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代表戦によるリーグ中断から、早や3週間。この間に行われたナビスコ杯予選の2試合は、「もうリーグ戦に向けて若手の経験の場として、、、」などと、消化試合的に考えていたら、ここをしっかりと2連勝し、予選突破の芽が出て来た。中原が結果を出し、角田のセンターバックが板に付いて来た上に、奥埜や武藤ら若手を先発経験させる事も出来た。その上での2連勝なのだから、結果としては最高である。
そして、その勢いを以て、再び迎えるリーグ戦。相手は、コンサドーレ札幌となる。現在、リーグ戦ではダントツの最下位だが、最近ではナビスコ杯も含めて得点が獲れるようになって来ている様子もあり、必ずしも楽な相手では無い。
ただ、お互いの成績を比較すると、仙台の得点27・失点12に対して、札幌の得点9・失点28は、完全に真逆の展開。totoの投票率を見ても、仙台勝ちは 82.78% と、誰しもが仙台の勝利を予想している。
だからこそ、その「期待」は、絶対に裏切れない。
今節、ポイントとなりそうなのは、負傷離脱からの復帰濃厚な、赤嶺と鎌田の先発復帰があるかどうか。上本の長期離脱の最中にあって、ナビスコ杯は渡辺広大と角田のセンターバック緊急コンビ結成と相成ったが、やはり角田はボランチで起用したい。このため、鎌田がセンターバックに復帰してくれると、大変有り難い。
ただ、今回の角田センターバック起用が「成功」した事によって、選手のマルチポジション起用という狙いが更に進んだという副次効果も得られた。以前、ボランチの千葉直樹を、センターバックに緊急コンバートした事もあった。その時も思ったが、いくら選手層が厚くなったと言っても、1試合に交代できるのは3人まで。そのため、1人の選手が複数のポジションをこなせるのは、戦術的にも大きな意味を持つ。この点に関しては、現在、フォワードの武藤が2列目にもチャレンジしているなど、他のポジションでも浸透が図られていく事だろう。
そしてフォワードは、やはり赤嶺の復帰に期待したい。ただ、ナビスコ杯で充分な活躍を見せてくれた中原にも、今節の先発の座を与えたいと思う気持ちも捨てがたいところがある。6月15日の河北紙朝刊では、中原の、先発への意欲を記事として取り上げていた。赤嶺が回復していたとしても、今節の札幌戦については、中原・ウイルソンの組合せもあるかもしれない。実際、ウイルソンがサイドに流れても、ボールの収まりが良く、囲まれても安易に失わずに、そこから平気でセンタリングが上がってくる。そこに中原の高さが絡むと、ゴールの芽が一気に膨らむ事にも期待できるため、中原の起用も捨てがたいものがある。
おそらくは、ウイルソンを軸として、中原か赤嶺のどちらかが先発、という構図になるだろうか。筆者の個人的な希望としては、ウイルソン・赤嶺の最強タッグで先発を張り、後半の勝負どころで、中原の高さを活かしたい。
この他、関口が負傷離脱中の2列目については、太田と梁が安泰な事から、不安視の必要性は全く無いだろう。2列目の手駒についても、現在「2列目でも売り出し中」の武藤が控えており、こちらも試合の要所での投入となれば、大いに盛り上がるに違いない。
ところで、札幌と言えば、ゴンこと中山雅史や、以前に仙台にも在籍した岡山一成など、知る名前も少なくない。ただ、彼らベテランを上手に活かす事も出来ず(単純にベテランを起用すれば良い訳では無い事は解っているが)、ただ漫然と、J1の最下位ロードをひた走る姿を見ていると、「J1への昇格の仕方、というものがあるんだな」と、つくづく思い知らされる。
もちろん「彼ら」も、J1の舞台で結果を出したくて、試行錯誤を繰り返している事だろう。ただ、「J1の舞台で結果を出すために試行錯誤する」のは、本来であれば、J2の頃にやっておくべき事だ。J1に上がったら、即、結果を出さなければ、1年でまた降格の憂き目に遭う。
