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第7節vsC大阪戦プレビュー 「桜」前線、北上中。上り調子の両者の激突を制するチームカラーは、桜色か、それとも黄金色か。

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甲府戦・湘南戦と、内容的には徐々に良く成りつつあったものの、最後の決定力不足に泣き、1年4ヶ月ぶりの連敗を喫した仙台。しかし、前節・東京V戦にて、その汚名をひっくり返す3得点、しかも逆転劇を演じて見せ、待望のC大阪戦を前にして、ようやく「馬列が揃った」と言える状況に昇華した、と語っても良いだろう。

折しも、仙台の地に「桜の開花宣言」が先日発令。1週間前、味スタから一足早い「春の訪れ」を持ち帰らせて頂いたが、今度はその桜を「散らす努力」をしなければならないのは、「日程くん※」の織り成す悪戯なのだろうか。

※「日程くん」については下記参照
http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/1112008041011

4月12日。対・セレッソ大阪戦。スペイン語で「桜」を表す語を由来に持つこのチームとの対戦が、見事に桜前線の到来するこの時期に組まれている事の妙。これが意図されたものなのかどうかは知る由もないが、間違いなくこの対戦は、今節のJ2注目カードである。

ご存じの通り、C大阪は現在首位。だが前節の甲府戦で21本ものシュートを放っておきながら、甲府の堅守に阻まれ、とうとう連勝をストップさせた。それでも攻撃陣の調子が悪い訳ではなく、その勢いは留まることを知らない。昨年から続く1トップ・2シャドーは、もはや完成品の域に達しており、開幕からの5連勝の相手は、尽くその餌食となっていった。

だが、連勝などはいつまでも続かない。ポイントは「堅守・甲府にドローに持ち込まれた事」にある。5試合で4得点と、仙台と同じく決定力を欠きながらも、その5試合で2失点は上出来。前節のC大阪戦では、その堅守ぶりを全面に押し出し、あのセレッソの攻撃陣をゼロに抑える事に成功した、今季初のチームであった。

もちろん、セレッソをゼロに抑えられたのは、決して実力ばかりではない。甲府からみて「すわ失点」という危ないシーンも度々あった。僅かにゴール枠をそれて助かったシーンなど、運を味方に付けてのものも含んでの事である。

セレッソとしては、堅守なチームを相手に得点できなかった事が課題となるだろう。今節、そこを課題の修正ポイントとして臨んでくるに違いない。

だが、こう言っては語弊があるかもしれないが、セレッソは日程運が無い。なぜなら、甲府に続き、堅守を武器とする仙台との対戦が続いてしまったからである。

エリゼウの加入・渡辺広大の成長により、例年に増して堅守ぶりを如何なく発揮している仙台。6試合で3失点は甲府に続いて2位タイで、この3失点のうち1本は、甲府戦でのエリゼウ自身ポカミスによるもの。あとの2本はセットプレーからのもので、相手の巧さもあり、ある程度はやむを得ないものである。

つまり仙台は、エリゼウのポカミスを除けば、実質「流れからの得点を一切許していない」と言うことができるのだ。

だが、対するセレッソも、実はここ6試合でまだ「3失点」と、仙台と並んで2位タイである。しかし、仙台との大きな違いがある。それは、

「仙台の堅守は、エリゼウ・渡辺広大による実力中心」

である事に対し、

「C大阪の堅守は、その高い攻撃性により相手に攻撃の機会を与えないもの」

である事による。
実は、ここ6試合のC大阪の被シュート数は56本。1試合平均、9.3本である。相手に1試合、10本のシュートを打たせていないのだ。これでは相手も、C大阪から得点を奪う事などできる訳がない。

つまり、C大阪の「堅守」とは、高い攻撃性により「相手に攻撃の機会を与えない」事の裏返しに過ぎず、実力レベルでの「堅守」かどうかは、証明されているとはまだ言えない。

