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第12節vs草津戦プレビュー 連戦も佳境を迎え、いよいよ総合力が試される「GW第3戦」。敗戦経験の無い草津だからこそ、相手の状況をよく吟味した、戦闘力最優先の起用と采配が求められる1戦。

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GW4連戦も、いよいよ3試合目。厳しい過密日程の佳境を迎える、第12節である。

対戦相手は、過去に1度も敗戦経験の無い、ザスパ草津。「正田醤油スタジアム群馬」のネーミングとなってからは、初めての遠征となる。

だが、変化があったのはスタジアムの名称だけでは無いようだ。前節の水戸と同様、チームコンセプトとして、非常に攻撃的なサッカーを趣向するようになっており、今季ここまでの5勝は、3得点×4試合、2得点×1試合と、勝つ試合の時は、豪快にマルチ得点を挙げる勝負強さを見せている。

その反面、負ける時の勝負弱さも内在するようだ。ここまでの5敗のうち、なんと無得点が4試合もある(残る1試合も1得点のみ)。それも、始めの3敗は全て0-1で凌いでいたのに、直近の2敗はともに2失点。

また、勝った5試合を見ても、無失点は1試合もなく、合計で7失点している。つまり草津は、今季「勝つには撃ち合いを制しないと勝てない」という、失点シンドロームに犯されている。

ここまで書いていて、「とある事」に気が付き、データを確認した。するとどうだろう。なんと今季の草津は、ここまでの「11試合全てにおいて失点」を喫しており、しかもこれは、今季J2の18チーム中、草津のみが持つ不名誉な記録でもある事が判明。

どうやら草津は、攻撃的な側面の成長過程の中で、失点を食い止める事については、相当手を焼いているようだ。この傾向は、前節対戦した水戸と状況が酷似しており、仙台としては、2戦続けて、同じ様なチーム状況の相手との対戦となった。

だた、水戸の時と違うのは、この試合が「アウェイでの戦い、かつ及び中2日の連戦の3戦目」である事。相手のホームグラウンドで、如何に自分たちのサッカーをやり遂げるかがポイントとなってきそうだが、そうは問屋が卸してはくれない。

この試合に向け、連戦の疲労が出ている選手については、先発メンバーの変更を検討しているという「小耳」情報もある。おそらくは、2~名程度の入れ替えはあるのではないだろうか。

ここについては、新戦力の台頭に期待したい反面、先発の入れ替えによる連携の悪化の懸念もある。だが、これについては、決して仙台だけの課題ではない。J2チーム全てが直面する課題なのだ。

こういう状況になる事は開幕前から判っているからこそ、如何に厚い選手層でシーズンに臨めるかが重要なのである。選手層に不安のあるチームは、最悪、先発を固定して連戦に臨むしかないが、この場合、疲労によるパフォーマンスの低下や、最悪はそれが元で大きな怪我に繋がる可能性もある。

その点、仙台はまだ恵まれているほうだ。現在、控えには活躍を期待したい選手が多数存在。こういうタイミングだからこそ、そういう選手の台頭を願いたいものだ。果たしてそういう類の選手は、今節出てくるだろうか。

まず、ここ3戦で先発していた、ボランチ・永井。3戦とも、「後半の早い時間での交代」という流れで来ているため、疲労がピークに達しているかどうかは判らないが、ここは復帰してきた千葉の先発を予想したい。

左SBの朴については、水戸戦で初ゴールを挙げた一柳の、先発の可能性が充分にある。草津の右サイドの攻撃をブロックするには、CBが本職の一柳は適任だ。水戸戦同様、90分間ゲームをコントロールしての戦いとなれば、守備面を計算できる選手の起用は決して間違っていない。

一柳先発・そして後半の途中で朴を投入するというオプションも、面白いのではないかと思う。

2列目の梁と関口についてだが、まず関口は何の問題もないだろう。90分では物足りないと言わんばかりの、その運動量は、中2日の連戦などお構いなし。彼の「前線での掻き回し」がなければ、相手のミスを誘う事は難しい。いや、相手がミスをしなくても、ボールを奪い取ってしまうその敏捷性は、もはや人間の域を超えている?いや、それは言い過ぎか-。

ちょっとだけ不安なのは、連続試合出場を続けている、梁である。過去、幾度となく出場回避への懸念を心配する時期を経験し、その都度、先発出場を果たしてきた鉄人だが、今回はどうか。

人一倍、責任感の強いキャプテンだからこそ、おそらく先発したい意志は変わらないだろう。

逆を言えば、現時点で、梁に変わる選手はいない。曽我部や西山と言った面々を、梁のポジションで頭から使うという選択肢も「面白い」かもしれないが、もし本当に「梁がいない試合」になるのであれば、2列目はトップ下の1枚とし、3ボランチで臨む可能性もある。だが、永井に疲労の懸念があり、かつ富田が離脱中であるため、3ボランチの採用は難しいだろう。

