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勝利という結果にこそ繋がらなかったが、その可能性は充分にあり、夏場の戦いであることや、主力選手に負傷者が続出していることを考えれば、充分に納得・満足できる内容の試合だったのではないか。きっと、そのように思われている諸氏も多いと思う。
J1第21節、柏-仙台の一戦は、最後までお互いに得点が動く事はなく、スコアレスドローに終わっている。アウェイの立場で臨んだ仙台は、立ち上がりこそ柏の攻撃の圧力に押されて苦しい展開を余儀なくされたが、時間の経過と共に、試合運びに落ち着きが産まれ、柏の攻撃を狙い通りに寸断できるようになってきた。
気温こそ30℃を越えなかったものの、気温28。8℃に湿度81%は、立派な真夏の夜の気候。体が順応していなければ、たちどころに体力を奪われ、早い時間帯で足が止まってもおかしくない。だがこの日の仙台イレブンは、みなが、最後まで運動量を落とさず、守備への集中力が光っていた。
この試合、最大の得点機だったかもしれないシーンは、後半17分。この日リーグ戦初先発のヘベルチが、ドリブルで、柏ゴールへ一直線に突破を図り、相手マーク3人を引き連れてペナルティエリアへ侵入。そこで倒され、まるで水泳の飛び込みのようにピッチへダイビングするシーンがあった。一見、PK獲得か!?と思われたが、主審の判定は「シミュレーション」で警告。決して、わざと倒れたつもりはないとは思うが、警告は出しすぎだろう、と、この判定の厳しさに閉口した。
ただ、この日のレフリーの吉田寿光主審は、良くも悪くもジャッシは安定しており、観ていて安心感があった。中途半端に試合を止めず、流せるところは流して、観ている側もストレスを感じる事はあまりなかった点については、好感が持てた。
その後、選手交代で先制点を模索したい手倉森監督が先に動く。後半21分、柳沢に代えて武藤を投入。前目の選手の「動き出しの良さ」という武器を、「ドリブル突破」という武器に換装して、柏の守備網を切り裂く狙いに撃って出る。
そこから12分後の後半33分に、太田に代えて佐々木勇人を投入。そして最後は、この試合で体中のあちこちを痛め、満身創痍でパフォーマンスが落ちてしまったヘベルチを下げ、なんと、特別指定登録のDF二見を投入。本来の左サイドバックではなく、ヘベルチの左サイドハーフへそのまま置き、左サイドでの攻撃の活性化を図った。
結局、得点こそならなかったが、途中投入の武藤と二見の連携から決定機を創るなど、二見が今季の後半戦での活躍に割って入るような可能性への期待感すら持てる内容となった。
この一戦では、ウイルソンこそ先発に復帰したが、本来のパフォーマンスにはもう少し時間が欲しいところ。次戦までには、試合勘も含めてもっとコンディションを上げて試合に臨んでくれるに違いない。また、梁や赤嶺、菅井など、従来の主力選手の多くが負傷離脱している中で、この日は頭部の流血までありながら闘志を剥き出しにして90分を戦いぬいてくれた松下や、右サイドバックで安定感の出て来た蜂須賀、そして、このまま左サイドハーフで起用し続けてみたいヘベルチや、早速に期待感溢れる攻撃的プレーを垣間見せてくれた二見など、「面白い人材」がオン・パレード。
さしずめ、毎週観ているドラマが、最近は、「主役」ではなく「いつもは脇役」の出演者に、主役級のスポットを当てたような、番外編の演出のような一戦だった。
いずれ、負傷離脱している、従来の主力級の選手も、傷が癒えて戦線に復帰してくるだろう。そのとき、現在活躍してくれている控え陣が、どれだけの頑張りをみせて、先発争いに生き残ってくれる事だろう。
こんな「嬉しい悲鳴」的な状況を、毎年苦しい、この夏場に拝めるとは。。。
プレビューでも書かせて頂いたが、いま、仙台は「強豪チーム・常勝軍団」と呼べるチームに生まれ変われるかどうかの瀬戸際・分岐点に立たされていると考えている。
今節の試合の「内容」を見る限りでは、決して悪い印象は持っていない。これで、1-0で結果をしっかりと出せるようになればしめたものだが、いまは、そこまでの力はまだ備わっていないという事なのだろう。今節のスコアレスドローという結果は、きっと、そういう意味なのだ。
7月31日から始まった、一ヶ月で7試合の過密日程も、今節で4試合を消化。3勝1分と好成績を残せている。似たような勝ち点で推移しているライバルも同じように結果を出している事から、順位に関しては、決してジャンプアップできている状況ではない。
だが、今後の躍進に、充分に期待できる状況下にある事は間違いないだろう。この状況で、従来の主力級の負傷離脱からの回復が進み、戦線に復帰してくれば、より調子の良い選手で先発を構成できる。仙台はもはや、「この選手が居ないと試合が破綻する」というような、依存度の高い選手で構成するチームではなくなってきている。もちろん、角田や林など、今すぐ居なくなったら本当に困る選手は存在するが、以前に比べれば、そういう選手の絶対数は、確実に減ってきている。
「夏場の戦い方」を、ようやく体得しつつあるように思われる仙台。このまま推移し、涼しい時期に差し掛かる頃には、離脱していた従来の主力級選手も戦線復帰してきてくれるだろう。
そのとき、仙台がどれだけの結果を出せるチームに変貌出来ているか。現在のチーム状況を見る限り、失望感はなく、大いなる期待感に溢れている。
気が付けば、あと13試合。
刻々と、今季のリーグ戦の行方が固まりつつある。現状の期待感の通り、更なる上位を狙えるような展開で推移するのか。それとも一進一退を繰り返し、このまま中位から脱出できずに終わるのか。或いは、何かのアクシデントで未勝利街道へ突入し、ズルズルと残留争いに巻き込まれるのか。
己の行く先は、己で決めるしかない。
次節も、共に戦おう、仙台。
もう、「夏場に弱い」と言わせないために-。
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