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ただでさえ、一週間で3試合という過酷な日程の中日である事に加え、この試合はキャプテン・梁の負傷離脱濃厚である事や、試合当日に限って、なぜか降雪の予報となっている、宮城県仙台地方。
ヘレン・ケラーとまでは言わないも、過密日程の件を含めればなんと3重苦となってしまいそうなこの状況においても、リーグ戦は粛々と行われる。
今節の相手は、目下同じ勝ち点数:7で並ぶ、ヴァンフォーレ甲府。得点3:失点1という現在までの成績は、得点2:失点0という仙台の成績とも非常に類似しており、基本布陣こそ異なるものの、「パスを繋いで攻撃的に攻め上がる」スタイルは、仙台と通じるところもある相手である。ある意味「似たもの同士」の対戦とも言えるかもしれない。
そんな相手を迎えて開催される、J2・第4節。今季初のナイトゲームとなるのだが、事は「単なる夜開催」ではない。
天気予報によれば、当日は最高気温4℃で、予報サイトには「雪」マークも散見。しかも夜である。それに加え、月曜日の練習中に、キャプテン・梁が左ひざの痛みを訴え、なんと練習を離脱・別メニューとなってしまった。予想外の事態に、サポーター諸氏は心中穏やかならぬものを感じている事だろう。
加えて言えば、入場者数にも厳しいものを突きつけられそう。雪の予報+平日夜開催という事で、客足に大きく影響が出そうなのである。前節の鳥栖戦ですら、ホーム開幕戦としてはちょっと寂しい16,000台だったのだが、今節は更にこれを下回りそうな様相。これまで仙台のホームゲームとしては、もう何年も入場者数で10,000人を下回った事は無いが、今回ばかりは「一桁落ちる」事を覚悟しなければならないかもしれない。
だが問題なのは、入場者数よりも、天候よりも、なんとしてでも「勝つ」事にある。
冷静になって考えてみれば、年間51試合も組まれている今季のJ2において、同じ選手が全試合に出られる事自体、無理に等しいと考えるべきだと、開幕前から方々で語られてきた。遅かれ早かれ、そういう状況はやってくるものと覚悟はしていたはずだ。それがたまたま、ちょっと早めに来ただけ、と考えれば、決してネガティブになる事も無い。
ここは一つ、ポジティブに考えよう。どうせまた週末には、湘南戦が控えている。梁にはそこへ照準を合わせて貰い、この甲府戦だけは、梁抜きで戦うパターンの確認をするべきである。このタイミングでこういう試練がくるという事は、むしろ、長丁場の今季J2において、選手層の厚さを他チームに知らしめる、良いチャンスではないだろうか。ここで勝利を収める事が出来れば、他のチームに対し、この上ない「宣戦布告」となるに間違いはない。
前節から中3日と、期間は短いが、チームは普段通りの練習を敢行。これまで聞き及ぶ情報によれば、梁抜き対策の布陣として、4-3-1-2の3ボランチをテストしている様子も。昨年8月のホーム広島戦(ユアスタ)にて、関口を出場停止で欠いた際に、トップ下に梁を置いて挑んだ際の布陣である。今回は、トップ下を関口が務める事になるものと予想される。
この布陣なら、層の厚い仙台のボランチ陣を駆使できる。今季から完全移籍加入の斉藤をベースとして、前節を休んだ千葉・存在感を発揮した富田・ベテラン永井と、3ボランチを組むための枚数は、必要にして十分。むしろ、今季初の3ボランチ布陣を見てみたいという衝動にも駆られている自分を感じてもいる。
更に言えば、梁のポジションに、単純に「代役」をはめての4-4-2も考えられるだろう。個人的に期待したいのは、新加入の曽我部慶太。プロになってからまだ一度も公式戦のピッチに立った事のない「未使用」な選手だが、その潜在能力の高さを、キャンプの時から存分に首脳陣にアピール。キャンプ中の練習試合・広島戦でもゴールを決め、2列目の梁・関口のバックアッパーとして期待の高い、若干20歳の逸材である。
一週間で3連戦という過密日程+梁の欠場濃厚というこのシチュエーションこそ、彼を起用すべきチャンスなのではないか?と思うのは、私だけであろうか。
いずれにせよ、今節の「梁抜きな戦い」において、選手の層の厚さをベースに、逆に「どんな布陣・選手起用になるのか」を愉しんでいる自分が、そこに居る。寒さなど○○っ喰らえだ。
さて、今節は別な点にも期待を寄せている。開幕からの3試合で、FW陣がまだ1点も取れていない事である。開幕連続無失点試合を記録中であり、Jリーグ全体的には「仙台はJ2の新記録樹立なるか?」という点に注目している様子ではあるが、それよりも大事な事は、湘南との直接対決を前に、複数得点による勝利+FWによる得点を、きちんと実績として残しておきたい、という事だ。
寒さも手伝ってか、まだ新加入のソアレスに得点が生まれていない事に加え、中島・平瀬・田中といった面々にも、結果が出ていない。中島は好調なので、今節の2トップの一角は彼でほぼ間違いないだろうが、相棒は誰になるのか?スピード重視なら、西山という選択肢もあるかもしれないが、彼はまだスタメンを張るには経験が不足しており、起用は途中出場での「ジョーカー」としての役割となるだろう。
筆者個人的には、ソアレスを先発で見てみたい気がしている。ここまでの3試合中、2試合で途中出場を果たしており、動きもだんだん理解できてきた。まだまだ周囲との連携がフィットしているとは言えないかもしれないが、彼がボールを持つと「危険な臭い」を相手に与える事ができる。注意を彼に引きつけておいて、得点を中島や関口が決めるというシチュエーションも、悪くはない展開である。
今節、何がなんでも、2得点以上を。可能なら完封を達成し、J2新記録の樹立も悪くはないが、それよりもFW陣の得点を含めた2得点以上による勝利を渇望したい。
FW陣の誰かが得点する事によって、先発争いは更に激化する。その切磋琢磨が、湘南戦へのモチベーションを更に高めるというものである。
ただでさえ、夜はまだ寒い時期。そこに夜開催と降雪の予報が重なり、寒さとの戦いを、チームやサポーターが余儀なくされる。せめて、内容と結果には寒さを忘れさせてくれるものを求めたい。
尚、順位表の上での「上位4チーム」は、前節までに3連勝を収めているが、一週間で3連戦という「コンディションとの戦い」が加わる今節、4チーム全てが連勝を達成できるとは思っていない。
totoの「波乱」に期待する訳ではないのだが、こういうシチュエーションにおいては、必ず何か予想外な事が起きるものである。今節必ず、連勝が止まるチームが出ると思っている。
だが、それに期待する前に、まずは己の信じる「目の前の勝利」を確認したい。
キックオフは 19:00。場所が場所だけに、仕事を終えてから駆けつけるのでは、90分を全て見届けるのは難しい人もいるかもしれない。(筆者もそれに該当する一人である)会場に到着した時、是非とも仙台が得点を上回っている状況において、座席に着きたいものである。
果たして、寒さを忘れさせてくれる我らがヒーローは、いったい誰なのだろうか。
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