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ナビスコ杯準々決勝第2戦 vs 川崎戦プレビュー 第1戦の後半アディショナルに得た、虎の子のアウェイゴール。これを最大限に活かすべく、狙うは1-0勝利。前線からの積極的な守備で、川崎の攻撃を根元から封じたい。如何に0-0の時間を長く保ち、終盤に点を決めるかが勝敗のポイント。絶対に許すな、アウェイゴール。

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 先週の第1戦。「川崎2-0仙台」で迎えた後半アディショナルタイムの猛攻が実り、松下が「ねじ込んだ」得点。現地のサポーターは、この1点に、1週間後の「再戦」への希望をみた。

 後日、松下のゴールシーンを映像で確認したところ、川崎のDFとGKの2枚のディフェンスの股を抜く、まさに「ねじ込んだ」得点シーンだった。股を抜くシュートは、守るほうも案外「反応しにくい」もので、意図的に相手の股を狙ってシュートを撃つ選手は多い。だが、1人ならまだしも、2人の股を抜いてゴールが決まるのは、非常に珍しい。幸運にも恵まれたゴールだったが、それを導き出したのも、シュートを撃った松下の。そこまでボールを繋いだ選手の。そして、最後まで諦めずに声を出して、選手を鼓舞したサポーターの。気持ちと、願いと、祈りがもたらしたものだった。

 
そんな、「虎の子の1点」を敵地から持ち帰り、第2戦をホームで迎える。狙うは、1-0勝利。当然、川崎には、1つのアウェイゴールも許さない。
 
今更だが、第1戦のアウェイゴールの意味をお復習いしておこう。
 
もし、あのアウェイゴールが無ければ、「川崎2-0仙台」で敗戦していた事になり、準々決勝を勝ち上がるためには、第2戦では「90分を2-0として、延長戦、もしくはPK戦を制する」もしくは、「3点差以上の勝利」という、非常にハードルの高い条件が課せられるところだった。
 
だが、あの虎の子の1点によって、この条件は「仙台1-0川崎」か、「2点差以上の勝利」となり、ハードルがかなり下がった事となった。5月のホーム大宮戦以降、アウェイが続いたとはいえ、1得点以内の試合ばかりだった仙台によって、マルチ得点力の回復は急務だが、簡単にこれが成し得るとも思えない。
 
このため、もしあのアウェイゴールが無かったとした場合の条件である「3点差以上の勝利」など、現状では、とても現実的とは思えない数字に聞こえる。また、仮に2点を取れたとしても、万が一に1点を獲られるような事があれば、最低でも3点差を付けなければならない(延長戦も含めて)ため、4得点が必要になるところだったのだ。
 
そう考えると、あの1点の重みが、如何に貴重なものだったかが判るだろう。
 
さて、ここで川崎側の立場に立って考えてみると、第1戦を勝っている彼らからしてみれば、準々決勝の勝ち抜け条件は「引き分け以上」となる。だが、彼らの頭の中に、「端から引き分け狙い」は無いだろう。アウェイゴールを奪っての勝利を目指してくるはずだ。
 
そして、そんな川崎には、日本代表戦からチームに戻ってきた、大黒柱・中村憲剛選手が居る。第1戦と違い、持ち前のポゼッションも復活する事だろう。只でさえ、カウンター攻撃の鋭い川崎に、本来のポゼッションサッカーも携わるとなれば、一見、隙はなさそうに見える。如何に、この強豪の攻撃を黙らせるか。それが、この一戦の勝敗を分けるポイントになる。
 
だが、決して難しい仕事ではないとも思える。要は、1-0で勝てば良いのだ。但し、中村憲剛のチーム復帰によって、攻撃オプションが増える川崎を相手に、第1戦のような、ポゼッションベースのサッカーで挑んでは、同じ轍を踏むだけになると予想する。
 