やはりJ1の舞台に上がるためには、それなりに、何か、「チームとしてのストロング・ポイント」を身に付けて昇格しなければ、長続きしない。仙台の場合は、同じ監督の下での共通理解と戦術浸透をベースとした、「負けないための守備構築」と「勝つための攻撃構築」だった。それから、今年J1に上がってきた鳥栖の場合は、「徹底した守備意識の高さ」と「豊田・藤田の一発」である。特に鳥栖の場合は、「ホームではなかなか失点しない」という、類い希なる強みも武器であり、順位も現在8位と、大きく躍進している。
それに比較して、札幌の場合は、特段のストロング・ポイントが見当たらない。実際、昨年の昇格を決める際の戦い方を見ても、これと言った特徴はなく、ただ単に、「ギリギリで3位に滑り込んだ」という印象が拭えず、3位を争った他チームの差別化は見られなかった。もしかしたら、今年昇格してきたチームは、札幌では無かった可能性もあった。
正直を言わせて頂けるなら、「そんな戦い方でJ1に上がるくらいなら、まだJ2で、J1での戦いを見据えた戦術浸透を徹底的に図っていたほうが良かったのではないか」と思うくらいである。
中途半端なJ1への昇格の仕方では、すぐに「ボロ」が出る。そういうチームは、毎年のように現れ、そして1年で、J2の彼方へと消えていく。
そういう意味では、例の、今年から導入されたと言う「J2プレーオフ制度」には、あまり大手を振って賛成は出来ないほうである。最大で、6位までJ1昇格の可能性があるとの事だが、正直、J2で6位のチームが、J1で長くやっていけるものか?甚だ疑問である。
もちろん「興行的な意味」は、十二分にある。J2の6位まで、J1昇格の可能性が広がったと言う状況は、22チームにも膨らんだJ2にとって、「盛り上がり度を下げさせない」ための、カンフル剤のようなものだろう。
Jリーグ全体の盛り上がりを維持するためには、必要な制度なのかもしれない。が、その当事者としては、表向きは「嬉しい制度」と言うしかないが、裏の本音では、誰しもが「そんなんでJ1に上がったって、どうせすぐに落ちてくるだけだろ」と思っているはずである。
何のために、J1に昇格して来たのか。
J1に定着し続けるためではないのか?
もちろん、J2で6位に入り、そこからプレーオフで昇格を勝ち取ったチームが、翌年のJ1の舞台で、絶対に結果を残せない、とは言わない。
ただ、実際問題として、J2の6位のチームが、翌年、即J1で結果を残せるほど、J1は甘くないという事も、また事実だ。
今季の札幌は、今年から導入されたプレーオフによってのJ1昇格ではなく、あくまでも昨年の3位の座を勝ち取っての昇格である。「昨年に堂々の3位」については、賞賛させて頂こう。
だが、翌年にJ1での残留を勝ち取れるという保証は、どこにもない。それは、J2でダントツで優勝を決めたチームにも言える事である。
札幌が、J1の最下位に沈む理由。それはきっと、今節の、この一戦で明らかになる事だろう。
もちろん、札幌は、生き残りたくて、あの手この手で、得点を、そして勝ち点を奪いにくるに違いない。決しては、油断はならない相手である。
だが、仙台としてやるべき事は、何も変わらないはず。相手に関係なく、ただ目の前の勝利を目指して、最大限にベストな選手の選抜・ベストな戦術の模索を行い、そして試合では、絶対に手を抜かず、全力を以て、敵をたたき伏せるのみ、である。
これは決して、慢心ではない。それに、奢りでもない。
ただ、持てる力を、現在の札幌に、全てぶつけて欲しい。それだけが、今節の望みである。そうすれば、結果は、自ずと付いてくるはずだから。
そして、札幌に「私たちが、如何にしてJ1に上がったのか」を、とくと見て貰いたいから。
これが、2009年に最終節までC大阪と凌ぎを削り、堂々のJ2優勝を果たして昇格を決めた仙台の、現在の姿なのだ、と。
持てる最大限の実力を、余すところなく、札幌にぶつける。それが、札幌に対する礼儀である。余裕を見せるなど、以ての外だ。
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