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第13節vs福岡戦プレビュー ゴールデンウィーク、ラストマッチ。チーム過去最多タイ・6連勝に挑戦!

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中2日の4連戦も、この試合が最後となる。4連戦中、ここまでの3試合を全て勝利しているのが仙台のみという事実を、どのように喜べば良いのだろうか-。

だが、喜ぶのはまだ早い。この福岡戦に勝利しなければ、せっかく掴んだ昇格圏内を逸し、勢いに乗ってきた雰囲気に水を差す事にも成りかねない。チームは好調そのものだが、敢えて気を引き締めて臨みたい。

今節の相手となる福岡だが、仙台の好調さとは裏腹に、ここ3試合は1分2敗。結果が出ていない事に加え、得点は3試合でなんとゼロ。ただ、決して攻撃力を欠いているのかと言うと、そうでもないらしい。熊本から今季移籍した、あの高橋泰や、勝利試合後のマイクパフォーマンスで有名な大久保哲哉は好調を維持。惜しいシュートを連発し、「足りないのは得点だけ」という事らしいので、これらの2トップへの配慮は決して怠れない。

もっとも、この5連勝の間に対戦した水戸のFW荒田や草津のFW高田に、まともに仕事をさせなかった仙台。その好調守備陣を以てすれば、調子はともかく「結果を出せていない」福岡のFW陣を、必要以上に神経を尖らせて用心する事もないだろう。強いて言えば、既に5得点の高橋泰に対し周りからパスを入れさせないように、中盤での出しどころをきちんとケアする作業が必要になるくらいか。

この試合、福岡からみれば、DF田中誠を累積警告で欠くという「守備の柱」を失った状況での対戦となり、守備面では非常に苦しい。丹羽と柳楽のCBコンビで乗り切る事になると思われるが、経験豊富な田中を欠く福岡は、今季初めて彼を欠いた試合となる。連携面への懸念も含め、果たして仙台の攻撃陣を抑える事ができるのだろうか。

更に、福岡は仙台の「いつも以上のモチベーション」との戦いを強いられる事になる。仙台としては、この試合を勝てば「チーム最多タイの6連勝」を達成する事となり、昇格への大きな弾みになる事は間違いない。また、勝ち点でも仙台の25は、首位湘南と1ゲーム差に迫るものであり、湘南とC大阪(2位)の結果如何では、得失点差で湘南を上回り、首位に躍り出る可能性が初めて出てきた試合でもあるからだ。

ほんの一ヶ月前までは、勝ち点差を9も離されていた事を思えば、夢のような状況である。

その「今節首位躍進」の可能性を消さないためにも、仙台は福岡をしっかり叩き、確実に勝利をモノにしたい。

そういえば、昨年の9月にも似たような状況があった。「勝てば2位」という大事なホーム水戸戦。この試合を2-3で落とし、山形を抜いての逆転2位浮上は適わぬ夢となってしまった。その後は2位山形に勝ち点で離され、とうとう追いつく事は適わなかった。

今節、勝っても2位や1位に浮上できる保証は無い。だが、上位進出のきっかけとなる試合というものは、1年の間に、必ず何試合か訪れるものだ。筆者としては、この試合がまさに「それ」に相当し、この試合を獲るか落とすかで、その後への展開に影響があるものと思っている。

だが、リーグ戦はまだ第一クールさえ消化していないため、変に昇格を意識する時期でもない。そして、第一クールのヤマ場と目されたこのGW4連戦を、既に3連勝で推移している。C大阪戦の敗戦以降から数えての5連勝は、この間の11得点/1失点という内容すら伴っての結果だけに、チームは自信を以てこの試合に臨むだろう。そこには、微塵の不安も無い。

チーム浮上のきっかけは、やはり、マルセロ・ソアレスの覚醒があっての事だろう。C大阪戦後の岐阜戦以降、水戸戦を除いて4試合に途中出場した助っ人ストライカーは、気温の上昇と共に、どんどんチームにフィットしてきた。最近では、自分で相手を研究しているという熱心さもあるようで、頭を丸めた決意が本物である事を、いよいよ結果で証明し始めた格好である。アウェイ熊本戦の得点で「開眼」した逸材は、やはりアウェイの草津戦で2得点の活躍で、サポーターに自らの存在を強く証明した。

満を持して、彼のホーム初ゴールに期待できる、最高のシチュエーションが整ったと言えよう。

ただ、調子が上がってきたからと言って、即スタメンという事にはならないらしい。前節のプレビューで、筆者はソアレスの先発と活躍に期待させて頂く旨のコメントを残させて頂いた。先発こそ果たせなかったものの、途中出場からの2得点は、時間制約の観点から、先発で結果を出すよりも難しい。

