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湘南3-2仙台 晩夏の夜の悪夢か。不運にも見舞われミスから3失点。攻めてはウイルソンの1得点+PKに留まる。本当なら仙台が獲りたかった「得点3と勝ち点3」を、湘南に持って行かれた。8月7連戦は、3連勝のあとに2分2敗と完全失速。秋口の戦いにも不安を残す内容と結果。

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 もはや、聞きたくもないフレーズとなった「終盤の猛攻実らず」。唯一のストロングポイントだった堅守も、この日は、折からの強風に見舞われてGK林卓人がミスを連発し、湘南に与えたコーナーキックから2失点。最後は、終盤の猛攻の隙を突かれて、カウンターから3失点目を喫し、降格圏に沈む湘南に、よもやの勝ち点3を献上する憂き目に遭ってしまった。

 試合後、監督や選手は、口を揃えて言う。

 
「猛攻を仕掛けるのが遅かった」
「もっとフィニッシュの精度を高めなければ」
 
これも、耳にタコが出来るほど聞いた。言いたくはないが、学習力ないのか?
「3連勝に胡座を掻いていた」とまでは言うつもりはない。が、その後の4戦を未勝利としてしまい、内容的に手応えを感じつつも、4試合で勝ち点2を稼ぐのがやっとの状況だ。
 
だが、この試合の入りも、決して悪いものではなかった。試合会場に吹き荒れる強風の影響を最小限にすべく、仙台の選手は、球離れの良いパスワークを駆使し、湘南の陣内を丁寧に突いていった。守備の面でも、いつも通りに帰陣を早くし、ブロックをしっかりと組んで、湘南の攻撃陣に攻め入るスペースを与えないようにしていた。
 
ただ、これも「いつも通り」なのだが、ボールを持ってからの攻撃の鋭さ・迫力に欠けていた。そして、そこから生じるミスや、カウンター攻撃を受け、相手に決定機を許す展開も、決して少なくはなかった。特に、上空を吹き荒れる強風が、ロングボールの軌道に影響し、ディフェンス面に少なくない影響を与えていた。
 
そしてこの日は、その強風が、仙台の側に災いしてしまった。前半31分。湘南に与えたコーナーキックが少し風に流され、結果的に、相手にヘディングを撃たれてしまう。これをGK林卓人が寸でのところで止めたかに見えたが、ポストに当たったボールだったため、ガッチリとキャッチするまでに至らず、ボールをファンブル。ボールがゴールラインを割ったか否かのギリギリのところで食い止めたものの、結果は湘南のゴールが認められ、湘南に、8試合ぶりの先制点を許す展開で、試合は動き始めた。
 
前半32分。湘南1-0仙台。
 
しかし、仙台も負けじと奮闘。失点から5分後。右サイドの梁から、中央のウイルソンへクロスが供給されると、ウイルソンがこれをヘッドで強烈に叩き込み、これが決まって同点。このまま試合は、ハーフタイムを折り返す事になった。
 
前半37分。湘南1-1仙台。
 
迎えた後半。またも、湘南に与えたコーナーキックから、今度も強風でボールが流れ、卓人の右手から逃げていった。このこぼれ球を、詰めてきていた湘南の選手に押し込まれ、2失点目を喫してしまった。
 
後半13分。湘南2-1仙台。
 
今季、2得点以上を獲れていない仙台にとって、「2失点」はあまりにも痛い戦況だ。ところが、この2失点目から僅か6分後。今度は、仙台の攻撃の隙を突かれ、カウンターから3失点目。GK林卓人とディフェンスの連携ミスで、相手に頭でシュートを打たれてしまい、これが、仙台ゴールネットへ転がり込んでしまった。
 