対する仙台。ここ6試合の被シュート数は71本。1試合平均、11.8本である。C大阪とは対戦相手が違うので、単純に比較はできないが、その「堅守ぶり」は、仙台のサポーターなら誰しもが自信を以て語れるポイントだろう。守護神・GK林を礎とし、CBのエリゼウと渡辺広大が織り成す「鉄壁トライアングル」なら、C大阪の攻撃陣を、2試合連続無得点に追い込む事は決して難しくないはず。セレッソ側としては、仙台の「実力レベルでの堅守」を如何に崩すかがポイントとなる。

だが、前節の東京V戦で目覚めた、仙台の攻撃陣がそれを許さない。他のチームがどうだったかは存じ上げないが、仙台が持ち味とする「流れるようなパスサッカー」がようやく今季の芽吹きを見せた今、セレッソ戦で開花宣言をしてくれるであろう事に期待しないサポーターはいないはずだ。

ポイントは、セレッソが昨年に引き続き、3バックの布陣であるという事。覚えているだろうか?昨年10月26日、長居スタジアムでC大阪と対戦した際、2点差を引っ繰り返して大逆転勝利を収めた事を。あの時は、2点ビハインドで迎えたハーフタイムで、FW平瀬を下げてボランチ富田を投入し、3ボランチの布陣にして攻撃のリズムを取り戻した事を。

後半の3得点の内容こそ、セットプレーからの2点と関口の個人技によるものではあったが、明らかに流れの中の攻撃性が格段に向上した。そしてその時の攻撃性は、C大阪の3バックの裏をとことん突き破る、爽快なものであった。C大阪側としては、あの試合が転機となり、その後のシーズンの残り4試合を全て勝利したものの、仙台に勝ち点で1及ばず、入れ替え戦進出を逃したのである。

昨年の悔しさをバネに、C大阪はここまで5連勝+1分けと、首位街道を邁進している。しかし、昨年の仙台戦での敗北を忘れてはいまい。このタイミングで仙台を破ってこそ、J1昇格に値する実力のあるチームであると証明したいはずだ。

そんなチームを相手にしなければならない仙台ではあるが、準備は万端だ。聞き及ぶ今週の練習の状況は、攻撃陣が好調の波に乗っている様相。東京V戦で惜しくも負傷退場した朴柱成を始め、一部の選手にケガ人が出ているものの、東京V戦での3得点を自信の礎とし、今節のC大阪戦に向け、対策はバッチリらしい。

恐らく、スタートの布陣としてはいつもの「4-4-2」であると思われるが、運良く先制点を得られたタイミングか、もしくはハーフタイムや後半の早い段階で、流れを変える「奥歯の加速装置※」として、3ボランチにシフトするものと考えられる。

※奥歯の加速装置
意味の判らない良い子は、パパに聞いてみて下さい(苦笑)
(ユアスタさん世代がこのネタ知ってるかどうか、ちょっとだけ興味あります(^^;)

いずれにせよ、ポイントとなるのは「如何にC大阪の3バックの裏を突けるか」にかかっている。攻撃性の高いチームであるが故に、裏のスペースが空きやすいのは明らか。(逆を言えば、セレッソは最終ラインの裏のスペースを空けてしまう事のトレードオフとして、高い攻撃性を発揮していると言えるのだが)

東京V戦で見せた、ボール奪取からの素早いカウンター攻撃を継続して実践できれば、「ポゼッションはC大阪だったが、勝ったのは仙台」という図式も成立するだろう。

前回のホーム戦は、雪の中のカラーボールによる蹴鞠合戦だったが、一転して、桜舞う春の陽気に。満開に咲き誇る桜の季節において、北上してくる一部の桜だけは、その大木の根元を蹴って、桜を散らさねばならない(手倉森監督・談)。

果たして試合当日、利府の空に輝く色は、桜色か。それとも黄金色か。気になるその一戦は、4月12日(日)13:00、宮城スタジアムにて Kick-Off.




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