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草津0-3仙台 ソアレス、覚醒。梁と関口のお膳立てを確実に決め、1試合2ゴールの活躍!エリゼウの先制点と併せて、ブラジル人揃い踏みの快勝。5連勝で3位に浮上!

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「FWに点を取らせよう-」。

ダメ押しの3点目となるソアレスの得点をアシストした、試合後の関口のコメントである。3点目の得点シーンは、87分の草津CKから生まれた、カウンター攻撃から産まれたものだった。

草津CKの跳ね返りを中盤の低い位置で拾った関口。ソアレスが猛然と草津ゴールに向かって走り出したのを見て、その先へロングパス。ソアレスのトップスピードに、足の止まっている草津選手が追いつけるはずもなく、ボールはソアレスに入った。草津PAの右サイドで次の展開を伺うソアレスの目に入ったのは、ロングパスの出し元だった関口。彼もまた、ソアレスに負けないトップスピードで攻撃に参加してきていたのだ。

ソアレスからの「リターン」を受け取った関口。そのボールを、華麗なコントロールと、ユニフォームを引っ張られても倒れないフィジカルの強さでかわし、GKと1対1になった、その刹那。

関口が勝負していたポジションのちょうど真逆に、ソアレスがポジションを取り直していた。ここが、ブラジル人の嗅覚というものだろう。草津選手が関口のボールに気を取られているその隙に、フリーでボールを貰える位置に移動していたのだ。

冒頭で書き出した、「FWに点を~」の関口の判断は、まさに、ソアレスが関口から「ラストパス」を貰い受ける、絶好のポジションに居たからこそのものだ。彼の意図を瞬時に判断し、自分で無理にシュートを打たずにソアレスへのプレゼントパスをした関口の判断も素晴らしかった。だがそれ以上に、ソアレスが瞬時に「そこ」へポジションを取った事が、何より素晴らしいと感じるプレーであった。

また、時間帯は戻るが、ソアレス投入後僅か4分後の後半24分。チーム2点目となる、ソアレスの1点目のゴールについても、梁のヘッドパスを上手に受け止め、詰め寄っていた草津守備をなんとワンタッチでかわし、落ち着いてゴールを決めてしまうあたり、ブラジル人の技術の巧さを見せられた局面であった。

先制点となる、CKからのエリゼウの得点も素晴らしいものだった。既に、鳥栖戦・東京V戦のCKからのプレーで2得点中のエリゼウには、いずれ3点目がくるとは思っていた。それが、この試合で来た。FW高田を軸にした、前半の草津の猛攻を0-0で凌いだ立役者が、試合の均衡を破る、後半5分の貴重な先制点を挙げる。その高さは、日本人がどれだけタイミングを合わせてもブロックし切れるものではない。角度さえ合えば、どこからでも得点を取れる、頼れる大黒柱である。

終わってみれば、エリゼウとソアレスの、ブラジル人揃い踏みでの快勝劇。今季初の3点差勝利は、水戸戦の1失点を反省の拠り所とし、チームに危機管理の意識を再確認させた監督の手腕の賜物でもある。

今節、筆者が期待した「ソアレスの先発」は見られなかったが。先制した際の勝ちパターンとして、「ソアレスの途中投入」が非常に効いている事もあり、今しばらくはこのパターンがベストな選択と言える展開で、今後も推移するものと思われる。

そしてこの勝利は、あまりにも価値の高い、貴重な1勝となった。

この1勝は、「単なる勝ち点3」では済まされない。得失点差を+3できた事により、得失点差を+11とし、湘南に並んでリーグトップタイに。勝ち点では湘南に3差・C大阪に1差と迫り、勝ち点・得失点差の数字の上でも、昇格圏に浮上したチームに相応しいものとなった。3敗分の「借金」は、完済できたと思いたい。

また、内容的にも、ソアレスの覚醒/朴の90分起用/再び無失点を達成/例え中2日でもゲームコントロールしての勝利を達成/田村の試運転ができた/千葉の復帰を確認できた/おまけに梁を下げる余裕まで生まれたなど、完璧に近いゲーム運びであった。

対する草津も、FW都倉の出場停止の穴を、復調してきたFW高田が良く埋めていた。攻撃の内容についても、確かに佐野監督の標榜する「見ていて楽しい、攻撃的なサッカー」に相応しいものであった。危ないシーンも何度か作られ、仙台の守備に一瞬でも気のゆるみがあれば、間違いなく得点を許していただろう。

一方、やはり草津は「16失点」たるだけの理由のあるチームだった。先制を許した以後のゲーム運びが、あまりにも稚拙過ぎる。仙台の試合運びの巧さが際だったが、その裏では、リードされた局面での「焦れ」つまりメンタルの弱さが、ミスやプレー精度、集中力の低下に繋がり、相手に更なる追加点を許してしまう。

前半の仙台の攻撃時間帯を凌いだあとの、FW高田を軸とした攻撃の組み立ては、他チームのサポーターながら迫力あるものを感じたし、終盤の猛攻も、実によく仙台ゴールを脅かしてくれた。運があれば、ゴールを決められていたかもしれない。

まだ荒削りな側面を感じつつも、草津は確かに、従来の姿勢から「脱皮」しようとしている。だが、毎試合確実に「持てる力を出し切る」ためには、それをコントロールするためのメンタル面の強さが必要だ。

その意味において、累積3枚でリーチ状態だった熊林と田中淳が揃ってイエローを貰い、次節が出場停止になってしまった事は、メンタル面における稚拙さの現れなのだろう。こういう事をやっているから、連勝できないのだ。

例え0-3で敗れても、次に繋がる内容の試合をすれば、サポーターは理解を示してくれるものだ。だが、現在の草津には、次に繋がる内容の試合運びがなかなかできない。それが、開幕3連勝以降の低迷の原因だと思う。

失点癖を持つ草津から、2得点を奪ってくれたソアレス。途中出場ではあったが、筆者のプレビューの期待に応えてくれた格好となった。これからも、しばらくは途中出場での活躍にはなると思うが、これからどんどん暑くなる時期になるにつれ、先発起用のチャンスは必ず巡ってくるはずだ。

次節、ホーム福岡戦。相手はGW期間中のこの3戦で、なんと1点も取れていない。だが、内容は決して悪いものではなく、間違いなく強敵の部類に属する相手だ。

だが仙台としては、相手の特徴をきちんと把握する「予習」こそすれ、「やるべき事」は大きくは変えないだろう。おそらく、先発メンバーはいじってこないだろうし、サブメンバーにも間違いなくソアレスの名前はあるはずだ。

GW4連戦。この4試合の結果だけを集計した【GW特別企画】の総合順位表を、トップページに掲載させて頂いている。トップの座にいるのは、もちろん仙台だ。

どんな相手であっても、自分たちのサッカーをし、そして勝つ。それは、相手が福岡であっても変わらない。中2日であっても変わらない。

自分たちが信じるサッカーをすれば、必ず勝てる。そう胸を張って言える状況が、ようやくここに成立した。目指せ、第一クール残り全勝。福岡戦は、その第一歩に過ぎない。




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