だが、現在のチーム状況を考えると、ここしばらくはソアレスは途中投入のほうが「その特徴が活かせる」事に気が付いてもいる。

強固な守備を軸としている仙台にとって、「前線からの守備」は生命線でもある。このため、第4節甲府戦と第5節湘南戦に先発したソアレスにも、当然ながら、前線からの守備を求めた。が、その結果、無得点で連敗を喫し、しかもソアレスの累積警告が3枚となってしまい、これ以上ソアレスを先発で使う事が難しくなってしまった。

そこでチームは、ソアレスを一旦サブメンバーに戻し、第6節東京V戦・第7節C大阪戦では、無理に彼を使わなかった。(朴や田村の負傷により、交代枠が無くなった事もあるが)

この間、気候的にもどんどん暖かくなり、ブラジル人にもプレーしやすい状況が出来つつあった。また、先発を外された事で、もう一度自分を見つめ直すきっかけにもなっただろう。

岐阜戦で再び出場機会を得るまでの間、おそらくチームは、ソアレスの特徴である「スピード」を活かす術を検討していたと思われる。その推考の、一つの結論。それこそが、

「得点で先行した状況においてこそ、ソアレスの裏への突破が活きる」

という起用法であった。先発からの起用ではないため、無理に前線からの守備を体得する必要は無い。それよりも、こちらの先制点によって、相手が嫌が応にも前へ出て来ざるを得ない状況で発生する「相手の裏の広大なスペース」を活かすために、ソアレスを途中投入したほうが、相手は嫌がると判断したものだ。

熊本戦の3点目や、草津戦の3点目は、これが見事にハマったカウンター攻撃によるものだった。また、草津戦の2点目は、ゴール前でのブラジル人特有のテクニックの一端を垣間見る、素晴らしいものであった。途中出場ながらも、こういうプレーが日本でも出来るようになってきた事により、カウンターでなくても得点力がある事を知らしめた。この事は、ソアレスを再び先発で起用する事への光明に繋がる。

あとは、もう少し時間をかけて、ソアレスに前線からの守備を体得して貰えば良いだけの事だ。そこがクリアできれば、最近めっきりゴールの無い中島にとって代わり、平瀬-ソアレスという組み合わせで試合に臨む日も近いだろう。

ただ、ソアレスが現在累積3枚である事や、先発の組み合わせが中島-平瀬で安定している事により、もうしばらくはソアレスの途中出場策は継続するものと考えられる。

だが、今はこれが「仙台の勝ちパターン」になりつつある事もあり、特徴を活かすために途中出場して得点が取れるのなら、ソアレスも無理に先発起用へのこだわりは見せないだろう。

むしろ、相手に対し「仙台に先制点を許せば、ソアレスが出てくる」というプレッシャーを与える事ができる。このため、相手はなんとしてでも仙台より先に先制点を奪いに来るはずだ。今節の福岡戦も、前半序盤から、積極的に攻め上がってくる福岡の様子が予想できる。

仙台としては、そこを無失点で堪えている間に、どんな形でも良いから先制点を奪いたい。おそらくは、草津戦と同様、前半序盤は相手の攻撃を受け止める時間帯が、ある程度長く続くものと考えられる。その意味において、草津戦のCKからのエリゼウのヘッドによる先制点は、千金に値する1点だったと言えよう。間違いなくあの先制点が、ソアレスの2点を呼び込んだのだから。

勝ちパターンが定着しつつある仙台と、勝ち方を忘れつつある福岡。福岡が今節の勝利のきっかけを掴むためには、意地でも仙台より先に先制点を奪わねばならない。だがそこに立ちはだかるのは、仙台の「5試合で1失点」という事実。そこを打開するため、守備の要であるエリゼウのブロックに遭う前に、積極的にミドルシュートを打ってこられると、少々やっかいではある。

しかし、もしミドルを打たれたとしても、最後は林のスーパーセーブが、福岡の希望を片っ端から弾く事だろう。

仙台からなかなか先制点を奪えず、焦れる福岡。そして、一瞬のスキから、仙台の素早いパスワークやセットプレーから一発を浴び、絶望のどん底に突き落とされるだろう。

そして、満を持して途中投入されるソアレスの躍動を、指を咥えて観ているだけしかできなくなる。きっと福岡の選手には、ソアレス交代投入のアナウンスが、ダースベーダーのテーマ曲のように聞こえるに違いない-。




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