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リーグ戦、中断前の最後の公式戦だった、アウェイ川崎戦(5/26)から、中10日。休養、そして準備のための時間は充分にあり、また、周囲の期待の通りに、戦力の底上げ期待に重心を置いた先発起用となった、ナビスコ杯予選第5節・広島戦。結果から言えば、前半のうちに先制点を許す展開も、後半に怒濤の3得点を奪ってみせ、3得点・1失点の快勝となった。
試合は、90分を通して、ほぼ仙台ペース。試合開始直後から、仙台の今季の特徴でもある、前線からのプレス守備が機能し、広島の攻撃をフィニッシュまで持ち込ませない展開が続く。前半5分に、撃ったシュートをGKが溢し、これを押し込もうと詰めるシーンがあるなど(これは惜しくも枠外だったが)、得点への意識を高く持ち続けていた。
全般的に「広島の両翼の裏」は、取りやすい状況。攻撃はやはり、サイドを起点とし、そこから左右の裏のスペースを突く意識が、より多く見えたように思う。このため、チャンスの数は仙台が広島を大きく上回り、前半が終わった時点のシュート数は、広島の2に対して、仙台の8。
しかし、試合の内容にそぐわない結果が、前半のうちに訪れていた。仙台の攻撃の意識の高さに圧されて、なかなか前へ出てこれなかった広島だったが、それでも、前半23分。久しぶりに広島が仙台陣内へ攻め上がってきて、左サイドでMF清水航平がボールを持ち、ドリブルでアタッキングサードに侵入していた。これを阻止するべく、人数を掛けてブロックしようとしていた、その瞬間。
一瞬早く、MF清水がシュートを放ってきた。その軌道は、人が密集していた中から、突然にボールが飛び出す格好となり、GK林も集中はしていただろうが、その軌道があまりにも良すぎたため、ほぼ広島としてのファーストシュートと思われたこのシーンにて、仙台は、まさかの失点を喫した。
前半24分。広島1-0仙台。
まさに、「ワン・チャンス」をモノにされてしまった瞬間だった。
ただ、まだ時間が早かった事や、失点直後から大きく響いて聞こえてきた、仙台応援チャント「COBRA」の唄声が、試合はまだ判らないぞ・さぁここからと言わんばかりに、頼もしく聞こえていた。
気が付けば、この日は水色のネクタイを締めていた手倉森監督も、前半のうちに、いつの間にか、ネクタイを外していた。
この後、42分に朴柱成の攻め上がりからFKを獲得したり、2分と掲示されたロスタイムにも、赤嶺のセンタリングミスが広島ゴール枠内へ偶然飛んでGKに弾かれ、CKを獲得したりと。さらにこのCKからは、角田が豪快にヘッドで叩き付けるが惜しくも枠外と、多彩な攻撃を見せるも、得点には居たらず、前半は無得点のまま折り返した。
迎えた後半。
ここで、手倉森監督の好采配が炸裂する。何と、赤嶺に代えてウイルソンを、奥埜に代えて太田を投入。奥埜を下げて空いたボランチには梁を1列下げて対応し、空いた右サイドに太田を配した。
中2日でまた試合がある日程なので、赤嶺をここで下げるのは納得した。奧埜はもう少し見たかったが、先発経験として45分間プレー出来たのは収穫だった。
そして、右サイドに太田を配した事によって、得点への期待度は一気に膨らむ形となった。今季、何度も見られた「太田の右サイドの突破からの得点シーン」。それは最早、仙台のストロング・ポイントの一つとも言えるもの。しかも、この日の相手である広島は3バックを敷いており、前半のうちに、両翼の裏を狙いやすい事は明らかだったため、「そこをこじ開ける」狙いを、後半の頭から明確にした采配だった。
そして、その狙いは、あまりにも見事に的中する。
後半10分。太田はその「主戦場」で、期待の通りに、右サイドのえぐりから格好のセンタリングを供給。逆サイドで構えていた中原が、その「高さ」を惜しみなく使い、豪快にヘッド。これが決まり、待望の得点が産まれた。
後半11分。広島1-1仙台。
これで、慌てだした広島。否応無しに「前掛かり」に成らざるを得ず、どうしても、裏のスペースを仙台に明け渡す格好となってしまった。つまり、太田の主戦場のエリアが拡大する格好となった訳である。となれば、そこから導き出される結果は、言わずともがな。
先ほどの得点シーンと同様に、右サイドでボールを持った太田。やはりここでも切り込み、再びセンタリングを供給。そしてその先に、今度は、太田と一緒に後半の頭から投入されていた、ウイルソンが待ち構えていた。ウイルソン、これを「得意ではない」ヘッドで、綺麗に広島ゴールへ流し込み、待望の逆転弾を挙げる事に成功する。
後半20分。広島1-2仙台。
最早、流れは完全に仙台。この後、31分に広島MF森崎浩司の致命的な守備ミスから、中原のこの日2点目となる得点シーンも飛び出し、合わせて後半の加点を3点としての逆転快勝劇となった。
広島としては、リーグ戦こそ2位と躍進しているものの、ナビスコ杯では、仙台と同様、なかなか勝ちきれない試合が続いていた。正GK西川もこの日はベンチ入りすらしておらず、メンバー構成の問題もあったものの、広島は、1トップの佐藤寿人にボールをなかなか供給できない「ノッキング」状態のまま90分を過ごしてしまった感もあり、せっかくの先制点を活かす事が出来ず、同大会の予選敗退が決定した。
対する、我らが仙台。広島と同様、「リーグ戦では好調維持も、ナビスコ杯では苦戦」を強いられていたが、中10日の中断期間で、見事に建て直しを図る事に成功。休養、勝利という結果、若手の先発経験、控え陣の先発起用と得点、主力陣の試合勘維持などなど、この試合で得られたものは、果てしなく大きい。
そして、この一戦での勝利は、なんと、半ば諦め掛けていた、ナビスコ杯予選Aグループ突破の可能性を、大きく膨らませるものとなった。
勝ち点を6に延ばした仙台は、残る予選2試合を、現在Aグループ首位のC大阪、そして2位の磐田との対戦予定としている事から、自力で、この2チームの上に立てる可能性が産まれた。最後は恐らく、得失点差勝負、また状況によっては、総得点勝負になる可能性もあるため、ただ勝つだけでなく、出来れば2点差以上を付けての勝利が求められるが、決して「無理な相談」という訳ではなさそうな雰囲気漂う現状に、どうしても期待感が膨らんでしまう。
元々、ナビスコ杯は「もう戦力底上げの機会とだけ捉えよう」とか思っていた(正直言って、筆者もそう思っていた)が、上位との対戦を2試合も残している現状では、予選突破の可能性への期待というファクターも、大いに楽しみたい材料となった。その上、この残っている2試合は、共にホームゲーム。ホームで圧倒的な強さを見せる仙台なら、どんなにC大阪や磐田が好調を維持していたとしても、それを打破するだけのポテンシャルは充分に備わっている事だろう。
そして、その大事な一戦は、中2日ですぐにやってくる。まずは、C大阪戦。ここでC大阪の上に立つには、得失点差を考慮し、2点差以上を付けての勝利が必須となる。
だがまずは、勝利を収める事を最優先として戦いたい。
ホームゲームとなる今度のC大阪戦では、ミッドウィーク開催の多いカップ戦ながら、週末の開催となる。ホームアドバンテージを最大限に活かし、私たちの声で、選手の足を動かそうじゃないか-。
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