そこで、筆者の考えるゲームプランは、「前線からの積極的な守備」による、ショートカウンターでの攻撃。それも、ボールは相手に持たせて、好きなだけポゼッションさせればいい。そのための堅守だ。角田が戻ってくるので、それも充分に可能ははずである。
 
また、出来れば、得点は後半、それも、終盤の勝負どころのほうが良い。それまでは、0-0で凌ぎたい。
 
「え?早い時間帯に得点を取ってしまったほうが、その後の試合運びが楽じゃないの?」と聞かれるかもしれないが、先に点を獲る事によって、相手に、猛反撃のスイッチが入ってしまう。こうなると、試合勘に乏しいGK桜井では、林卓人のように防ぎきれない可能性も。林卓人が、第1戦で喰らった一発退場により、この第2戦に出られない事を、頭の片隅に置いて戦うべきだろう。もちろん、危ないシーンとなれば、桜井のスーパーセーブにも期待はしたい。だが、決定的に公式戦出場機会の少ない彼に、卓人と同レベルの試合勘とスーパーセーブを求めるのは酷だ。このため、桜井を可能な限り楽にさせるべく、前線から運動量を豊富に発揮して、積極的に守備しなければならない、と考えている。
 
できるだけ「0-0の時間」を長くして、川崎側に「得点が獲れないなら、0-0の引き分けでも勝ち抜ける」という油断の意識を持たせ、「引き分けでもOKの川崎 vs 1点獲れば1-0で勝てる仙台」という構図に試合を持ち込み、最後の最後で猛攻を仕掛け、それこそ第1戦の再現の如く、1点を奪って、1-0で勝利する。これが、筆者の考えるゲームプランだ。
 
もし、前半から得点の奪い合いになってしまえば、おそらく、現状の仙台に勝ち目はない。もちろん、この場合でも、2点差を付けて勝てば良い訳ではあるが、正直、そんな勝ち方に、始めから期待はしていない。
 
ただ、このところ獲れていない得点が、この一戦で、堰を切ったように入る可能性もある。その場合でも、90分を通して常に、失点へのケアは怠れないのだ。先にも書いたが、「1点を失えば、それを覆すために、3点が必要になる」事を、頭から外してはいけない。この事があるが故に、筆者は、決して、両チーム合わせて大量得点が入るような試合運びにはならない、と考えている。
 
おそらく、手倉森監督は、堅い試合運びをしてくるだろう。重要なのは、先制点よりも、まず無失点。相手のパス回しの流れや癖を、いち早く読み取り、インターセプトや球際の厳しい寄せでボールを奪い、そこからの素早いショートカウンターで攻撃に繋ぐ。
 
そして、もし早い時間帯に1点を獲れてしまった場合でも、0-0のつもりで、相手の猛反撃の芽を摘む事に集中したい。これはむしろ、0-0で試合終盤に入るよりも、大変な状況になる。というのは、もし「仙台1-0川崎」で試合の終盤を迎えた場合は、「逃げ切りたい仙台 vs 得点したい川崎」の構図となり、彼らの攻める意識を目覚めさせてしまうからだ。
 
だからこそ、敢えて、0-0のまま試合終盤へと持ち込み、1点を奪いに、仙台が猛攻を仕掛ける展開のほうが、より勝利への現実味があると考えている。決して、撃ち合いに持ち込んではいけないし、そうはならないと思っている。
 
だが、果たして。
勝負事は、やってみないと判らないものだ。
 
予想通りに事が運ばないのが、サッカーの醍醐味であり、魅力でもある。
 
よく、スポーツの試合を「筋書きの無いドラマ」と言う事もあるが、少なくとも、相手を研究して試合に臨む以上、「筋書き」は、お互いのチームそれぞれに存在する。
 
よって、「筋書きの無いドラマ」ではなく、「筋書き通りに行かないドラマ」と表現するのが、より正確なのではないだろうか。
 
クラブ史上、初のナビスコカップ4強の座を賭けて。
 
いざ、勝負!



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