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第15節vs徳島戦プレビュー 負傷者続出も、守備陣の驚異の回復力で不安は縮退。攻撃陣は、満を持してソアレス先発投入の予感。

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チーム新記録となる7連勝を飾ったチームを、負傷者続出の危機が襲った。

FW中島の4週間に加え、CBエリゼウと左SB朴柱成の2週間。そして公式発表こそなかったが、右SB菅井のケガ。徳島戦は、最大で4名の主力を欠く事態に陥る覚悟をせねばならなかったかもしれない、今週前半であった。

だが、その不安を払拭してくれる吉報が、負傷者の公式発表から僅か3日で公に。CBエリゼウが驚異的な回復力をみせ、徳島戦に間に合いそうだと言うのだ。そして、公式発表こそなかった右SB菅井のケガも、出場できる可能性を模索できるほどの程度だったようで、最終ライン4名のうち、最大3名を欠く事態に陥る可能性のあった守備陣は、どうやらエリゼウと菅井の復帰により、一定の「安堵感」を得られる事になりそうである。

となると、残る負傷者の代役が誰なのか?という話題に集中できる。まず、左SBの朴柱成。ここは田村か一柳が濃厚だが、試合前半の攻撃性を考慮し、おそらくは田村。一柳にはバックアップで「勝ち試合のクロージング」をお願いしたい。

そして、FW陣。負傷離脱の中島に代わって、今節先発起用されそうなのが、マルセロ・ゴメス・ソアレスである。彼の先発は、実に第5節湘南戦にまで遡り、起用されれば、実に10試合ぶりの先発となる。

スーパーサブ的起用方法が成功し、ここまで3得点と調子を上げてきた彼は、今度こそ、ホームのサポーターの目の前でゴールを決めてくれるに違いない。

結局のところ、最大4名の主力選手の負傷離脱という「試練」を味わう覚悟をした今週前半から、かなり状況の好転がみられ、試合前日の段階になってみれば、左SBは実績ある田村に、そしてFWにソアレスの投入が見込まれるとなれば、これは見方によっては「布陣増強」である。もともと朴柱成は足を痙りがちで、途中交代で田村や一柳にバトンタッチするケースが多く、そしてその田村や一柳が「途中投入で1得点」を挙げている事もあり、ここについては決して「戦力減退」にはならないだろう。むしろ、先発起用による奮起が期待される。

ただ、エリゼウ・菅井については、充分な養生期間を経て臨む訳ではないため、決して無理な起用はしないで欲しい、という想いもある。この試合から、また3連戦に突入する事もあり、ここで無理をして、すぐ次にやってくる試合に影響が出ては元も子もないからだ。場合によっては、CBには千葉が下がればよいし、右SBには田村を廻してもよいだろう。ここで、各選手のユーティリティ性が活きてくる。「誰が出ても遜色ない布陣で試合に臨める」それが、仙台の目指す、全員サッカーである。

さて、今節の相手となる徳島。昨年までの「3年連続最下位」の汚名を見事に払拭し、18チームで争う今季J2リーグ戦を、ここまで6位という成績で乗り切っている。2年目となる美濃部監督のチーム作りが、今季大量加入した実績ある選手によって出来上がりつつあり、決して侮れないチームとなった。

特に、美濃部監督の京都時代の縁もあってか、京都に在籍した選手が多い。特に注意したいのは、今季新加入の徳重、そして昨年から在籍の倉貫と米田。倉貫は「甲府の選手」というイメージが強いが、京都の1年在籍を経て、昨年6月から徳島に加入。この3名に、C大阪から昨年からレンタル移籍中の青山隼(仙台市出身・FCみやぎバルセロナ)を加えた中盤が、なんと言っても怖い存在だ。

その存在による効果は、ここまでの14試合の成績に「結果」となって現れている。昨季の徳島は、開幕からの14試合(ちょうど第1クール終了時点)の成績は、4勝2分8敗の勝ち点14だった。

それに比べ、今季ここまでの14試合では、6勝4分4敗の勝ち点22。明らかに、成績は上向いているのが判る。

だが、同じ14試合でも、18チームになった今年のJ2において、徳島はまだ「仙台・湘南・甲府」との昇格候補チームとの対戦を残してしまっている。C大阪との対戦は既に終了しているが、こちらは敗戦を喫しており、「今年の徳島の強さが本物かどうか」は、この3連戦にかかっていると言えるだろう。

そして、今年の徳島と言えば、あの男もいる。GK・高桑大二朗。今季ここまでまだ出番はないが、ここまでの14試合の概ね半数では、サブGKとしてメンバーに帯同しており、今節の出番の有無はともかく、サブGKとしてでも良いから、是非とも仙台に来て欲しいものだ。ここは、可能であれば、美濃部監督に是非とも「ご配慮」をお願いしたいところである。