後半19分。湘南3-1仙台。
 
もはや、万事休す。ここから3点を奪っての逆転など、今季の仙台の得点力を考えれば、ほぼ無理に等しい状況だった。
 
この後、39分に得たPKをウイルソンが決め、「湘南3-2仙台」の状況まで盛り返すが、そこから欲しかった「3点目」は、やはり産まれず、獲得したPKは、仙台のコーナーキックのシーンにて、湘南の相手が「仙台の蜂須賀選手を倒してしまった」と主審が判断したものだった事から、運よく得られたものに過ぎず、実力でもぎ取った得点とも言い難いところがある。実質、この日はウイルソンの1得点のみという見方が現実的だろう。このPKで、せめて同点に追い付いて勝ち点1を獲得したというなら意味もあるが、そのPKを得てもなお、1点届かずに敗戦を喫してしまっては、ここで得たPKなど、何の意味も無い。
 
後半39分。湘南3-2仙台。その後も続けた猛攻も実らず、結局、試合はこのまま敗戦。16位と降格圏に沈む湘南を相手に、全く持って無駄な勝ち点3を献上してしまった。
 
コーチ陣も、選手も。みな、頑張っている事は、充分に判っている。負けるつもりで臨む試合など、一つもないし、サポーターだって、アウェイに「結果なんかどうでもいい」という気持ちで遠征する人など、誰一人としていないだろう。しかし、こういう試合を見せられてしまうと、どこにもぶつけようもない「怒り」と「落胆」と「悔しさ」が、滲み出て、込み上げてくる。
 
結局、7月31日から始まった8月の7連戦は、3勝2分2敗。勝ち越しはしたが、盆前の「3連勝の貯金」は、盆明けの4戦未勝利で完全に使い果たし、今や、いったいいつこの状況から脱せられるのかという点で、不安を掻き立てられている。
 
試合前のプレビューで、「いつも仙台は秋口に調子を上げてくる」とは書かせて頂いた。だが、今節の試合を観る限り、その説明は、この場で撤回させて貰うしかない。
 
おそらく、天皇杯や日本代表戦によって2週間空くリーグ戦の休戦を経ても、この状況は変わらないだろう。
 
次節は、最下位に沈む大分が相手だ。
 
もちろん、勝てる保証など、どこにもない。おそらくは、湘南戦以上に苦しい展開を強いられるだろう。もはや、「ホームアドバンテージ」という言葉すらも、おこがましくて口に出したくないくらいだ。
 
それでも、今節の湘南戦で、梁からウイルソンへ繋がったボールが、湘南ゴールネットを揺らした瞬間は、嬉しさが爆発した。やはり、仙台が得点するシーンは、力を貰えるのだ。
 
次節の大分戦も、勝てるような予感は筆者には無い。はっきり言えば、負けてもおかしくないとさえ思っている。あのデカモリシが好調らしく、今節は、途中出場から2得点を挙げた。前回対戦では、アウェイで1-0で仙台が勝っているが、当然、そのリベンジを狙って、ユアスタに乗り込んでくるだろう。
 
次節も、「欲しい3点目」は、相当に厳しいだろう。これまでの得点力の流れを観れば、ウイルソンが絡んでの1得点がせいぜいだ。そして、大分に2点を奪われ、ホームの地で、最下位のチームを相手に、またしても無駄な勝ち点3を献上する事になる可能性は、充分にある。
 
だが、本当は、そんな「醜態」を観たいはずも無い。
 
仙台がゴールを決めるシーンを。
勝利を収める瞬間を。
 
私たちサポーターと共有して、一体感を味わうために戦っているはずだ。
そして、サポーターの中にも、普段の生活の中で強いられている苦労と苦難の繰り返しを、仙台というチームの応援を通して、ゴールや勝利の瞬間から、パワーを貰いたいと願っている人が居るはずだ。そういう人たちに、少しでも、パワーを分け与えて欲しい。
 
いったいいつまで、不甲斐ない試合を繰り返すつもりなのだ?
 
頼む。勝ってくれ。
 
ゴールを決めて、勝つ試合を見せてくれ。
 
それによって、気持ちで支えられる人々が居る事を、今一度、思い起こして欲しい。
 
ベガルタの戦いは、私たちサポーターの戦いでもあるんだ-。



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