渡しが必要。攻撃→守備への戻りをサボれば、即失点と考えて良いだろう。
大事なのは、ポゼッションをしながら、愛媛の守備をあらゆる手段でじっくりと攻め立て、愛媛の焦りを誘う事ではないか。梁・関口・ナジソンが高速パスで愛媛を突き崩し、中原が入るのならアクセントで後方から中原に長いくさびを入れて一気に局面打開を図り、エリア内への飛び出しでファウルを誘ってセットプレーでゴールを脅かす。一変通りでの攻めでは、相手が慣れてしまう恐れもあり。多様な攻撃手段で相手を「翻弄」してこそ、勝機も生まれるというものだ。
そして本当に大事なのは、ゴール前での落ち着き。せっかく決定機を演出しても、最後のシュートのところでミスをしては、逆にこっちが焦れてしまう。広島の選手がどうしてあれだけゴールを決められるのかは、広島の試合を見ると一目瞭然。みな、ゴール前での落ち着きが群を抜いているのである。難しく見えるシュートでも、難なく決めてしまう。それこそが、試合を決める最大の要素である。
また、試合に勝つために「勢い」は必要だが、勢いだけで勝利できる訳ではない。ゴールを決めてこそ勢いが生まれるものであり、それに向けてこそ大事なファーストアクションが「先制点」である。どのような形でも構わない。先制点を。愛媛の選手は判っている。自分たちが「先制点を奪われたら、どれだけ勝利が遠のくか」を。それをさせまいと必死に守備に奔走すると思われるが、愛媛の最近の試合を見ても、決して守備が堅いとは思えない。
余談だが、愛媛の前節・草津戦は、不甲斐ないチームの戦況を受け、サポーターの応援自粛があった様子。雨中の戦いという事もあり、厳しい環境下の中勝利を掴んだ事で、自信を付けて乗り込んでくる事も予想される。愛媛としては「さあこれから」というシチュエーションの様だが、それを「側面支援」する余裕は、仙台にはない。
愛媛には大変申し訳ないが、昇格実現のため、遠慮なく全力で叩きのめさせて頂く事をお許し頂きたい。
ただ、勝負事は、相手がある事であり、勝利が保証されている訳ではない。だが、気持ちで負けていては、戦わずして結果は見えたも同然である。勝ちたい気持ちで愛媛に負けない事・出足で愛媛に負けない事・激しい展開でもゴール前での落ち着きを失わない事。それらの要素を上手に繋ぎ合わせ、先にゴールを陥れた方が、望む結果にぐっと近づく事だろう。
絶対に、勝つ。過去の対戦成績など関係ない。ここで勝たずして、昇格の資格無し。ここで勝ちを逃すようでは、J1でなど到底やっていけない。
LAST6。その初戦であるこの試合は、2位争いへの再台頭を実現するための試金石であり、ここを落としては自らの首を絞める事になる。そうしないためには、一人でも多くのサポーターの力が必要になる。
貴方の力を、選手の力に。来れる方は、是非ともユアスタへ。
■サッカーブログランキングに参加しています、ご協力をお願いします■ ![]() にほんブログ村 |