(ここでもしギャンブルをして良いというのなら、サテライト柏戦の途中からみせた、FW田中のボランチ起用という選択肢もある。だがこれは、リーグ戦では本当にギャンブルそのものだろう。実現性は限りなく0%に近い)

結局のところ、今節も梁に頑張って貰うしかない、という筆者の結論である。

さて、FW陣。ここしばらくは、中島-平瀬のコンビで来たが、ことここに至ってはどうなるか。内容を見る限りでは、今節も先発はこの2人でファイナルアンサーのようにも思える。

しかしここで、水戸戦で出場を回避したソアレスの存在が気になってくる。水戸戦では、ソアレスではなく田中を投入した手倉森監督。ソアレスを使わなかった、その意図は果たして!?

だが、ここしばらくのソアレスの起用法を見ていると、「リードした場面でこそソアレスが活きる(手倉森監督)」という考えのもと、先制点を挙げた試合での途中投入が多かったソアレス。その役割はと言うと、「前に出て来ざるを得ない相手の裏を狙う」動き、つまりはスピードを活かして相手に追加失点への恐怖を植え付ける事にある。

それを念頭においたとき、今節の課題である「水戸戦同様のゲームコントロール」を、ソアレスに求められるかどうか?という部分に不安が残る。また、今季既に2戦で先発を果たしてはいるが、その2戦は、共に敗戦となった、4節甲府戦(ホーム)、5節湘南戦(アウェイ)。共に、攻撃の連携面では良いところをあまり見せられずに0-1敗退となっている事もあり、ソアレスの先発復帰には、多少のアレルギー反応のようなものを感じない事もない。

しかし、このままシーズン終了まで、彼を先発では使わない、という事もまた逆に無いだろう。どこかでは必ず起用されるはずだ。問題は、「今節がそのタイミングなのか?」という点だ。

コンビネーション面を最優先に考えれば、今節も中島ー平瀬の組み合わせでファイナルアンサーだ。だが、手元にソアレスという「大きな手駒」がある以上、これを有効に活用したい。

敢えて、今節。ソアレスの先発出場に期待する。

これは、単なる「疲労選手の入れ替え」を念頭においてのものではない。相手が、11試合で16失点という草津だからこその期待である。

ソアレスが今季先発した、甲府戦と湘南戦。それぞれのチームの現在の失点数は、甲府が7、湘南が9。現在も昇格圏に居座るだけあって、やはり失点を少なく抑える意図が、この2チームには植え付けられているようだ。そんな2チームを相手に、気温0.7℃(甲府戦)そして12℃(湘南戦)の中での対戦を強いられたのだ。

ブラジル人には堪える寒さに加え、あまり試合をこなしていなかった時期でもあるため、連携不足の感も否めなかったこの2試合で結果が出なかったからと言って、今節の先発起用を見送る理由にはならない。

むしろ、途中出場ながらも出場時間は増えつつあり、気候的にも問題ない季節になった。チームにおける自分の役割も判ってきたと思われた頃のアウェイ熊本戦で、J初ゴールもゲット。

因みに、現在、熊本も草津も、11試合を終えた時点で、共に16失点である。

「現在のソアレス」なら、守備に課題を残しているチームを相手に「何か」をやってくれそうな期待感を抱く事は、決して許されない願望ではないはずだ。

チームが連戦で疲労困憊の中、水戸戦を出場回避したソアレス。出場したくて仕方ないはずである。

連戦中のゲームコントロールは、ソアレス以外の皆に任せて、ソアレスには、アタッキングサードで自由に動き回ってみて欲しい。草津の「11試合で16失点」の理由を、きっと、ソアレスが証明してくれる事だろう。

まして、水戸でいうところのFW荒田のような存在である、草津のFW都倉賢は、今節出場停止を受けている。だからと言って、決して楽に勝てる相手ではないが、フィニッシャーとしてだけではない都倉の重要性を見れば見るほど、彼の穴を埋める存在が、現在の草津には居ない事が判る。それとも、高田がいるか?

水戸の荒田を止めた仙台の守備陣なら、高田は決して怖い存在ではないだろう。

むしろ怖いのは、草津の大黒柱にまで存在感を発揮し始めた、熊林親吾のほうか。キツーイ「古巣への恩返し弾」だけは、御免被りたいものである。

ベガルタ数年来の5連勝を達成できるのか。それとも、草津に初の敗戦を喫する事になるのか-。

気になるこの1戦は、5月2日(土) 19:00 Kick-off.




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