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第2節 vs 鹿島戦プレビュー 公式戦2戦未勝利に追い打ちを掛けるように、新たに発生した負傷者離脱。角田・富田という不動の両ボランチを欠く中、いきなりやってきた若手奮起のチャンス。相手は、老練・鹿島。"Jの暴れん坊"ダヴィを新たに獲得した鹿島のホームへ、今季初のJアウェー戦として乗り込む。仙台は、ここで選手のユーティリティ性を活かせるか。

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 ホーム開幕2連戦を、立て続けにドローとした状況で、否応無しに公式戦アウェイ2連戦へと突入する仙台に、更なる試練が襲い掛かった。

 今週のミッドウィークに、角田4週間、富田2週間の負傷診断のアナウンスがリリース。角田は先週末の試合前日の捻挫、富田はACL出場時に負った負傷を圧してJ開幕戦に強行出場した結果、右足小指の不全骨折(要するにヒビ)が判明。これ以上の無理はさせられない状況となっている。

 
昨年までの仙台のダブルボランチの屋台骨だった2選手が、揃って負傷離脱という試練。ここを指揮官は、ボランチ起用のセカンド・チョイスである松下を軸に、戦列に復帰してきた鎌田か、試合勘に問題のない田村の起用を検討中の様相となっている。
 
元々鎌田は、仙台移籍元の柏では、ボランチとセンターバックの両方をこなすユーティリティ・プレーヤーだった。仙台に移籍して来てからはセンターバック起用が主軸だったが、このタイミングでボランチ経験が活きるか。また、田村は田村で、こういったエマージェンシーなシーンでのボランチ起用は以前から良く目にしてきており、こちらも大きな不安はない。
 
いずれにせよ、仙台が、以前からの選手層構築構想として掲げてきた「どのポジションの選手にもユーティリティ性を求める」という信念が、ここで活かせそうである。ただ、必ずしも「ベストな布陣」とはならないだろう。それはそれで、致し方のない状況だ。
 
むしろ、気になるのは、「ベンチスタートの多かった従来の主力陣が、これだけ先発起用に廻るという事は、それだけ、若手のベンチ入りの機会が更に増える」という事。前節のJ開幕・甲府戦でも、蜂須賀・奧埜・武藤ら若手がベンチ入りし、出場の機会を伺った。このうち、蜂須賀と武藤が出場し、時間が短い中においても、存在感を発揮してくれた。
 
今節も、試合結果を最優先に求めるのは、難しい状況のようにも思える。勝てるに越した事は無い。が、今この時期に、それ以上に大事なものがある事は、前節のプレビューとレポートでも書かせて頂いた通りである。
 
ただ、今節の相手となる鹿島は、こちらの状況に併せて手を抜くような真似など、絶対にしないだろう。むしろ、昨年のJ開幕戦の雪辱(昨年2012年は仙台のホームで鹿島と対戦、1-0で仙台勝利)を果たすべく、昨年のJ2得点王・ダヴィを甲府より獲得し、覇権の復帰を目論んでいる。
 
また、昨年のアウェイ鹿島戦と言えば、前半のうちに一時は2点先行しながら、後半の猛攻を凌ぎきれずに追い付かれ、3-3のドローという、大味な試合を演じてしまっている。今度は、守備を引き締めたいところ。しかし、前述のような、守備陣の大幅組み替えを余儀なくされている状況でもあり、戦い方には一考が必要かもしれない。
 
ここは一つ、公式戦2戦をドローとし勝利に餓えている状況ながらも、アウェイという事もあり、敢えて、「ドロー決着OK」という選択肢も残しておきたい。今は、若手に公式戦の試合経験を積ませるに絶好の機会であり、無理に勝利を追求するシチュエーションではない、と考えている。
 
勿論、首尾良く先制点を挙げる事が出来れば、まずは専守防衛へシフトして欲しい。無理に追加点を狙い、カウンターから失点すれば、鹿島側に勢いを与える事になってしまう。
 
守備陣に負傷者を多く抱える状況では、まず「失点しない」事を考え、そこから勝機を見出したい。鹿島は、間違いなく、こちらの負傷者の情報を逆手に取り、その隙を突いてくるはず。従来の組織だった守備に綻びが出ないよう、フィールドプレーヤー全員での守備を徹底し、鹿島の焦りを誘いたい。
 
こういう時にこそ、仙台が昨年まで培ってきた堅守性を活かしたい。そして、鹿島の焦りが見えてきた時間帯で、相手にも隙が必ず産まれる。そこを狙い、得点に繋がればベストではあるのだが。
 
注意したいのは、やはり、今季から鹿島に加入したFWダヴィの存在か。まず、彼に「自由」と「ボール」を与えない事が最優先事項。その上で、あの手この手で仙台の堅守を崩しに掛かる鹿島の攻撃を、集中力高い守備でいなし、決して多くはないであろう得点の機会を、如何にモノに出来るか。勝てるとすれば、「従来の仙台が、強豪と呼ばれるチームを如何に倒してきたか」つまり、ジャイアント・キリングを成し遂げてきた時期のサッカーを、この一戦で貫き通せるかどうか、ではないだろうか。
 
仙台の現在のサッカーは、過去の蓄積をベースに、更なる「変化と進化」を求めて、一度固めたものを崩し、もう一度、形を成そうとしている状況にある。
 
ここで、今一度、「過去の蓄積の良かったところ」を思い出し、それを、再確認の意味でこの一戦で実践してみるのも、決して悪い選択ではないと思う。
 
この一戦の、勝敗の行方。それは、挑んだ事に対する、一つの結果に過ぎない。
 
それよりも、今、大事なのは、その能力を信じて獲得した若手選手に、自信と、更なる成長を促すきっかけを与える事である。
 
いずれ、勝利に、結果に拘らなければならない時期が、必ず来る。その時になって、「若手を育て損ねた」では遅いのだ。
 
この鹿島戦。どんな結果が出ようと、一向に構わない。ただ、出来れば敗戦は避け、ドロー以上でOK、くらいに考えている。
 
さぁ出て来い、ニュー・ヒーロー。
君たちは、次世代の仙台の屋台骨だ。その芽を、早く開花させて欲しい。
 



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