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今季、開幕直後の大震災。その影響で、リーグ戦の開催自体が危ぶまれたものの、関係機関各位の努力の甲斐あり、4月23日にリーグ戦再開-。
リーグ戦が再開するまでの、約一ヶ月半。選手も、私たちも、本当に苦しかった。そして、リーグ戦再開後も、訪れた先々のアウェイでは、被災地をホームタウンとする仙台に対して、どこも暖かい支援の手を差し出してくれた。これらの事に対して、私たちは、感謝の念に絶える事はない。
そして、迎える最終節。相手は、阪神・淡路大震災からの復興を遂げた、神戸である。6月11日にこちらがアウェイで遠征した際にも、暖かい手向かえをしてくれた。今度は、こちらが彼らを暖かく出迎える番。もちろん、勝負は別物だ。勝ち点を譲る気は更々ない。神戸としては、クラブ史上最高順位である7位を目指しているらしいが、こちらも同様に、4位が懸かっている。双方、勝利に繋がる得点を目指して、より一層攻撃的な展開を趣向してくるものと予想される。
現在、仙台は、4試合連続で無得点と、些か元気がないようにも見受けられるが、決して攻撃陣が不調という訳ではない。むしろ、「点が獲れてもおかしくない状況なのに、点が獲れていないだけ」と言っても過言はないくらいだ。そのため、この最終節での得点に期待こそすれ、無得点への懸念は、微塵も感じられない。
一方、乗り込んでくる神戸側も、クラブ史上過去最高順位が懸かっているだけの事もあって、調子が上向きの様子。ここ5戦は無敗で、かつ、現在3連勝中。この3連勝の間は、8得点1失点と、攻撃・守備共に陰りは見られない。出場停止選手も無く、ベストメンバーで臨んでくるものと思われる。
引き分けでは、4位の座には100%届かない仙台と、引き分けでは7位への浮上はまず無い神戸との一戦。共に、ラスト1戦で順位を上げるには「勝って、天運を待つ」しかない。このため、双方共に「引き分けという結果」は不要なもの。となれば、リスクを犯してでも、ガンガンと攻め上がる試合展開が予想され、攻守の切り替えの速い、目の離せない90分となりそうだ。
もちろん仙台としては、決して不調ではないはずの攻撃陣が、手薬煉を牽いて、神戸ゴールの急襲を虎視眈々と狙っている。特に、10月のアウェイ福岡戦と、続く天皇杯2回戦のソニー仙台戦で、公式戦2戦連発とした、ルーキーFW・武藤雄樹は、この活躍以降、ほとんどの公式戦において、ベンチ入りを続けている。おそらくは、この一戦でもベンチ入りは濃厚で、後半の勝負どころでの投入となる事は必至だろう。
今季のリーグ戦において、早々に来季のJ1残留を決め、5位以上の確定により、最低でも4,000万円の賞金を獲得した。今季はもはや、これ以上に失うものは無く、あとは、リーグ戦での4位浮上を狙い、賞金をあと2,000万円上積みして終わる事を、第一目標とすると共に、12月の後半から再開する天皇杯への勢い付けとするためにも、必ずや、勝って終わりたい一戦となる。
目下、リーグ戦ではトップクラスの守備の堅さを誇る仙台だが、この試合を迎えるにあたっては「専守防衛」というよりも、「先守仙攻(造語)」と行きたい。具体的には、仙台が得意とする「堅守からのボール奪取」から産まれるカウンター攻撃の圧度を、より一層高める、という考え方だ。そのためには、ボールを奪取したあとの、見方の攻め上がりが遅くては絶対に駄目。最低限の守備の選手を残して、攻撃参加する選手は、運動量を惜しまず、速やかに前線へ駆け上がっていく事を望む。
もちろんこれは、90分を通した運動量に自信がないと出来ない。だが仙台は、鬼フィジカルコーチの元、こういう試合で勝つために、普段から鍛え抜いてきているはず。また、この一戦が終われば、12月の天皇杯4回戦までは、二週間の開きがある事から、体力回復の時間は充分にある。この一戦での、体力の出し惜しみは、全くの無意味なのだ。
この一戦を楽しみにしている、誰しもが、仙台から得点が産まれる事を渇望している。そのためには、ロースコアードな試合展開を得意とする仙台と言えども、無得点で終わるような試合だけは、決して許されるものではない。
攻めて、攻めて、攻めまくる仙台が観たい。
泣いても笑っても、今季のリーグ戦はこれで最後なのだ。
ここまでの躍進の礎となっていた堅守をベースに、この一戦へ臨む事になるとは思うが、そんな中においても、攻める時間帯は、出来るだけ長くありたいものだ。
先制点を。
追加点を。
ダメ押し点を。
超が付くほどの攻撃性の高さを見せて、気持ち良く勝利し、今季のリーグ戦を締め括りたいじゃないか。この試合だけは、撃ち合い上等。
そんな試合となる事を、切に、願って止まない-。
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