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リーグ開幕戦で倒した鹿島は、昨季のナビスコ杯のチャンピオンだった。
前節に倒した柏は、昨季のリーグ戦のチャンピオンだった。
そして今節は、昨季の天皇杯のチャンピオンだったFC東京を、ホーム・ユアテックスタジアム仙台に迎える一戦となる。
ここでFC東京を下せれば、「仮想三冠」となる。ナビスコ杯では厳しい状況を強いられている仙台だが、リーグ戦に限れば、18チーム中唯一の無敗チームとして、首位を快走中。現状の実力差を比較しても、決して負けず劣らず。やるべき事をしっかりやれば、勝利は手中に出来るものと信じている。
この試合に向けて、気になる選手2人についての状況を、簡単にお復習いしておこう。
まず、先日のナビスコ杯ではベンチ入りしながらも出場は見送られた(実際には守備陣の負傷交代により出番は無かったが)FW赤嶺真吾。なんと、ナビスコ杯前日には体調不良で40℃の高熱を出していながら、脅威の回復力で、ベンチ入りまでしたとの事。結局は出場していないため、疲労蓄積もなく、コンディション次第で、いつものように先発してくれる可能性は充分あるかと思われる。
今節の相手が、古巣のFC東京なだけに、ここは出来れば「赤嶺先発」で臨みたいところ。2トップの相棒のウイルソンが連戦を強いられているだけに、疲労蓄積のない赤嶺が出られるかどうかで、前線の迫力の度合いも変わってくる。可能な限り、赤嶺の先発に期待したい。
そして、もう一人。シーズン開幕前に負傷離脱していた、我らが大黒柱・MF梁勇基が、既に全体練習に合流し、早ければ、今節のFC東京戦での復帰濃厚。試合勘の関係もあり、いきなりの先発復帰はないと思われるため、まずはベンチ入りするかどうかがポイント。もし、ベンチ入り出来れば、後半の勝負どころでの投入も充分考えられる。今季の仙台は、2列目のサイドアタッカーがゲームメークのキーマンとなっているだけに、このタイミングでの梁の復帰は、非常に心強い材料である。予想通りのベンチ入りなるか。そして、今季リーグ戦初の試合出場はあるのか。今節の見所の一つである事は間違いない。
今節に向け、気になる試合の様相は、両チームの攻撃陣の顔触れを見れば、自ずと「スピード勝負」になる事が見て取れる。仙台には、太田・関口、そして控えに武藤がおり、FC東京には、ベテラン石川が、その年齢を感じさせない動きで、J1復帰1年目のチームを牽引。FC東京の試合を観た人なら、攻撃シーンには、ほとんどと言ってよいほど「石川のスピード」が絡んでいる事に気が付いているはずだ。
双方のチーム共に、今季は高い最終ラインを維持し、強気で攻撃的なサッカーを標榜している。おそらくこの一戦は、お互いに持ちうるスピードという武器を活かすために、「お互いの最終ラインの裏の取り合い」「スペースの突き合い」という様相が、大勢を占める事だろう。
きっと、他のチームとの対戦以上に、目の離せない、スピーディな展開になる事が予想される。
ところで、直近のメディアでは「仙台は、ここ3試合の公式戦で合計7失点と・・・」と、という言い出し・見出しから始まり、まずは守備の建て直しから、という表現を、耳にたこが出来るほど繰り返していた。
だが、メディアが言うほど、この「3試合での7失点」は、さして問題視するほどの事ではない。その事は、サポーターを長く続けている諸氏なら、誰しもが判っているはずだ。
確かに、失点はしないに越した事はない。そのため、立て続けにマルチ失点した事により、どうしても「目に付きやすい情報源」である事から、メディアがそこを書き立てたくなるのは、ある程度は仕方のない話だ。
しかし、実際の内訳を見ると、そのほとんどは、守備陣のミス絡みのもので、充分に修正は可能。完璧に崩されて失点を喫したものは、先日のナビスコ杯・川崎戦の3失点だけ。連戦・メンバー構成・相手(川崎)のモチベーションとの差を考慮すれば、むしろ「ナビスコ杯の3失点は、サッサと忘れてしまっても構わないくらい」の反省材料でしかないのだ。
むしろ、ナビスコ杯・川崎戦は「武藤の1点に留まった攻撃陣」のほうを問題視するべきであり、それこそが「今季の仙台の攻撃サッカーの要点」でもある。
