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仙台0-0川崎 「妥当な引き分け」というよりも「上等な引き分け」と表現したい。スリッピーなピッチで両陣営がミス頻発の中、川崎の鋭い攻撃を、最後まで防ぎ続けた仙台。勝つチャンスは双方にあったが、今年に限った「川崎戦の意味」を想えば、勝ち点1の分け合いは、極上の結果。

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 結果だけをみれば、1本もゴールが産まれなかった今節だったが、会場の雰囲気をみれば、ゴールの有無など関係なく、川崎サポーターとの暖かい交流で満ち足りていた。

 
前回4月の対戦時と同様、雨模様に見舞われた、今節の川崎との対戦。スリッピーなピッチ状態の中、突発的なミスも目立ち、中には「あわや失点」というシーンもあったが、双方、最後まで攻撃と守備の集中を切らさず、アツい試合を演じてくれた事に、サポーターの一人として感謝したい。
 

 また、この日は、あの川崎を迎えるという事で、試合前からの心温まる交流イベントの数々。4月に川崎からプレゼントされた、ビッグフラッグ「FORZA SENDAI」が再びお目見えしたかと思えば、川崎フロンターレサポーター陣営からは、仙台チャント「ツイステッド」の連呼が発生。それが終わったと思えば、今度はベガルタ仙台サポーター陣営からは、川崎チャント「フロンターレ20000」の連呼。お互いにエールを送ったのち、試合はドローで終劇とするも、試合後は、再びのエール交換。

 
会場には、川崎フロンターレの公式マスコットである、フロン太君も登場し、べがっ太君と共演していた。
 
「この試合だけは、勝ち負けじゃない。」
 
今節のプレビューで、そのように書かせて頂いた。その筆者の想いが届いた訳ではないと思うが、仲良く勝ち点1を分け合った結果や、内容的にも、難しいゲームコントロールを要求されたピッチ状態ながら、両者がアツいプレーをみせてくれた事など、お互いの今季の健闘を讃え合うには、充分過ぎる内容だった。
 
勝利を逃し、7連勝は成らなかった。だが今節は、勝つ事以上に大切なものを、再認識する事も出来た。
 
選手からみれば、いつものようにサッカーをやらせて貰えている事への感謝。
サポーターからみれば、いつものようにサッカーを観戦させて貰えている事への感謝。
 
試合後のエール交換時の、双方のサポーターの声の大きさが、お互いの健闘を讃え合い、そして、この熱気の源ともなった「震災を通して再認識した、助け合う気持ちの大切さ」を現しているかのようにも思えた。
 
今節の終了を受け、残された、リーグ戦4試合、そして天皇杯は、今季の仙台の成長ぶりを内外に知って頂くための、貴重な機会。今節の引き分けという結果によって「連勝街道」はストップしてしまったが、そもそものこの好調が始まった「8月20日のアウェイ名古屋戦」からの無敗街道は、現在、9試合を数えるに至っている。6連勝を含めての、9戦無敗。充分に、胸を張れる成績である。
 
しかし、今、ベガルタとして見せたいのは、残った試合に対して、「結果としての4連勝を狙う姿勢」というよりも、「頼もしい試合内容を以て、残り4試合も無敗を貫き、13戦無敗でシーズンを終える」事にあると思う。
 
思い出して欲しい。私たちの誇るチームが、開幕から12戦無敗を貫いていた頃の勢い、そして、そんなチームに課せられた「被災地や被災者のみなさんへ、勇気と元気を届けること。希望の光になること。」という使命を。この事は、9戦未勝利だった頃も、そして、7連勝を逃した現在でも、変わっていないはずなのだ。
 
それに向けて、今、現実的でかつ具体的な目標値として「4位フィニッシュ」を掲げさせて頂きたい。結果として、来季ACLに出場する事になるかどうかは別としても、まずはリーグ戦で、順位で直上に居る横浜FMをしっかりと抜き去り、「仙台ここにあり」をアピールしたい。
 
全国に、観て貰おうじゃないか。「負けない仙台の姿」を-。
そんな、誇れるチームを、後押ししようじゃないか。私たちの手で-。
 



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