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言わずと知れた、昨年のチャンピオン・柏レイソル。昨年の対戦では、変則開催となったナビスコカップでの対戦を含めて4戦あった。そのナビスコカップでこそ2戦2勝と相性は良かったものの、肝心のリーグ戦では1分1敗と、結果が出なかった。
思い出深い、昨年のリーグ戦でのアウェイ柏戦。7月9日に開催されたこのタイミングでは、仙台は序盤の12戦無敗の貯金も手伝い、柏との「首位攻防戦」を繰り広げる一戦となった。だが、試合内容は、とても首位攻防戦とは思えない、消化試合のような消耗戦の様相が支配し、スコアレスドローが最も適切と思われるような展開の中、後半アディショナルタイム4分に、柏の澤にゴールを決められ、最少失点での敗戦を喫してしまった。そしてその失点の原因が、試合終了間際に、仙台の選手同士が共に集中力を欠いた結果の「お見合い」という大失態により、簡単にボールを失い、相手に劇的な決勝弾を許してしまったというものだったから、余計に腹立しく思えたものだった。
その後、柏には勢いが付き、最後まで優勝争いに絡み、そしてとうとう、最終戦で優勝を果たした。対する仙台は、このときの対戦を含めて、8月20日のアウェイ名古屋戦で10戦ぶりのリーグ戦勝利を挙げるまで、長い夏場のトンネルに入るきっかけとなってしまった。
そして、迎えた今節。昨年と同様、仙台にとっては首位攻防を懸けてのアウェイ柏戦に臨む事となった。
前節の仙台は、ホーム磐田戦で、後半アディショナルタイム5分に、FWウイルソンの劇的な同点弾が産まれ、辛くも勝ち点1をもぎ取り、磐田から勝ち点2を奪い取った。あの粘りがあれば、昨年のアウェイ柏戦のような失態は、もう拝む事はないだろう。
なにより今季の仙台は、予想以上の堅調さをみせている。4(連)勝1分の無敗街道をひた走る仙台が、いま一番に対戦してみたい相手ではないだろうか。今季、既に2敗を喫している柏だが、昨年の優勝の原動力となった選手はそのまま残っており、地力は充分にあるチームだ。ただ、昨年のチャンピオンとあって、他のチームからのスカンティングが進み、攻撃の起点ともなっているレアンドロ・ドミンゲスのところを抑えられると、どうしてもゲームメークの迫力が減退する傾向が明らかになっている。
そのため、今季2敗を喫した試合では、共に「無得点+最小失点」による敗退。それも、今季の柏の「失点」には特徴がある。前節のアウェイ札幌戦でこそ、2-0と無失点勝利を収めたものの、そこまでのリーグ戦4戦では、全て「前半のうちに先制点を相手に献上」しているのである。
どうやら「現在の柏」は、試合の序盤を堅く運ぶ事には慣れていない様子。一旦、相手に先制点を許すと、そこからの反撃のリズムが掴めないようだ。
という事は、今節、仙台が目指すべきポイントは単純明快。「如何に、前半のうちに先制点を奪い取るか」という事になる。
ところで、共に4-4-2がベース布陣の両チームではあるが、今季は共に、4-2-3-1というオプションを持っている事でも共通感がある。仙台の場合は、ナビスコカップで、ウイルソンを1トップに据えたシステムを試行。新進気鋭の若武者・武藤を2列目のサイドに置き、仙台躍進の可能性を大いに感じさせる試合内容を演出した。対する柏も、相手に研究され尽くした4-4-2をベースとしながらも、前線の形を変化させて相手のマークを剥がし、相手ディフェンスの混乱に乗じて得点を奪う狙いで4-2-3-1を敢行。前節の札幌戦ではこれが見事に嵌り、今季初の無失点勝利を掴み取った。
もちろん、柏からみて、昨季J2リーグ3位の札幌に通用したからと言って、同じやり方が、現在首位の仙台に通用するとは、決して、安易には考えてはいない事だろう。勝敗を決するのは、共に同様に訪れるであろう決定機を、如何に、先にモノにするか。その一点に尽きる。
