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【ナビスコ杯予選第6節】仙台1-0C大阪 "ボランチ・梁" 初お目見えの試合は、本人の決勝弾を全員で最後まで守りきっての勝利で終劇。お互いにシュートが乱れ飛ぶ展開も、富田の好カバーや林のナイスセーブ連発で、C大阪に最後まで得点を許さず。同大会連勝で3位浮上、最終節に予選突破の可能性を残した、貴重な勝利。

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 雨の土曜日-。

 
今季は、本当に週末の雨模様が多い。5月に入ってからは、少し落ち着いた感もあったものの、ここへ来て、本州西部の梅雨入り宣言の影響もあっただろうか、またも雨の一戦となった。
 

 ただ、昨年末から続く「雨の試合では結果が出ている」という、もはやジンクスにも近いデータの存在や、僅か3日前のアウェイ広島戦での3得点快勝劇の記憶が、この日の勝利を予感させるには充分な材料でもあった。

 
しかし、この日は、大事を取って赤嶺はベンチ外。菅井もベンチスタートとなったほか、2トップの組合せも、前節の広島戦の「中原・赤嶺」から「柳沢・ウイルソン」となるなど、先発の組合せが目まぐるしく変化し、総力戦の様相すら感じさせる布陣となった。
 
だが、仙台のそれ以上に、C大阪側は、更に厳しいメンバー構成。扇原、酒本、播戸の出場停止に加えて、キム・ボギョン、キム・ジンヒョン、そして清武が、代表戦の影響で離脱。なんと、主力6人を起用できないという、苦しい台所事情だった。
 
それでも試合は、双方がフィニッシュの意識を強く前面に押し出し、また、終盤に入っても布陣が間延びする事もなくコンパクトな陣形を保ち、相手に、安易に隙を与えない意識の高さを感じさせる、最後まで目の離せない好試合となった。
 
試合は、C大阪のキックオフで始まる。
 
前半。
 
この日の「狙い」は、先発した柳沢が、何度も味方のパスを「斜めに切り込みながら受ける」姿勢を強く出していた。恐らくはスカウティングで、「C大阪の最終ラインは斜めの動き出しに弱い」というデータが得られたのではないか?とも想像したくなるような、意図的な柳沢の動き出しだった。このため、ボールは比較的柳沢に集まり易い展開となり、前線でボールを収めるウイルソンを経由して、フィニッシュを柳沢に託す、という狙いも見え隠れしていた。
 
その柳沢に最大のチャンスが訪れたのは、前半24分。左サイドからの太田のクロスに、中央で張っていた柳沢が、ゴールに対してやや後ろ向きの難しい体制から、アクロバティックなダイレクトシュートを放つ。これは惜しくもバーに嫌われたものの、前半の最大の見所だった。
 
だが、チャンスのあとにはピンチもあった。先ほどの柳沢の惜しいバー直撃のシーンから僅か2分後。C大阪に左サイドからクロスを上げられると、これに素早く反応した柿谷曜一朗が一瞬抜け出し、フリーで仙台ゴールネットを揺らした。が、これは辛くもオフサイドの判定。前半、最大のピンチのシーンだったが、運もあり、無失点で試合を折り返した。
 
ただ、前半の途中から、腰に手を当てて気にし出していた柳沢に代えて、中原の投入というシーンも。柳沢の動きが良かっただけに、非常に勿体ない、前半のうちの交代となってしまった。後は、前節の広島戦で2ゴールを挙げた中原の高さに期待を寄せる事となった。
 
後半。
 
前半の早い時間帯から、更に雨脚は強くなっていたが、後半に入っても、その勢いが弱まる事はなかった。このため、ボールの速度は上がり、また、濡れて滑りやすいピッチが影響し、特に、C大阪の選手が足を取られて体制を崩すシーンが散見。仙台の選手は、ホームという事もあり、慣れたピッチの上では、C大阪の選手ほど遣りにくそうな印象は受けなかった。
 
それでも、後半に入ると、前半以上に、お互いのシュートの意識が高くなり、試合が動く予感が強くなり始める。それに呼応するかのように、17分頃から、更に一段と雨が強く降り出した、その僅か1分後。
 