さて、肝心の試合展望であるが、今年の徳島は、どうにも傾向が掴みにくい。というのも、最近の試合では、前節の札幌戦で2点ビハインドを追いつく粘りを見せたと思えば、草津にホームで完敗するなど、強さにムラがある。

こういう時こそ参考にしたいのが、失点に関する情報である。徳島はここまで14失点。今季のJ2の中では、比較的少ないほうだ。また、無失点試合も5試合を記録しており、ある程度守備は計算できるチームになっている。

だた、直近の4試合は、その守備が「計算外」になってきつつあるようだ。現在、4試合連続失点中である事に加え、開幕からの10戦では一度も喫しなかった「3失点」を、直近の4試合では2度も喰らっている。相手は草津、そして札幌。共に、「攻撃がハマれば手に負えない強さをみせる」チームであった。どうやら、「ノッてしまった相手をいなすだけの試合コントロール力」までは、持ち合わせは無いようである。

相手の決定力不足のおかげて無失点を達成する試合もあったりはするが、ここ4試合はそれすらも達成できていないところを見ると、どこか守備に「綻び」が発生しているのだろう。仙台としては、そういった部分をしっかりと突いていきたい。

一応、対戦成績を確認しておこう。仙台からみて、7勝6分2敗。15戦も戦って、敗戦は僅か2試合しかない反面、引き分けが6つもあり、徳島に対して勝ち切れない試合も決して少なくはなかった。また、仙台のホーム対戦とアウェイ対戦に分けてみると、極端な開きがある事に気が付く。

仙台Home:全7戦=2勝:3分:2敗
仙台Away:全8戦=5勝:3分:無敗

なんと、仙台は徳島アウェイでは無敗で、5勝も挙げているのだ。これに対し、ホームでは7戦中2勝と、勝率でアウェイ時の対戦に負けている。

これは宜しくない数字だ。また、今年の3回の対戦中、ホームでの対戦は今節のみ。あとの2戦は「相性の良い」アウェイでの対戦となる事から、今節は何が何でも勝利しなければならない。

そこで、勝利に向かってやらなければならない事は何か?と改めて考えてみたが、少なくとも、「過度な徳島対策」は無用だろう。敢えてポイントを挙げるなら、前述した徳重や倉貫の「攻撃の起点&フィニッシャー」としての仕事をさせないよう、彼らに充分なプレスを掛けておくくらいか。彼ら中盤に仕事をさせなければ、FW羽地は前線で孤立する。そのためには、仙台は2列目の梁と関口の動き、それとボランチの中盤が重要になってくる。

と、ここまで書いたところで、心配する必要が全くない事に気が付いた。梁と関口だって?現在の仙台において、彼らほど攻守両面において、重要な仕事をしている選手はいない。彼らの運動量と、そして梁のセットプレーの精度があるからこそ、ここまでの「 7連勝 & 7試合で無失点 & 現在僅か7失点 」の快進撃に繋がっているのだ。

連勝中はほぼ先発を固定して臨んできたが、2トップの一角を中島からソアレスに代えて臨む事が濃厚な今節。メンバーが変わっても、戦い方や得点力にブレがない事を証明し、昇格チーム・最有力候補として首位にのし上がる日まで、できれば連勝を止めたくはない。

だが、大事なのは、「8連勝する事」ではなく、「勝ち続ける事」だ。1試合1試合を大事に迎え、そして結果を残す。その積み重ねが大切である事は何度も書いてきた事であるが、最大4名もの主力離脱の危機を迎えた今節こそ、その真価が問われる時である。エリゼウや菅井の復活の程度は?この試合で自由に動き廻れるほど回復しているか?ソアレスは実力をホームで発揮しきれるか?

メンバーが代わっても、内容は代わらずに仙台のサッカーを貫いて勝利する事ができれば、いよいよ仙台の強さは本物だ。

5月5日の福岡戦の前日、梁が監督に聞かれた質問。「もし先制点を許したらどうなる?」それに答えた、梁の言葉。「それでも逆転できれば、本物ですよ。」

この時と、状況が似ている。

「もし先発メンバーに負傷者が発生したらどうなる?」

おそらく、梁はこう答えるだろう。

「代わりに出た選手が活躍して勝つ事ができれば、本物ですよ。」

今節、どんな選手が活躍するのか。ソアレスに得点は生まれるのか。エリゼウと菅井は変わらないパフォーマンスで無失点や得点機に貢献できるのか。朴柱成に代わる田村は、再び先発定着をアピールするだけの活躍をしてくれるのか。

「負傷者続出の報」で始まった今週だったが、気が付けば、バックアップメンバーや驚異的な回復力を見せた主力メンバーの活躍に期待する気持ちしか持ち合わせていなかった。

大丈夫だ。あの「GW4連戦」を全勝で凌いだチームなのだ。多少の先発陣の入れ替えがあったくらいでビクつくような戦い方はしないはずである。

今節も、勝利を信じて、宮城スタジアムへ行こう。きっと「良い勝ち試合」を見せてくれるはずだ。




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