訪問者数:

ページビュー:

第27節 vs 横浜FM戦プレビュー データ上は好相性な対戦カードも、ゲームメーカー・中村俊輔を軸としたベテラン軍団は現在首位を快走。「彼」をキッチリ止めて無失点を目指すのが、勝利に一番近いか。ガチガチの防衛戦が予想される今節、上位進出の名乗りを挙げるには1-0覚悟の我慢較べも必要。

トラックバック(0)
■サッカーブログランキングに参加しています、ご協力をお願いします■
にほんブログ村 サッカーブログ ベガルタ仙台へ
にほんブログ村

 失点26の横浜FM vs 失点27の仙台。それぞれ、リーグトップ3位と4位の直接対決となる今節は、お互いの堅守性をぶつけ合う、我慢較べの様相となりそうである。

 
J1第27節、仙台 vs 横浜FMの一戦は、秋晴れの快晴の中で行う事が出来そうな予報。最高気温も21℃と、観る側もプレーする側もサッカー日和。プレーに集中できる環境の中で迎えられそうだ。

 現在、首位を快走中の横浜FM。大宮アルディージャの昨年から続く連続無敗記録の話題の陰に隠れてしまったはいたが、横浜FMは今季の開幕から6連勝を記録するなど、シーズンを通して、ここまで順調に勝ち点を積み上げてきた。その結果、大宮8連敗の大ブレーキという状況運を受け、現在、シーズン序盤以来の首位に躍り出ている。

 
彼らの好調の原動力は、既に周知の通りである「ベテラン選手の活躍」にある。中村俊輔35歳を筆頭に、マルキーニョス37歳、中澤佑二35歳、そしてドゥトラに至っては40歳。彼らが攻守の軸となり、中堅以下の選手を牽引している。以前に仙台在籍経験もある富澤清太郎でさえ、もう31歳。現日本代表の栗原勇蔵も30歳になった。GKの榎本哲也も今年30歳になった事から、前節の清水戦の先発メンバーの中で、30歳未満はなんと、小林祐三(27歳)・中町公祐(28歳)・兵藤慎剛(28歳)・齋藤学(23歳)の4選手のみ。なるほど、「オジさん軍団」と呼ばれる訳である。
 
ただ、やっているサッカーについては、無駄のない、合理的なサッカーである。サッカーの醍醐味の一つでもある「運動量」の点では、他の若いチームには及ばない部分を、経験からくる「読み」と「巧さ」でカバーし、着実に得点と勝ち点に繋げてきている。爆発的な得点力というよりも、攻守のバランスを上手に操って、僅差で勝ち点を稼ぐ印象が強い。特に、あのマルキーニョスのゴールへの嗅覚は衰えておらず、相手のミスをそのままゴールに繋げてしまう巧さには脱帽ものだ。仙台は、惜しい選手を、震災の年にやむを得ず手放してしまったものである。また、中村俊輔に至っては、日本への帰国後では、今年がピークではないかと言うほど絶好調だ。フリーキックからの得点も冴え渡り、「俊輔と優勝を」が、今年のマリノスのサポーターの合い言葉になっていると聞いたこともある。
 
それでも、マリノスからみれば、「仙台戦」は、実は不相性な相手だ。2010年に仙台がJ1へ再参戦したあとの対戦成績をみると、3勝3分1敗と大きく勝ち越している。最後に敗戦したのは、2010年の仙台J1復帰後の初戦だった、17節のホーム戦のみ。(仙台0-1横浜FMで敗戦)これ以降は、一度もマリノスに負けていないというデータがある。
 
もちろん、過去データからみる相性の良さだけで、今節の勝敗の行方を伺うつもりはない。今節、横浜FMを撃破するには、まず、中村俊輔を始めとする、好調攻撃陣をダマらせるための、前線からの積極的な守備が必要になると予想しているが、ここは完全復活したと見て良いだろうか。仙台は怪我人が次々に戦線へ復帰しており、昨年の好調時のメンバーが先発に顔を並べられるようになるのを境に、仙台は、天皇杯を含めて、現在公式戦3連勝&3戦無失点。苦しかった8月後半の4戦未勝利の苦境を乗り越え、「堅守の仙台」を取り戻した感がある。
 