左サイドでボールを収めていたウイルソンから、一気にC大阪ゴール前にセンタリングが供給される。中原がこれに合わせようとして、相手DFに阻まれ、ペナルティエリア内で倒されたようにも見えたが、その競り合いのこぼれ球が、運良く、エリア内で張っていた、梁の足元へ落ちてきた。これを見逃さず、シュートを放つ梁。このシュートは、相手DFの体に当たってしまうも、ループ状のやわらかい軌道に変化したため、逆に、C大阪GKの反応の虚を突く格好となり、そのまま、C大阪のゴールネットを揺らした。
 
後半18分。仙台1-0C大阪。
 
仙台に、待望の先制点がもたらされた瞬間だった。
この後、C大阪の攻撃のギアが一段と上がり、仙台は、ディフェンスを第一に考える時間帯が続いた。だがこの日は、それこそ全員が、布陣をコンパクトに保ち、相手にスペースを与えない意識が高く、中盤が間延びする事は無かった。このため、C大阪の放つシュートは、尽く仙台守備陣にブロックされ、シュートコースを限定され続けた。時折、枠に飛んでくる危ないシュートも受けたものの、最後は、仙台守護神・林卓人の、反応の速さと読みの鋭さが光り、好セーブを連発。更には、この日も不動の先発ボランチ・富田のボール奪取力が光り、鋭いカバーリングも健在で、シュートコースを限定されたC大阪の攻撃は、決して怖いものではなかった。
 
この後、カウンターからウイルソンがシュートを放つも、バーに嫌われ、その後の中原のシュートもGKにカットされ、得られたCKなどからも得点を挙げる事が出来ず。掲示されたロスタイム4分も、「4分経ったとは思えないような短さ」で消化し、試合終了のホイッスルの音色を聞く事となった。
 
惜しむらくは、もう1点を挙げて2点差とすれば、C大阪を得失点差で抜いて2位浮上という状況だったのではあるが、この日全ての試合を終えた際の予選Aグループの順位表を確認したところ、「最終節の磐田戦に勝ちさえすれば、ほぼ自力で(鳥栖が、最終節のC大阪戦で5得点差以上の大勝とかいう、確変的な勝ち方をしない限りは)2位以内を自力確保」という条件が成立していた。このため、結果論ではあるが、仙台としては、「この日は勝利最優先」で良かった事になる。
 
ここへ来て、まさか、まさかの連勝劇。最終節に現在Aグループ首位の磐田との対戦を残している事から、自力での予選突破の可能性を、自らの力で大きく拡げる事に成功した。
 
だが、最終節で対戦を予定している磐田とは、ここ2年間は相性が悪く、大会の種別やホーム・アウェイの違いに関係なく、勝てていないのもまた事実である。今季の対戦でも、4月のホーム・磐田戦では、2度のリードを2度追い付くという苦しい展開を強いられた。
 
ただ、このタイミングで「磐田との直接対決を制すれば、ほぼ、予選突破達成」という、最高のシチュエーションが整った事は、サッカーの神様が与えたもうた、リベンジのチャンスなのかもしれない。このチャンス、何としてでも活かしたいものである。
 
これで、リーグ戦中断期間の全2試合の日程を消化した。かなりの先発メンバー変更があり、連携不足や、試合勘不足などによる勝機逸失の心配も懸念されたが、ある程度の内容の良さも伴い、無事にこの2試合を、連勝という最高の形で終える事が出来た。この勢いを以て、リーグ再開後の初戦の札幌戦や、今月末の同大会予選最終節・磐田戦に臨みたいものである。
 
今度こそ、ジュビロを叩く-。
 
今から、6月27日(水)の一戦が待ち遠しい。奇しくもジュビロは、2010年の同大会のカップウィナーでもある。やはり、このチームを倒さずして、同大会の覇権は掴めないのだろう。
 
幸いにして、6月の対戦は、先日のアウェイ広島戦を除いて、ホームゲームばかりである。「地の利」を活かしつつ、良い結果を得られるように、これらの試合も、必死に応援して行きたい。
 
きっと、選手たちは、私たちの「期待」に応えてくれる事だろう-。
 



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