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第15節vs浦和戦プレビュー "上位直接対決連戦"の第一幕は、リーグ3位・浦和とのアウェイマッチから。ウイルソンが累積で出場停止も、充実のフォワード陣が、こぞって先発の座を虎視眈々と狙う。関口と赤嶺も復帰目前。リーグ戦5試合無敗の浦和のホーム・埼スタへ、"3月の借り"を返しに乗り込む一戦。

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 "3月の借り" とは、ナビスコ杯予選第1戦の事であるのだが、この刻は、控え陣の積極起用という側面もあり、結果的には無得点での敗戦を喫した一戦だった。だが、武藤の初先発や、原田・奧埜の公式戦初出場など、内容的には見どころ満載の一戦であり、敗戦とするのが勿体なかったくらいの試合であった。

 

 そして今度は、ガチンコ勝負のリーグ戦で、再び浦和と相見える。場所も、3月の対戦時と同じ、埼玉スタジアム。折しも、浦和は現在好調で、リーグ戦も3位と好位置。敗れれば2差、勝てば8差の「勝ち点6相当の直接対決」なだけに、絶対に負けられない一戦となる。

 
この一戦へ向けては、負傷離脱中だった関口が全体練習へ合流したとの情報も入ってきており、また、前節の札幌戦では出場を回避した赤嶺も、紅白戦では元気な姿を見せてくれたようで、ウイルソンが累積警告で出場停止となる状況下においてもなお、攻撃陣の組合せでは、指揮官を悩ませるほどに顔触れが揃っている。いったい、誰を先発の2トップに据えるのか。そして、誰がベンチに入るのか。筆者の個人的な希望としては、ここで赤嶺の先発復帰を飾り、その相棒としては、札幌戦で今季リーグ初得点を挙げた中原だろうか。
 
ここで中原を推する理由は、最近の浦和の失点の傾向にある。一部のメディアでも報じられているが、浦和はリーグ戦でCKからの失点が2試合続いており、それを受け、浦和の練習内容としては珍しく、セットプレーからの守備練習を行っているとの事。「セットプレーからの守備練習なんて、とりわけ記事にするほどの事でも無かろうに、、、」と通常は思うだけに、よほど、ここが「浦和のウィークポイントと化す」事を恐れて事のだろう。
 
ところで、「守備」という意味では、仙台の13失点は現在リーグでは2番目に少ない数字なのだが、浦和はそれに続く14失点という少なさで推移している。昨年の浦和は失点の多さが響き、最終節まで降格圏脱出を争った事もあり、今年は守備意識の植え付けが進んでいるのだろう。その結果、今節は「首位vs3位の直接対決」という好カードなマッチ戦となった。
 
浦和側の注目選手としては、やはり、現在チーム得点王のマルシオ・リシャルデスか。この男には、仙台のサポーターとしては「拒絶反応」を感じる人も居るかもしれない。その理由は、そう。彼が2010年の新潟在籍時に、ユアスタで決められた、全てセットプレーからのハットトリック(PK・FK・CK)である。特にCKは、彼がコーナーポストから蹴り込んだボールが、そのまま仙台ゴールを割るという妙技でもあり、敵ながら天晴れなものであった。
 
そのマルシオ・リシャルデスは、昨年の浦和移籍1年目こそ、全く活躍できずにシーズンが終わってしまったが、今年は監督が(ペトロビッチ氏からペトロビッチ氏へ)交代した事もあってか、本来の能力を活かされている感もあり、現在、7得点を稼いでいる。この男を、如何に止めるのか。そこは恐らく、仙台としては、ボランチの富田がケアする事になるだろうか。仙台としては、彼のボール奪取能力が年々向上してきている事を受け、近年は、ボランチの一角として定着。もちろん、マルシオ・リシャルデスがボールを持ったときは、2~3人で囲んでのカバーリングとするだろうが(そのくらい危険な選手だと言う認識である)、中盤の底の守備の軸は、ボランチの富田にある事は間違いない。この一戦では、彼が、普段通りに、自陣のバイタルエリアをきちんとケアできるかどうかについても、大きな着目点となる。
 
