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第10節 vs 名古屋戦プレビュー "ACL明け"節目のリーグ5月初戦。ACLの予選敗退は残念だったが、これで5月の過密日程は回避。万全の準備を以て、5月反攻の狼煙を上げられるか。ACLの影響で、ウイルソンは出場停止。攻撃陣に、より一層の奮起が求められる一戦。

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 ACLの予選敗退は悔しくとも、あまりにも貴重な経験を積まさせて頂いた。選手どころか、サポーターの立場からみても、ナビスコカップの予選では味わえないような、ハイレベルで、ハイプレッシャーで、完全アウェイで、そして時にはアンフェアードなジャッジに、国際大会レベルへの「仙台の経験の無さ」を痛感させられた。

 
そんな経験を"武器"に、ACL明けのこのタイミングから「まずはリーグ戦に集中しよう」と、気持ちの「舵」を切り直したい。

 こういうタイミングで迎える5月のリーグ戦は、アウェイの名古屋戦から始まる。5月の日程を見ると、なんと、5試合中4試合がアウェイ。残る1試合のホームも、目下首位に躍り出ている、大宮との熾烈な一戦となるだけに、「日程アドバンテージがある替わりに、過密アウェイという移動ビハインドがある」という変則的な戦いが待っている。

 
理由は、先日のJ1第9節(5月3日)を、仙台はACL出場の都合で日程が変わっているため。本来、この日に行われるべき「第9節・アウェイ浦和戦」が、5月29日(水)に組まれたので、この様な日程となった。ただ、この29日(水)のアウェイ浦和戦が終われば、リーグは6月の中断期間に入る。この間にあるのは、6月下旬のヤナザキナビスコカップ・準々決勝の2試合だ。
 
そこまでには何とか、勝ち点でも、順位の面でも、充分に建て直しが効くだけの位置に付けていたいところである。もっとも、名古屋側も苦しい状況の様子であり、簡単に勝ち点を献上してくれそうな雰囲気は、微塵も感じられない。何より、結果が出ているかどうかに関係なく、名古屋は、ディフェンス陣のハイタワー性が他のチームよりも顕著で、その中でもやはり、闘莉王と増川がコンビを組むセンターバックは、名古屋駅前にそびえ立つ、「JRセントラルタワーズ」の如くだ。
 
このため、安易な高さ勝負では、歯が立たないだろう。ただ、ディフェンス陣に高さがあるという点では、ACL予選最終節で戦った、江蘇がそういう特長を持つチームだっただけに、ある意味で、あの江蘇戦は「仮想・名古屋戦」的な意味合いもあった。相手に高さがあるという点で、既に試合勘が備わっている、という考え方に立ち、名古屋戦では、相手の高さに臆する事なく試合に臨んで欲しい。
 
そして、この一戦では、(個人的な希望の側面を脱しないものの)あくまでも「スピード勝負」で臨んで欲しい。そのため、もし梁が連戦の影響で疲労感があるのなら、後半の早い時間帯で、武藤を左サイドに投入してしまうという選択肢も持ちたい。
 
また、この一戦に向けては、ACL江蘇戦を出場停止で回避し、体力的にもフレッシュなボランチ角田が、「古巣撃破」へ向けて鼻息を荒くするコメントが、各メディアから聞こえて来ている。中盤で角田が睨みを利かせて、前線の太田や武藤を走らせるパスを出したり、また、攻め上がるシーンでは、角田自身がミドルを積極的に放つシーンを予想するに堅くない。
 
ただ、まず考慮したいのは、アウェイという点も考慮し、相手をリスペクトしながら「前半は0-0折り返しでもOK」という、失点回避優先の意識を高く持つ事。こちらが中4日、あちらが中2日で、日程的にアドバンテージがあるとは言え、たった一つのパスミスからカウンターを喰らい、アッサリと先制点を献上、、、という、最近続く「傾向」を、まずは止めるところから。
 
その上で、後半の早い時間帯に武藤を投入し、「イーブンな状態から、後半45分の一本勝負」を仕掛けてみたい。更には、前半から、シュートコースがあるとみれば、積極的にミドルを撃って行きたい。
 
「組織的に相手を崩して得点する」ばかりがサッカーではない事を、最近のJ1の試合でも、次々に決まるミドルシュートがそれを物語っている。ところが仙台は、他のチームと較べても「ミドルシュートを撃つ意識が低いのではないか?」と感じられるくらい、相手陣内でボールを廻し続ける。そして、そのパスワークのどこかで相手のディフェンスに引っ掛かり、そこで中途半端に攻撃が終わり、そこから、相手カウンターのピンチを招く。そのディフェンスのために走り戻り、そこで体力を使ってしまい、結果、攻撃に迫力が出ない。その繰り返し。そんなシーンを、今季は、何度となく見てきた。
 
そういう攻撃の終わり方をするくらいなら、ある程度ボールを廻して、どうしても「崩し切れない」と判断できるときには、ミドルシュートで終わっても構わないと考える。もしかしたら、その溢れ球に、誰かが反応して、ゴールや、セットプレーのチャンス獲得など、「別な可能性」が拡がるかもしれないからだ。
 
「組織的な攻撃」が良くない、と言うつもりは無い。ただ、「組織的な攻撃」を活かすには、時には「個人的な攻撃」というアクセントもあるべき。ドリブルで仕掛ける、ミドルシュートを撃つ、そういう「個の怖さ」を相手に感じさせないと、組織的に攻め入るために必要な「ピッチ上のギャップやスペース」は、なかなか出来にくい。
 
その点で、今節のウイルソンの出場停止は痛いところではあるが、ここらでウイルソンを休ませないと、彼のパフォーマンスも低下するばかりだ。ここは一つ、ウイルソン抜きでも充分にやれるだけのポテンシャルがあるところを、サポーターにも示して欲しい。
 
決して、勝てないと決まった試合は、一つとして無い。
元日本代表が、何人居ようが、関係無い。
 
要は、如何に「相手の予測の上を行くか、相手の予想の裏を掻くか」だ。
 
だから、フェイントとドリブルで相手を抜き去り、ミドルシュートで意表を突き、相手GKがボールを溢すと予測して詰める訳ではないのか。
 
仙台には、もっと「J1らしい」サッカーをして欲しい。ただ勝つだけではなく、「次も、このチームの試合が観たい」と思わせてくれるような。
 
「ドキドキ、ワクワク」が、試合の中のエッセンスとして存在し続けなければ、応援する側の「やり甲斐」も、薄らいでしまいかねない。
 
そんなサッカーを"魅せて"くれる事に、期待している。まずは、この名古屋戦から。ACL敗退の悔しさを、どのような形で表現してみせてくれるか。
 
「プレー」で、「得点」で、そして「結果」で。ACLの経験で、仙台というチームが「一皮剥けた」ところを、余すところなく見てみたい。



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