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「また勝てなかった-」と、悲観するべき一戦ではないと思った。
J1第22節、仙台(2位)-柏(3位)の上位対決は、双方が共に攻め合いながらも失点を許さない、非常に締まった試合展開となり、最後までスコアが動く事はなかった。が、柏は出場停止のレアンドロ・ドミンゲスの穴を、新戦力のネット・バイアーノで十二分に埋めて見せ、仙台は上本・角田・富田のリーグ戦復帰により、持ち前の攻撃的な守備が復活。双方が「これからはこういう戦い方をするんだ」というアピールを、お互いのサポーターに示した格好の内容となった。
優勝争いの渦中に居る両チームにとっては、勝ち点3は喉から手が出るほど欲しい結果だった。だが、そこへ向け、両者手応えは充分に感じた内容の一戦となった。柏は、これからも勝ち点を伸ばし続けるだろう。そして、それを迎え撃つ仙台もまた、センターラインの選手3人が復帰して来た事で、柏の追撃をかわすだけの材料は充分に揃ったと言える。
この日の仙台は、センターバックの上本大海、ボランチの角田誠がそれぞれのポジションで先発に復帰し、守備で存在感を発揮。ただ、数が少ないながらもミスからピンチを招いたシーンなどもあり、試合勘も含めた課題は残った。が、久しぶりに出場した選手とは思えない好パフォーマンスで、今後には充分に期待できると思える出来だった。
また、ベンチからのスタートとなった富田晋伍も、後半21分に、松下に代わってピッチに登場すると、待ってましたと言わんばかりにスタジアム中が沸き立つ。この瞬間、シーズン序盤の好調を支えて来た、仙台守備陣の「屋台骨」が再び組み上がった。
その後、太田に代わって途中投入された関口の奮起により、チャンスを何度か創ったものの、この日は関口以外の選手交代カードを、富田と田村の投入に使ったため、疲労なく仕掛けられるのは関口のみ。その影響もあってか、試合終盤での全体的な運動量に多少の影響は見られたものの、上本が押し上げた最終ラインのおかげで、この日は全体的に布陣をコンパクトに収める事が出来、その効果として、セカンドボールを尽く拾いまくれるという恩恵が産まれた。このため、これまでの試合と較べて、より攻撃に時間を割けるようになった印象が強かった。
ピンチらしいピンチは、後半20分。最終ラインの守備ミスから、柏のネット・バイアーノにボールを奪われ、一気にショートカウンターのピンチを招いたものの、林が上手にシュートコースを消し、ネット・バイアーノのシュートは仙台ゴールの枠を右に逸れて難を逃れた。これには流石に肝を冷やしたが、こういった経験から課題を見つけ、更に守備は堅くなっていく事だろう。
ゴールを奪って勝利を勝ち取る、とまでは行かなかった。が、上本・角田・富田の3選手が一気に戦線に復帰し、今季の仙台らしい、前線からの攻撃的な守備が復活。相手にプレッシャーを掛け、そのこぼれ球を拾って素早く攻撃へスイッチングするという、これまでの勝ち試合に観られた、良いイメージのプレーが再び見られるようになった事は、勝利という結果を得られなかった以外の面では、大きな収穫と言えると思う。
この日は、首位の広島がリーグ戦連勝を決め、2位仙台との勝ち点差を4に拡げ、首位固めに入った感もある。だが、広島がリーグ後半戦4戦で戦って来た相手は中位以下のチームばかり。現在の得点王・佐藤寿人の好調が広島の首位躍進の原動力ではあるが、このまま広島が一人抜け出すとも思えない。これから始まる、2位~6位あたりの「優勝争いライバルとの対戦」の結果如何によって、首位なんていくらでも入れ替わる可能性はあるからである。
今は、むしろ「首位広島との勝ち点差」を考えるよりも、戻ってきた守備陣に期待を寄せ、まずは、目の前の次の1勝をきちんと掴み、追撃の咆哮を轟かせたい。
次節、大宮戦。アウェイながら、多くのサポーターが馳せ参じる事だろう。
思い起こせば、2010年夏場の長かった未勝利トンネルも、第20節(8/22)のアウェイ大宮戦で、3-0と快勝し、ここから仙台は猛然と息を吹き返した。この日は、FW赤嶺の仙台移籍後初得点も産まれ、溜飲を下げるにはあまりにも印象深い一戦だった。
あの時の感動を、もう一度再現する、最大のチャンスでもある。相手は、Jリーグでは最後に仙台で指揮を執った、ズデンコ・ベルデニック氏率いる大宮。だが、大宮は決して復調しているとは言い難い。個の能力こそ、柏に牽けを獲らない良い選手が多いが、連携・連動性という意味では、仙台のほうに一日の長があるだろう。
大宮の個を、仙台の組織が消しさり、そして、90分のどこかで決勝点を叩き込む。そんなシーンを、今度こそ拝みたい-。
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