「前線からの攻撃的な守備」を標榜している仙台としては、どうしても、ある程度は前掛かりに成らざるを得ない。その分、昨年よりは、失点の危険性は増している。だが、その危険性というリスクを犯してまで得たものは「現時点でリーグトップの得点力を誇る攻撃性」なのだ。
「守備と攻撃は表裏一体」と、ナビスコ杯・川崎戦のレポートでも書かせて頂いた。攻守の切替が早い、サッカーというスポーツにおいて、守備と攻撃は密接な関係にある。それを踏まえて、今季の仙台のスタイルを観たときに見えてくるもの。それは、「中途半端な攻撃は、逆に失点の危険性を招く」というところにある。
中盤の攻撃シーンで、相手のプレッシャーに屈してボールを失うと、そこからのショートカウンターという逆襲を受けやすくなる。今季の仙台は、昨年よりも、最終ラインを高めに保っているため、相手にショートカウンターを許してしまう事は、どうしても失点の危険性が、昨年よりも高くなる事に繋がってしまう。
そこで、今季の仙台が実践している事が、「前線からの攻撃的な守備」である。
中盤でボールを失う危険性を減らすため、「ボールを相手陣内の高い位置で奪い、そこからのショートカウンター攻撃」を仕掛ければ、結果的に、「失点の可能性を減らす事に繋がり、同時に得点の可能性を広げる事が出来る」という事になる。
つまり、「攻撃こそ最大の防御」という訳だ。
そのためには、中盤でボールを持ったとき、周囲の味方の選手は常に動き回り、ボールを持つ味方にパスコースを提供し続ける必要がある。だが、その連携が悪いときは、味方のオフ・ザ・ボールの動きがないため、パスを味方に出しにくくなる。そこへ、相手からのプレッシャーを受ければ、パスの出しどころがなく、後方に下げざるを得なくなる。それが嫌で、意地を出してボールを持ち続けようとすると、簡単にボールを失い、そこからの逆襲を喰らってしまう、という事に繋がるのである。
簡単に言えば、「いったんボールを持ったら、最後まで攻撃をやり切らなければいけない」という事である。中盤で、中途半端にボールを失うのが「一番良くない攻撃の終わり方」なのだ。
そういう視点で、今節の試合を改めてプレビューしてみると、スピードのある選手同士のぶつかり合いとなるこの一戦では、「如何に判断を早くして、味方にパスを繋ぐか」という点が、重要なポイントとなる。
中盤で、ボーッとボールを保持すれば、相手の格好の餌場となってしまう。安易なパスなど、格好のインターセプトの餌食だ。
この一戦では、いつも以上に、中盤での判断の速度を上げなければならないだろう。決して、楽な事ではない。だが、それをやらなければ、試合の主導権は相手に渡ってしまう。
攻撃の連携が噛み合えば、必ずゴールは産まれる。
だが、攻撃の連携が噛み合わなければ、必ず失点するだろう。
僅か1週間前の、アウェイ柏戦のレポートでも書いた、「点の取り合いは、仙台らしくない」というフレーズ。だが、今節のこの試合では、敢えて「点の取り合いを制する者が勝利を得る」と観る。
昨年までのような「1-0で勝つサッカー」からの脱皮を図っている今季の仙台は、「らしくないサッカー」でも、充分に勝利を収められるようになってきている。そのうち「点の取り合い」が、仙台の代名詞になる日も来るかもしれない。
もちろん、守備を疎かにして良いとは、全然思っていない。守備は守備で大事な要素だ。ただ、その守備のやり方が、昨年までと少し違っている、というだけの話である。
成すべき事を成せば、必ず勝てる-。
僅か3日前のナビスコ杯での敗戦から得た教訓は、「絶対に、中途半端な攻撃をしない事」にある。攻撃をするなら、しっかりと最後まで、ボールを失わずにやり切る事。それが出来ないと判断するなら、いったん、ちゃんとボールを下げて、最終ラインやGKから、試合を組み立て直す事。
自分たちのやりたいサッカーを、相手にやらせてはいけない。
それを、90分間貫けられれば、必ず勝てるはずだ。
ダイナミックで、醍醐味のある一戦に期待し、今季初の「リーグ戦ナイトマッチ」を、ユアスタへ観に行こう。
既に4月の下旬ではあるが、多少の冷え込みも予想される。観戦に訪れる方は、念のため、寒さ対策もしっかりとお願いしたい。
選手も、私たちサポーターも、対策はバッチリと。
あとは、ゴールが決まる度に「熱くなる血」を、体感するだけである。
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