ところでボランチと言えば、富田の不動の相棒・角田は、今節、もしかしたら、またセンターバックを任されるかもしれない。前節の札幌戦で先発復帰した鎌田次郎が、今週の紅白戦を回避したという報道もあり、このポジションはギリギリまで先発の組合せが読めない可能性も。もし、角田がセンターバックで先発するのなら、ボランチには松下か。或いはここで、梁をボランチに据えて、空いた2列目には、負傷明けの関口をいきなり先発復帰起用するという妙策も。
 
浦和の守備網をかいくぐってゴールを奪うためには、一遍通りの攻撃パターンではダメだろう。そこで、先発復帰も視野に入ってくる関口と太田のスピードスターを2列目に配して、浦和の両サイドに脅威を与えつつ、中央には、常にゴールを狙える赤嶺と、そして、「制空権を握る」意味で、中原の先発起用としてみたい。
 
関口と太田のスピードで、浦和のディフェンス網を左右から揺さぶり、中原の高さで上下に揺さぶり、そして、赤嶺の抜け目の無さで「蜂の一挿し」を、グサリと。
 
ウイルソンを起用できなくても、赤い悪魔の息の根を止めるには、充分な顔触れが揃っていると考えている。きっと、"3月の借り"は、耳を揃えて浦和に返却される事だろう。
 
この時期くらいから、リーグ戦は夜開催にシフトしてくる。試合当日のさいたま地方の天候は晴れ、気温は最高27℃と、梅雨の合間の蒸し暑さに見舞われるのは必至か。ここまで気温が上がると、おそらくはキックオフ時刻の19:00になっても、そんなに気温は下がらないだろう。とすると、前半は0-0でもOKのつもりで相手の攻撃を受け流し、後半勝負狙いで行くのか。それとも、体力のある前半のうちに、半ば総攻撃的に、畳み掛けて先制点、そして追加点などを狙っていくのか。いずれにせよ、暑さとの戦いにも成る事は必至である。
 
もうすぐ、"暑い夏" がやってくる-。
 
毎年、このくらいの時期から、否応なしに仙台は成績を落とし始めてきた。だが今年は、選手層の厚さという「基盤」が出来上がりつつある。それを、どう活かすのか。気温の高い中での戦いとなる事が予想されるこの一戦には、その「問い」への答えが求められているという側面もある。また、この試合を皮切りとして、1週間で3試合の連戦が組まれている。リーグ戦では、次節の広島も現在2位と好調であり、絶対に負けられない相手。そして、来週のミッドウィークで対戦する磐田とは、ナビスコ杯の予選突破を賭けた大一番となる。
 
どの試合も、重要過ぎる一戦である。だが、もし来季にACLを戦う事になれば、こんな日程は、当たり前のように組まれる事になる。それを考えれば、目の前の「この3連戦をどうこなすのか」は、今後の仙台の戦い方における、大きな試金石にもなるはずである。
 
手は抜けない。気も抜けない。生唾を飲み込み続け、瞬きすら憚られるような、目まぐるしい展開が、この一週間で待っているかもしれない。こんな濃密な一週間は、滅多に味わえるものでもない。
 
この「連戦」を、幸先良く踏み出すためにも、何としてでも、結果が欲しい緒戦。但し、アウェイでもある事から、状況によっては、最低でも「勝ち点1は持ち帰る」事も、大事な仕事の一つである。
 
仙台のサポーターとしては、これだけ濃密な一週間を過ごせるこの状況に、多いに感謝したい。もし、願いが叶うならば、この3連戦を全てモノにし、最高の状況で、7月の戦いに挑みたいものである。
 
仙台としての、今季の「本当の闘い」は、ここから始まる-。
そんな気がしてならない。
 



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