まずは、この堅守性を、前線から積極的に繰り出して、横浜FMの中盤に、仕事をさせないようにする事が肝要。つまり、「得点への欲望よりも失点への配慮が優先」だ。そしてこれは、横浜FM側にも言える事だろう。また、ここ2戦で8得点と爆発的な得点力を繰り出してきた仙台の攻撃力を、横浜FM側が警戒しないはずはない。お互いに、「まずは失点しないように」という配慮から入る試合の様相が、今から目に浮かぶようである。
 
この一戦は、ガチガチの防衛戦で、お互いを牽制し合う時間帯が長く続きそうな予感。「前半を0-0で折り返し」くらいは、安易に想像できそうな状況だ。おそらくは、その上での後半勝負になるだろう。
 
試合の行方の読みが難しいのは、もし、前半の早い時間帯に、どちらかに得点が産まれたときの展開。どちらも失点に強いチームとあって、仮に1点ビハインドでも、後半の勝負どころまで我慢するのか。それとも失点後は、只でさえ堅い相手の守備を早めに崩して追い付くべく、戦術をガラッと切り換えて、攻撃的に撃って出るのか。
 
試合の様相としては、後者のほうが、オープンな展開となって見応えが出て来そうで面白そうだが、例え1点差でも、点差が付いた瞬間に、お互いに苦しい展開を強いられると予想。失点を受けて攻めるほうは、堅守チームから得点を奪わねばならず、逆に得点を受けて守るほうは、相手の攻撃の圧力に耐え続けなければならない。どっちに転んでも、決して楽な試合展開にはならないだろう。
 
この一戦の見どころは、「いつ均衡が破れるか」。失点の少ないチーム同士の対戦であるが故に、お互い、均衡が保たれている時間帯が長いほうが楽ではあるはずだが、早めに均衡が破れてしまい、試合が突然に動き出す可能性も、充分に考えられる。
 
いずれにせよ、仙台としては、ここで好調・横浜FMを止めなければ、奇跡的な逆転優勝など、まず起こらないだろう。更なる上位進出の足掛かりとするためにも、「上位キラー・仙台」を如何なく発揮するべき刻だ。
 
J1での勝利には、1試合平均2得点以上の得点力が必要だが、この一戦に限っていえば、1-0でも充分。仙台としては、ホームならではの豊富な運動量で、横浜FMの中盤を食い破り続け、相手にこちらのディフェンディングサードへの侵入すら許さない、積極的な中盤~前線での守備に期待したい。
 
その上で、獲るべき刻に得点を挙げ、1-0での勝利を。
 
今節にモノを言うのは、シュート数ではなく、得点機のシュートの精度だろう。89分間に仕事を出来なくても、残り1分で、フォワードが仕事をすれば勝てるのがサッカーだ。相手の横浜FM側は、ハマのメッシ・齋藤学が出場停止である事に加えて、マルキーニョスも足を痛めており、この仙台戦は出場微妙とも聞く。それでも、最低限ベンチには入るだろう。だがもし、マルキーニョスが出て来ても、一切仕事はさせない。
 
実はマリノス、首位に居ながら、現在はアウェイ2連敗中だ。そして今節は、過去6戦で1勝も出来ていない仙台とのアウェイマッチ。彼らの脳裏には、マイナスのイメージがこびり付いている事だろう。いくら「今節の対戦には関係ない過去データ」とはいえ、印象の悪さまでは払拭できない。
 
しかしながら、「やってみなければ判らない」のも、サッカーの醍醐味と魅力だ。だからこそ、マリノスを1-0で撃破して無失点の3連勝を果たす、逞しい仙台イレブンの姿を想像しつつ、今節も、ユアスタへ足を運びたい。
 
首位チームを撃破する痛快さを、選手と共に-。



■サッカーブログランキングに参加しています、ご協力をお願いします■
にほんブログ村 サッカーブログ ベガルタ仙台へ
にほんブログ村