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FC東京6-2仙台 今季最終戦は、まさかの6失点大敗&今季初連敗で終幕。前節で2位が確定し、緊張の糸が途切れた?訳ではないだろうが、なんとも歯痒い結果に。ただ、来季ACL参戦チームとして、今季のACL参戦チームに喰らった大敗は、来季へ向けた叱咤激励の裏返しともとれる。この悔しさを、来季の糧としよう。

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 前半で2失点。

後半で4失点。
 
立て続けに点を奪われる展開に、どこか、今季の優勝争いの緊張の糸が切れたのか?という印象すら感じられるような雰囲気があった。。ただ、必ずしも仙台の選手たちの出来が極端に悪かったというよりも、FC東京側のモチベーションの高さが、想像以上に高かったのは間違いなかった。

 前回対戦時は、仙台のホームで4-0と大勝を収めていた相手だっただけに、もしかしたら、リベンジの意識を高く持って、この一戦に臨まれる可能性は考えなくもなかったが、それを差し引いてみても、あまりにも、FC東京の「勝ちたい気持ち」が、あらゆるプレーの素晴らしさへと変化し、まるで海外サッカーの強豪クラブのパスワークを観ているかのような印象さえ受けた。あれだけ素早くパスを廻され、プレスを掛けられ、裏を狙われては、判っていても止められない。

 
FC東京のルーカスに、前半のうちに、あっと言う間に持ち去られてしまった2失点。あれで、完全に試合の流れはFC東京へと傾いた。その後、前半のうちに、赤嶺が1点を返したものの、後半の頭に与えたコーナーキックのチャンスから3失点目を喫すると、あとはもう、FC東京の独壇場と化した。仙台としては、受け身に成らざるを得ず、反撃は、試合終了間際の武藤の今季初得点となる"一矢"に留まった。
 
「数字の上」では、単なる消化試合の一戦だった。だが、来季へ繋げるための重要な一戦として、決して無駄にする事の出来ない、大事な一戦でもあった。まさか、こんな観た事もないような大敗を喫する事になるとは、夢にも思わなかったが。
 
だが、しかし。
 
「単なる消化試合にしてはいけない」という想いは、逆説的ではあるが、ある意味で「達成された」のではないか、と思える結果、とも言える。
 
クラブ史上最高順位である、2位という素晴らしい戦績を挙げたにも関わらず、シーズン終盤の5試合では1勝も出来ず、最後は今季初の連敗、そして、6失点という大敗を喫した事は、見方を変えれば、「この順位と成績で満足してはいけない。そんな事では、来季のACLを含めた過密日程の中に埋没し、残留争いにすら巻き込まれてしまいかねないぞ」という、サッカーの神様の訓示のようにも思えないだろうか。
 
「勝って、今季の有終の美を」と、思っていた。
そしてそれは、サポーターなら、誰しもが思い描いていた結果だったはずだ。
 
しかし、筆者は、プレビューで、こうも言わせて頂いていた。
 
「来季へ繋がる一戦としたい/この一戦は、2013年・第0節だ」
 
勝っても、兜の緒を締め直すつもりでは居た。だが、実際には、褌(ふんどし)の締め直しを余儀なくされるような結果が待っていた。
 
例年、ACLに参戦したチームは、シーズン序盤のリーグ戦で、なかなか勝ち点を伸ばす事ができず、その後、ACLを予選で敗退して日程的に余裕が出てもなお、チーム浮上のきっかけを掴めないまま、中位以下に沈むケースが後を絶たない。
 
その最たるケースが、今季のガンバ大阪のJ2降格劇だろう。昨年のリーグ戦で3位フィニッシュとし、今季のACL参戦の権利を手中にしたが、そのACLを含む公式戦を、クラブの開幕から5連敗とし、監督人事の迷走とも相まって、最後は力尽き、J2降格の憂き目に遭った。あのガンバでさえ、こういう事態は起こり得るのだと、改めて、J1というリーグの怖さが身に染みて感じられた。
 
来季、仙台としては初めて参戦する、アジアの舞台。仙台の力量が、どこまで通用するかなど、推し量る材料もなく、まるで検討も付かない。それに、ACLは例年、国内のJリーグよりも一足先に開幕する。それも、アウェイは海外だ。移動の労苦は、国内のアウェイの比ではないだろう。しかも、日程はそのほとんどがミッドウィーク開催。週末のリーグ戦と平行して、海外のクラブとも戦わなくてはならない。
 
いったい、どれだけ高い意識を持っておけば、ACLと国内のリーグ戦を戦い抜けるのだろう。全く判らない。
 
だが、少なくとも。
 
このリーグ最終戦で、今季のACLを経験したFC東京に、6失点大敗という屈辱を受けた事・この経験そのものが、来季のACL参戦の過酷さを味わう、プレシーズンマッチの様相を呈していた感をも受ける。
 
この大敗で、筆者を含め、多くのサポーターやクラブ関係者が、冷や水を浴びせられたと感じているはずだ。しかし、今季を締める一戦としては、最悪の結果に終わってしまったが、来季へ向けた一戦としては、今季の2位確定という結果に甘んじる事なく、今すぐに来季へ向けた準備を始める必要がある、という意味合いを持っているように思われた。
 
「ここ」が、私たちの終着駅じゃない。
 
もし、仮に、広島を抜いて優勝を達成できていたとしても、すぐに、クラブワールドカップへと意識を切り替えなければならなかったし、どっちにしても、ACLへ向けた準備は必要だった。
 
もちろん、いつか、リーグ優勝や、カップ戦優勝というステータスは達成したいし、今季にそれを逃した事は、大きな悔しさの材料だ。だが、仮に優勝できていたとしても、来季のリーグ戦でのJ2降格を免罪される訳でも、何でもない。
 
今季、リーグ優勝を逃したという事は、私たちには、優勝へ向けて、まだやるべき事がある、という事なのではないだろうか。今季初の連敗を喫した事も、6失点大敗を喫した事も、振り返ってみれば、まだまだ「タイトルを目指すためのチーム造りの過程の途中」なのだという事に、改めて気付かせてくれた材料にも見える。
 
この「悔しさ」から、私たちの「次の一歩」が始まる。
 
まずは、その一歩を踏み出すために、今は、ほんの少しの間、選手と共に、しばし、骨を休めたい。
 
そして、「次の試合」は、きっと、すぐにやってくる。例年通り、国内リーグ戦に先んじて、ACLの予選リーグが開幕するだろう。それまでの、束の間の休息を、お互いにしっかりと摂っておきたい。
 
クラブ史上初のACL参戦へ向け。
次なる戦いは、もう既に、始まっている。



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