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第18節vs名古屋戦プレビュー 長いリーグ戦の"後半・開幕戦"となる一戦。共に、守備陣に手負いの選手を抱えるチーム同士の対戦は、如何に選手層の厚さ・総合力の高さを見せ付けられるかがカギとなるのか。梅雨明け目前の高温・多湿な気候の中、狙うは「豊田スタジアム・初勝利」。

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 梅雨明け宣言こそまだ訪れないものの、最高気温が30℃に迫り、そして肌にまとわりつく湿気を感じ始めると、いよいよ、本格的な夏が到来か、と思えるようになる-。

 
J1第18節、名古屋-仙台の一戦は、実に9年ぶりとなる、豊田スタジアムでの開催となった。国際試合なども開催される同会場は、ユアテックスタジアム仙台と同じ球技専用スタジアムであり、行く機会があるとすれば、臨場感については申し分ない事だろう。
 

 過去の豊田スタジアムでの対戦は、前回J1時代の2003年5月。岩本輝雄の先制弾を最後まで守りきれずに逆転を許し、挙げ句の果てに、數馬とファビアーノの両センターバックを退場で失い、、、、、いやもう、止めておこうか。

 
そう、もはや「あの時の仙台」ではない。あの年のJ2降格で流した「悔し涙」から、はや9年。J1復帰3年目にして、ようやく、豊田スタジアムでの "再戦" が実現する事になった。
 
長いリーグ戦の "後半・開幕戦" となる今節を前に、双方のチーム事情を確認しておくと、まず仙台側としては、引き続き上本大海が負傷療養中(復帰は秒読み段階)である事に加えて、その上本と同じセンターバックの鎌田次郎が、今節は警告の累積で出場停止となる事から、ボランチ・角田誠のセンターバック起用が濃厚である。
 
対する名古屋側は、もっと深刻な様子。センターバックのダニエル負傷に加えて、主力ボランチのダニルソンが今節は警告の累積で出場停止。これに加えて、フォワードの玉田も手術後療養中。更には、U-23でロンドン五輪日本代表の永井謙佑は、今週水曜日の五輪壮行試合(NZ戦@国立競技場)で先発したため、おそらく今節のフル出場は無いものと予想。出てくるとすれば、後半の要所でのスーパーサブ起用となるだろうか。
 
ただ、選手層の厚さをトータルで見た限りでは、仙台に一日の長がある事は、火を見るよりも明らか。特に「センターバック・角田」は既に実戦経験済みで、しかも、結果も出ている。そして、角田が1列下がって空いた、ボランチの枠には、最近は梁の先発復帰でベンチスタートが多くなった松下年宏の先発起用が濃厚。「戦力ダウン」どころか、2列目も出来る松下のボランチ起用は、むしろ「後半の攻撃オプションを前半のキックオフから使うようなもの」でもあるため、ゲームの序盤から、試合が動く可能性も考えられる。
 
今節へ向けた「この試合の意味」を、それぞれの立場から検証してみると、名古屋側からしてみれば、「昨年ホームでの、対・仙台戦初敗戦」、そして、「今年アウェイでの大量4失点での敗戦」と、実は仙台を相手に、公式戦2連敗中。去年の雨中での対戦は、仙台にとって、9戦未勝利の長いトンネルからの「脱出口」となる、殊勲の1勝だった。あの試合で、もし名古屋の後塵を拝する結果となっていたとすれば、昨季、最終節までもつれこんだ優勝争いは、名古屋が制していたはず。つまり、名古屋からしてみれば、「昨年の優勝を逃したのは、仙台に負けたから」という言い方も出来る訳である。
 
そして、今季の仙台ホームでの対戦。勝てるという気はしていたものの、まさか、4-0の大差が付いての完勝になるとは、夢にも思っては居なかった。
 
もちろん、過去2戦で連勝している相手だからといって、今節も勝てるという保証はどこにもない。選手起用の都合上、名古屋に少々の不利益は確かにあるものの、名古屋の選手が個々に持つ力はやはり脅威であり、仙台としては、如何に、その「名古屋の個の力を繋ぐ線を、絶ち切り続けるか」が重要になってくる。具体的な名古屋の攻撃のキーマンとして、先発濃厚と目される、フォワード・ケネディへのボール供給を、如何に寸断できるか。そして、スーパーサブ起用が濃厚と目される、U-23日本代表の「永井のスピード違反」を、如何に厳しく取り締まるか。
 
そして、その名古屋の攻撃を断ち切ったあと、「如何に、守備から攻撃への切替をすばやく行うか」が、先制点へのカギとなる事だろう。ボランチのダニルソンが出場停止となる今節は、間違いなく、そこは「穴」になる。ボールを高い位置で奪ってからの攻撃展開が遅いと、藤本淳吾や金崎夢生らアタッカー陣の素早いチェックを受け、逆カウンターの餌食になってしまいかねない。このため、ボールを奪ってからシュートまで持ち込む、その攻撃展開のスピードを、如何に速くするか。そこが、今節気になるポイントである。
 
もっとも、90分間に渡って、高い運動量を維持して守備と攻撃を素早く切り替えるなんてのも、また無茶なお話でもある。如何にスタミナを付けたプロサッカー選手と言えども、関口並みの選手でもない限り、そんなのは不可能な話だ。よって、試合の流れにはメリハリを付けて、「遅攻で良い展開とみた時には、ボールを失わずにしっかりと廻して攻める」事も重要となる。またこの事は、高温・多湿に見舞われるこの時期には、特に重要な意味を持つ戦い方でもあるのだ。
 
仙台としては、アウェイでもある事から、前半終了時点で0-0でも全くOK、ぐらいな気持ちで臨みたい。点が動かない展開が続けば、焦れるのはホーム・名古屋の側であり、仙台としては、むしろ、それを受け止めた上で、相手の「重心」が前掛かりになった、その裏と隙を突いて、カウンター系の攻撃で、名古屋のゴールを陥れたい。
 
いずれにせよ、仙台としてやるべき事は、「高温・多湿の気候を考えた試合運び」を意識する事が肝要かと考える。この時期は、90分間の全ての時間帯において、運動量を駆使出来る訳ではない。速攻と遅攻を使い分け、全員の連携と連動を欠かさないようにする事こそが、仙台が勝機を掴むための所作である。
 
今節の「敵」は、名古屋に非ず。
真の敵は「夏場の気候」にある。
 
過去のJ1の舞台において、仙台は、7月の勝ち試合というものを挙げてこれなかった。ようやく、前節のアウェイ神戸戦で、J1の舞台として7月の初勝利を収めたばかり、である。
 
もちろん、今季の優勝を公言するからには、7月や夏場に弱いだの、言い訳がましい事を理由に、勝ち点を逃している暇は一切ない。
 
今節の対戦相手でもある名古屋は、例年、夏場に調子を上げてくるチームの代表格だ。だからこそ、シーズン序盤や中盤でつまずいても、他のチームが夏場に調子を落としている間に、しっかりと勝ち点を稼ぐ事が出来る。それが、名古屋が毎年のように優勝争いにきちんと絡んでくる所以でもある。
 
"夏に強い名古屋" を、この時期に倒してこそ、「今季に優勝するのは、我々仙台だ」と、胸を張って言えるのではないだろうか?
 
勝つために必要なものは、全て、揃っているはずである。
 
あとは、「夏でも勝つ」という信念を以て応援する、私たちの気持ちの強さ次第ではないだろうか。
 



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