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みなさん、Merry X'mas.
クリスマス・イブの直前に、クラブから「GK林、レンタル移籍期間延長決定」の報が。願ってもない、クリスマス・プレゼントになった。
ところで先日、河北新報の紙面にて、「仙台、来季に向けて外国人を積極補強へ。路線・方針転換か?」と言ったコメントが記事上に躍った。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe106/news_spe/news20081223_002.htm
結論から言おう。決して、「路線・方針転換」などではない、と。件の記事は、適切ではない表現を用いている、と。
そもそも今季(2008年度)は、開幕当初から「純国産の体制でスタートするが、状況を見て外国人選手の補強も検討する可能性はある」と言っていた。そしてその言葉通りに、ナジソンを7月に獲得し、チームの活性役になった。
おそらく一連の記事元は、「仙台は、外国人ありきの体制でないと、昇格は無理と判断したのだろう。だから純国産の体制を方針転換し、来季に向けて外国人選手の獲得に動いているのだ」と、読んだに違いない。
だがそれは、明らかに浅すぎる・軽すぎる、ものの見方である。
今季、仙台が目指したものは、純国産選手をベースとして「人もボールも動くサッカーを実現するための、連携向上を図る」事であったはずだ。そしてそれは、ほぼ目的を達成できたと言って良い状況だろう。
そしてそこへ、足りないピースとして、外国人選手という「個の力」を当てはめるだけの事なのである。
これは、昨年末、手倉森監督が目指したサッカーの方針の延長線上の展開であり、決して「方針転換」などではないはずだ。
もし「方針転換」と言われるなら、それは、今季積み上げてきた、この「仙台の連携サッカー」を、布陣変更や選手の大幅な入れ替え、或いは、軸となる選手を固定するなどの、大幅な戦術変更が見られるのであれば、それは正に「方針の転換」だろう。つまり、一から全てを再構築する場合の事である。
だが、仙台のここまで(12/23時点)の選手契約更改、及び補強の状況を見る限り、明らかに「今季ここまでの戦力をベースとして、不足している部分を補う形で補強している」と言う事ができる。とても、「方針を転換」したと思われるような補強は、一切なされていない。
「外国人選手を獲得=方針を転換」では、決してないのである。外国人選手を獲る・獲らないの違いだけで、「方針の違い」と言われるのは、些か早計過ぎはしないか?
もし、外国人選手を獲る・獲らないの違いを、もっと適切な日本語で表現するならば、それは「方法・手段の変更」となるだろう。
一旦決めた「方針」を具現化するために、「手段を変更」する事はある。例えば、あるアウェイツアーに参戦するために、ツアーバスを利用するのか、マイカーで移動するのかの違いである。マイカーで移動しようと思ったが、高速代やガソリン代を割り勘できる同志の人数が減ったため、ツアーバスの利用に切り替えた、と言ったような状況が、手段の変更に相当する。それでも、「あのアウェイツアーに参戦する」という方針には、変更はない訳だ。
もっとも、外国人選手を獲得し、その選手を「軸」として戦術を再構成する事にするのであれば、それは「方針の転換」だろう。これまで積み重ねて来たものを、捨て去るのだから。
「方針」とは、ある物事を達成するために掲げた、一つの方向性である。河北紙は恐らく「路線」という言葉も、「方針」のそれと同義で使っている事だろう。だが、一つの方向性に向かって突き進むために、獲得した選手の国籍だけを論(あげつら)い、それを以て「路線・方針の転換」と言うのは、あまりにも学がなさ過ぎる。国語の成績が決して良くなかった筆者でさえそう思うのだから(苦笑)、記事の執筆を生業とする記者諸氏においては、もっと表現を考慮して頂きたいと、切に願う。
メディアの記事には、それを読む者への「正しい情報の提供」と、「間違った認識を植え付けない」という責任があると思っている。記事を読んだ読者が、それをどう捉えるのかは自由であるが、少なくとも、その記事を読んだ読者の大部分は、その記事を「信用」する事だろう。だからこそ、メディアの記事内容には、それ相当の責任が付きまとう。
河北新報なら、1部=130円。一ヶ月=3,007円(夕刊抜き)の対価を支払っているのだ。
それが地元紙であればこそ、尚更である。地元に密着したチームの事なら、もっと現状に則した、正しい表現で、記事を書いて欲しい。
その記事を、地元のサポーターは、日々「読むのを愉しみにしている」のだから-。
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