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仙台1-1C大阪 梁、先制弾で完全復活をアピール。守っては柿谷に一切仕事をさせず、扇原に豪快ミドルを決められてしまった以外は納得の一戦。決定機を逃す悪癖は改善せずも、継続すれば今後の結果に繋がりそうな内容だった。梁の「3列目からの飛び出し」は、今後の重要なオプションになりそうな予感も。中位からのジャンプアップも、そう遠くはないか。

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 前半23分。後方からボール持って上がった梁は、ウイルソンへボールを預けると、そのままC大阪の最終ラインへ侵入。そこへウイルソンから、結果的に「ワン・ツー」の形で、絶妙のスルーパスが送り込まれた。これを受けた梁、相手DF2枚を落ち着いてかわし、最後は、相手GKとゴールポストの僅かな軌道を、しっかりと捉えるシュートを放ち、待望の先制弾が決まった。

 前半24分。仙台1-0C大阪。

 
現在、リーグでもトップクラスの失点の少なさを維持しているC大阪から、先制点をもぎ取る事に成功した仙台。やはり、復調した梁の存在は大きかった。今季、夏場へ向かって調子を落としていた、仙台の大黒柱は、2試合の欠場を経て、その輝きを取り戻しつつある。
 
またこの一戦では、梁はボランチで起用。元々、攻撃参加を「主職」とする梁は、ボランチのポジションからの攻撃参加を見据えていた。いわゆる、「3列目からの飛び出し」。例えば、川崎であれば、日本代表の中村憲剛が得意とする攻撃スタイルでもある。この日は、我らが梁が、それを体現してみせてくれた。
 
その後、敵地ながら「まさかの失点」を喫したC大阪の攻撃の圧力が上がり、前半だけで9本ものシュートを浴びる流れへ。心臓に悪い展開が続く中、もう少しで前半も終了という44分、C大阪の扇原に、豪快なミドルシュートを決められてしまい、惜しくもイーブンで試合を折り返す事になった。
 
前半45分。仙台1-1C大阪。
 
迎えた後半。20分を過ぎようとするあたりから、最近は定着しつつある、攻撃オプションの武藤・ヘベルチを立て続けに投入し、決勝点を狙いに行く。だが、C大阪の守備が堅く、さすがにリーグ3位の失点の少なさを誇る堅守を見せ付けられた。もちろん、仙台も守備には自信があり、最後まで、C大阪に追加点を許さなかった。
 
試合前に発表された気温が、22.5℃という事もあり、晩夏にしては涼しさすら感じられる気候だった。このためか、双方共に、試合終盤になっても運動量は落ちず、締まった展開が続く。いわゆる、「オープンな展開」には成らず、最後の最後まで、攻守の攻防が激しい試合展開となった。
 
観ていて、面白い試合ではあった。ただ、C大阪側としては、頼みの柿谷を仙台に抑えられ、扇原の得点以外には産まれず。また仙台側としても、C大阪の今季の失点の少なさの礎でもある、落ちない運動量によるハードプレスを受け続け、攻撃をフィニッシュまでなかなか持ち込む事が出来なかった。後半だけで、C大阪にはシュートを10本も撃たれたが、仙台は6本に留まった。
 
それでも、撃ったシュートが「枠に飛んでいさえすれば決まっていた」という印象の強い、決定機の完成度の高まりを感じられる一戦でもあった。今季の堅守性高いC大阪を相手に、あそこまで攻撃の組み立てがしっかり出来るなら、あとはフィニッシュの精度だけ。もっとも、その精度に難がある事は、今に始まった事ではない。今後も、劇的に改善するような期待感は、今のところ持ってはいない。しかし、少しずつではあるが、怪我人が復帰し、内容に手応えを感じられる限り、常に、次戦への期待は棄てずに臨みたいものである。
 
相変わらず、1試合の得点は決して多くはない。が、得点の少なさは、失点の少なさで補えている。得点の少なさは、残留争いをしている降格圏のチーム並みであるのに対し、失点の少なさは、優勝争いをしているチーム級のものなのだ。
 
「失点の少なさ」は、勝ち点1を得る可能性を維持する事に貢献している。仙台は、その点については及第点だ。あとは、1試合平均の得点をもう少しだけ上げる事が出来れば、勝ち点1が勝ち点3に変化する可能性が広がる。今は、そこを目指して、もう少し頑張りたい。
 
厳しかった、8月の7連戦の戦いも、あと1試合。盆前の3連勝に較べて、盆明けの3戦未勝利(2分1敗)は、決して納得できるものではない。だがこの間、残留争いをしている降格圏のチームが伸び並んだ事で、結果的に、「後ろ」を気にする必要性は小さくなった。
 
今は、6位から12位までの7チームが、勝ち点4差の中にひしめき合う、大混戦の渦の中に居る仙台。一つ、二つと勝てば、一気に順位をジャンプアップできる可能性は、まだまだ充分に残されている状況だ。
 
結果こそなかなか出ないが、結果を出すだけの材料が、次第に揃いつつある仙台。決して、内容的に悪い試合をしている訳ではない。チーム全体としてフィニッシュの精度が悪い懸念は、よほどの人材を獲得でもしない限り、決して劇的に改善するものではなく、日々の鍛錬と意識の向上でしか購えないものだ。今すぐ、そこを何とかできるとは思っていない。
 
ただ、併せて感じているのは、「ゴール前でもう少し落ち着いてシュートを撃てれば」という気持ち。せっかくの決定機を、GKに阻まれてしまうならともかく、枠を大きく逸れてしまうようなシュートを数多く見せられたのでは、応援しているほうも、力が抜ける。今節も、そういうシュートが多かった印象が強い。
 
それでも、例年の夏場の厳しい戦いに較べれば、今季は相当に勝ち点を稼げているほうだ。そこは、自信を持っても良いポイントだろう。あとは、これも例年通り、秋口にかけて、仙台は調子を上げてくる傾向にあるので、その「例年の波」にしっかりと乗って、結果が出てくれれば。そこへ向け、今節の「梁ボランチ」は、今後も積極利用したいオプションとなりそうだ。
 
「3列目からの飛び出し」
 
それは、少し前までは、「ボランチの角田」が見せてくれた攻撃オプションであった。だが彼は、基本的に守備の選手。彼の攻撃参加の持ち味は、大きな魅力ではあるが、やはり攻撃のセンスは、ベストパフォーマンスなら、梁のほうが上手だ。その梁が、長く務めたサイドハーフからボランチへ、その主戦場を移すかもしれない、貴重な時期に差し掛かっているような気もしている。
 
今季の仙台が、残りの試合で、あとどれだけ勝ち点を積み上げられるか。その「課題」をクリアするには、当然ながら、攻守のバランスを崩さない組織力の維持が求められる。その司令塔的な役割を、仙台に長く在籍する梁が、ボランチの位置で果たしてくれるなら、充分に期待は持てそうだ。
 
今季の上位進出は、決して適わない夢ではない、と、強く信じている-。



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