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待ちに待った、開幕戦。現地に赴く者、PV会場に足を運ぶ者、自宅でTV観戦する者、ラジオ実況に耳を傾ける者-。
皆が勝利を伝える主審のジャッジと同時に、その喜びを、選手と共に爆発させた。2009年J2リーグ開幕戦、1-0勝利。
その試合内容は、最少得点勝利ではあったものの、お互いが好機を演出し、ともすれば撃ち合いになっていてもおかしくない、激しく攻め立て合うものであった。
前半、仙台の動きの堅さが目立つ中、札幌がホームの利を活かし、石崎監督の標榜する前線からの積極的なプレッシング・サッカーで、仙台からさっさと先制点を奪おうと言わんばかりに攻め上がって来た。下手をすれば、開始1分のゴールを決めかねられない、危ないシーンも。辛くもサイドネットを揺らすに留まった。
仙台が試合に慣れ、落ち着きを取り戻してきたのは、約10分経過したあたりだったろうか。トップ下のクライトンも含め、積極的なハイプレスの嵐を繰り出して仙台の出鼻を挫きたい札幌だったが、これに仙台が順応してくると、次第に仙台も札幌陣内にて好機を演出できるようになる。
21分、左CKから、ボランチ斉藤が渾身ヘッドも、惜しくも右ポストに嫌われる。ゴール前に溢れたボールも押し込めず。だが、このプレーで「セットプレーでならチャンスが作れる」との感触。次のチャンスは、39分に訪れる。同じく左CKのチャンスで、今度はエリゼウがドンピシャヘッドも、これは惜しくも左枠外へ。
前半終了時点の状況としては、概ね「攻める札幌・守る仙台」の構図だったが、徐々に仙台もゴールの臭いを強く発散するようになってきた、といった印象か。
後半、ベンチに動きがあったのは、60分頃。平瀬に替えて、マルセロ・ソアレスがピッチ内へ。前線が活性化するも、札幌の動きは以前衰えない。だが、あのハイプレスは流石に日本人には90分は続けられないだろう。
そう思っていた矢先の66分。左後方から得たFKを、梁がエリア内に蹴り込む。オフサイドに気を遣いながら、千葉・エリゼウ・ソアレス・渡辺・菅井が前線に飛び出す。エリゼウが頭に当て、軌道の変わったボールは菅井の目の前へ。右足でこれを押し込み、ゴールネット天井に突き刺した。
1-0 先制-。
あとで映像で確認する限りでは、エリゼウの頭に当たった時点での菅井の位置はオフサイドに見えなくもなかったのだが、主審が当該ライン上で「見ていた」上でのゴールの判定。うん、オフサイドは無かった。無かったという事で、満場一致。
喜びを爆発させるあまり、看板越えをした菅井の目の前には、落差2.5mの地面が。映像では菅井がジャンプした瞬間にサポーター席へパンが移った事もあり、すぐには何が起きていたのか判らなかったが、あとでダイジェストや報道を見てびっくりした。よくぞケガしなかったものだ。
(おそらく次回の札幌ドームでは、事前に看板越えへの注意がアウェイチームに勧告される事だろう)
この失点で目の覚めた札幌。仙台の得点直後から、あわやというシーンを何度も演出するも、ここで活躍するのが、我らが守護神・林卓人。スーパーセーブを連発し、札幌にゴールを割らせない。彼のセーブがなければ、3失点はしていた事だろう。札幌は、惜しい人材を「流出」させたものである。(実際には林は札幌から期限付き移籍延長中で、パスは札幌が持っている)
だが、ここらへんから、札幌の動きに鈍さが見え始める。日本人選手を中心に、明らかに疲れが見え始めた札幌。プレスのかかりも弱くなり、前半ほどの勢いは感じ慣れなくなるも、クライトンを中心に執拗な攻め上がりでなんとか同点にしたいという気持ちの見える攻撃を見せる。それを辛抱強い守備で耐え続ける仙台。
気が付けば、90分を経過しようとしていた時だった。ロスタイムの表示は、なんと5分。確かにプレーが断続的に止まる傾向ではあったが、5分は取り過ぎでは?と思えるほどの時間設定。だがそれも、昨年までの「終盤での試合運び」に課題のあった仙台には、あって無いようなものであった。
あっと言う間に5分も経過し、そして、試合終了と告げる主審のホイッスルが、ドームに響き渡った。
沈黙する、2万人オーバーの札幌サポーターとは裏腹に、歓喜に沸く仙台サポーター。映像で見た感じでは、およそ500~600か?
筆者は、仙台市民会館のPVに参戦させて頂いたが、こちらもゴールの瞬間、そして勝利の瞬間は、歓声が沸き上がった。どこにいても、嬉しさは共通。
得点こそ1点だったが、2点・3点と決まっていてもおかしくない、好ゲームだった。だが反面、札幌のようなハイプレスなチームに対する、落ち着いた試合運びの重要性も改めて認識させられた試合だった。
ともかく、貴重な開幕戦勝利を挙げた。この勢いは絶対に潰せない。
他会場では、C大阪・湘南と言ったライバルが、複数得点で勝利をモノにしている。札幌もこのままでは終わらないだろう。あの強さは本物である。間違いなく、昇格争いのライバルと言えるだろう。
仙台の次のミッションとしては、とにかく「連勝」あるのみ。得点は誰がしてもいい。
それにしても、待ち遠しかった。迎えた開幕戦を、最少得点とは言え勝利で飾れた事は、今後に向けた自信にして良いだろう。
開幕ダッシュへの期待を込めて、来週も仙台市民会館へ足を運ぶ事にしている。距離の問題もあり、現地に足を運べる人は限られてくるだろう。行けない人は、是非仙台市民会館へ。
第2節も、勝利の喜びを、共に-。
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