その点では、今季の仙台は「勝負強さ」が結果となって現れてきているのが判る。守備にしろ、攻撃にしろ、1対1の局面における駆け引きや、判断の良さは、節を追う毎に良くなってきているのが感じられる。試合を重ねる毎に、試合運びの巧さや、球際の強さなど、局面・局面での対人プレーの質が上がっていると感じられる、今この状況において、柏ほど、今節の対戦カードとして相応しい相手はないのではないだろうか。
まだまだ、リーグ戦も序盤。本当に地力のあるチームは、ここから成績を伸ばしてくる。現在、柏は既に2敗を喫し、10位に沈んではいるものの、本来であれば、こんな順位にいるようなチームではない。何か「浮上のきっかけ」となるような対戦カードがあれば、そこから一気に、勝ち点3を立て続けに上積みしてくるようなチームに変貌するはず。
そして、柏の立場からすれば、その試合は、決して「前節の札幌戦の完封勝利」ではないと考えているはず。やはり、現在・首位に座している、我らが仙台を打ち破ってこそ、上位浮上の足掛かりになると考えているはずだ。
だが、そうはさせない-。
少なくとも、今季の仙台は、相手のやりたいサッカーを尽く封じ込める「前線からの攻撃的な守備」という武器が、十二分に機能している。この武器は、現在の柏にも充分通用するはずだ。
ボランチの角田誠を累積警告により欠く事態ではあるが、ここには松下を置く事により、その穴は充分に埋まる。その上でなお、仙台は、仙台らしい自分たちのサッカーを、敵地でも大いに展開させ、死力の限りを尽くして、勝ち点3をもぎ取ってくれるに違いない。
昨年の対戦以降、一回りも二回りも大きく成長した仙台のスタイルを、昨季のチャンピオンに、嫌というほど味わって頂こうではないか。
これは、決して「過信」ではない。今季の結果と内容に充分裏付けされた「自信」である。
今季、柏の「本気モード」にスイッチが入る前に対戦できる事は、状況としては願ったり叶ったりだ。相手の調子が未だ上がっていないのなら、それに乗じて、キッチリと勝ち点3を奪ってしまいたい。
放っておいても、いずれ柏は、また昨年のような好調さを取り戻し、いずれは上位に浮上してくる。次回のホームでの対戦(8月18日)では、もしかしたら、名実共に「首位攻防戦」になっている可能性もあるが、今は、違う。
今の仙台に必要なのは、昨季のチャンピオンが相手でも、充分に通用する力量がある事を内外にアピールするための、結果と内容だ。ここで勝利を収めて、首位を堅持してみせてこそ、「今年の仙台はホンモノだ」と認識して貰える、格好の材料となる。
逆に、ここで、今季初の敗戦を喫するような事になれば、一気に、首位争いの混沌に巻き込まれる事だろう。それだけは、絶対に避けなければならない。
大いなる自信を以て、この一戦に臨もう。
臆する必要は、一切ない。
仙台は、仙台のサッカーを、相手に関係なく、思いっきりぶつけるだけ、である。
そんなプレーを、サポーターも望んでるはずだ。
そして、我らが大黒柱・梁選手が、もう少しで、戦いの場に還ってくる。
思えば、梁抜きで、この快進撃である。ここに、試合感を取り戻した梁が加わろうものなら、どれだけ選手層が厚くなるのだろうか。
梁が、気持ちよく戦いの場に戻ってこれるようにするためにも、それまでは、首位の座を明け渡したくはないものである。
苗木から大事に育てた、我らがトップチームという大木には、小さな果実が、枝の節々に着き始めている。これを「どこまで大きくして収穫するか」は、私たちサポーターが、どれだけその大木に愛情を注ぎ、水をやり、栄養を与え、襲いかかる災害から守ってやれるかに掛かっている。
大丈夫だ。こんなところで、突然に倒木するような、弱い樹木に育てた覚えは、私たちにはないはずだ。
自信を以て、柏の敵地に乗り込もう。そして、声援という栄養源を、選手たちに、十二分に注ぎ込もう。
さすれば、結果は、自ずと付いてくるはずだから-。
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